東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2018年10月26日金曜日
パパ活
「パパ活」が大流行しているらしい。何事も合理的、短絡的にコトが進むようになった時代を象徴している話だ。
若い女子がオジサマとお付き合いして小遣いをもらったり買物に付き合わせる。パパ活を定義付けるとしたらそんな感じだろう。
基本的に肉体関係はナシで食事や酒のお供をするのが一般的なスタイル。食事に同席してもらうだけでカネを払うのもどうかと思うが、売春前提じゃないからオジサマにとっても罪悪感や背徳感とは無縁なのだろう。
建前上、肉体関係うんぬんの心配がないと言うことで、フツーの女子が気軽に手を出すわけだ。その点もまたオジサマ達を引きつける。
ギャラ飲みという言葉がある。やはりフツー?の女子がオジサマの酒の席に混ざることで小遣いをもらうパターンだ。これもパパ活の一種なんだろう。
良いとか悪いという話ではなく、需要と供給があってこそ成り立つわけだ。インターネット社会という背景も考えれば自然なことなのかもしれない。パパ活専用サイトもゴロゴロ存在する。
女子は食事して酒に付き合うだけで1万円もらえるとする。月に5,6回やれば5~6万の臨時収入である。アルバイトでそれだけ稼ぐことを思えばパパ活のほうがラクチンだ。ウマいものにもありつける。
オジサマのほうも素人?の可愛い女性にご馳走して、お世辞を言われて鼻の下を伸ばす。色っぽい関係に発展したいという下心もある。実際に商談の上で別途お手当付きでそうなる展開も多いのだろう。
言ってみれば基本料金1万円である。オジサマからすれば高級クラブでこなれたホステスさんに絡め取られるより安い。安いだけではなく、あくまで“素人”という看板に吸い寄せられちゃうわけだ。
先日、友人が評判の高いというパパ活サイトを教えてくれた。興味シンシンで覗いてみたが、フムフムなるほどって感じだった。
一種の商談サイトみたいである。フリーマーケットの様相だ。手慣れた感じでお茶だったらいくら、食事だったらいくらなどと自ら価格表示している女子もいる。あれでもカテゴリー的には「素人」なんだろう。
それにしてもお茶を一緒に飲むだけで小遣いをあげるオジサマって実に不思議だ。何が楽しいのだろう。おそらく、お茶を共にしながらそれ以上の関係について打診しているはずだ。
サイトには、ぱっと見は普通の可愛らしい女性がたくさん表示されていたから、余裕のあるオジサンだったら足を突っ込みたくなるはずだ。妙に納得した。
パパ活あっせんを目的とした飲み屋さんもあるらしい。わが悪友の中にはそこで数々のハッピー!?を手にした男もいる。私も興味はあるがまだ行ったことがない。
私の場合、夜のクラブ活動で絡め取られているから、そこから派生する義理みたいなモロモロが多くて、パパ活まで手が回らないのがホンネである。
考えてみれば、クラブ活動に付きものの「同伴」という行動も一種のパパ活みたいなものだ。
食事して酒を飲んで、その後の発展は基本的に無く、結局は店に連行されるわけだからオジサマ達にとってはビミョーな話である。
食事だけで満足しているオジサマはどのぐらいいるんだろうか。“その先”をつい期待しちゃう私のような俗っぽい男のほうが多いと思うが実際にはどうなんだろう。
案外、ただ食事をともにするだけで充分に満足している大人は多いのかも知れない。
家庭平和を壊したくないとか、メンドーは避けたいとか、ソッチ方面の元気がないとか、理由はいろいろだろう。よくよく考えればそう考えるほうが普通だ。
あわよくばネンゴロになることを目指す私のほうがヘンテコである。まあ、私の場合、独身貴族のつもりでいるから狩人精神が消えないのも仕方がない。
こういうメンドーな中年男が、パパ活みたいな話に乗っかってバカなことをしでかすのだろう。気をつけないといけない。
男心、いや、オジサマ心は繊細で複雑である。
繊細?複雑?やりたいだけだろ。
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