東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2018年12月26日水曜日
赤坂見附「七拍子」、銀座「美らしゃぶ亭」
15年ぐらい前だったか、鹿児島を旅した際に「豚しゃぶには蕎麦つゆ」という定理を学んだ。それ以来、バカの一つ覚え状態だ。
抜群に美味しい豚しゃぶを食べさせる店が銀座8丁目の「美らしゃぶ亭」だ。小、中、高の2コ下の後輩がオーナーだから言うわけではないが、圧倒的に美味しい。
お値段も結構な水準だ。普通の牛肉のしゃぶしゃぶ専門店のほうが安く上がるかもしれない。それでも私は牛のしゃぶしゃぶより断然こっちを選ぶ。
沖縄の銘柄豚を常時6種類ぐらい揃えている。かの有名な幻の豚「アグー」が上から3番目ぐらいの値段設定である。
パイナップルを食べさせて育てたという、その名もパイナップルポーク、サトウキビで育てたキビまる豚など、見た目も麗しい豚肉がラインナップされている。
つけダレは、シークワーサーぽん酢、シークワーサー塩ぽん酢、蕎麦つゆの3種類が標準で出てくる。もちろん、私は蕎麦つゆ派だが、その他のタレも美味しいらしい。
しゃ~ぶ、しゃ~ぶと豚肉を5~6秒も鍋で泳がせばほんのりピンクに色づく。甘味と旨味が凝縮されていて最高だ。10秒も泳がせたらやり過ぎなぐらいである。
どの銘柄豚も肩ロースとバラが用意されている。赤身部分が多いのが肩ロース、白っぽいのがバラだ。
バラはぱっと見は白過ぎて敬遠したくなるのだが、そこが豚と牛の違いである。断然バラがウマい。ちっともクドくない。甘味が最高だ。
初めて連れていく人が相手だと肩ロースも注文するのだが、リピーターと一緒だとバラしか頼まない。肉の脂がすっかり苦手になった私が断固そうしているわけだから間違いないと思う。
こちらは単品メニューのアグーソーセージだ。素直にウマい。単品には定番の沖縄料理のほか、シュウマイや餃子なんかもあって、どれもキチンと美味しい。
綺麗な個室もあるから接待のような場面でも使えるし、デートにも使える。価格帯の面で若い客は少数派だから、大人向きの良い店だと思う。
さて、話は変わる。
親しい友人が居酒屋をオープンさせた。赤坂見附の「炭火焼 七拍子」がそれ。大学時代に応援団で活躍した男だから、それに由来する店名にしたようだ。
先日、まだ内装の仕上げ段階の時期に無理を言って宴会をやらせてもらった。テーブルが4卓とカウンター。ヤツが切り盛りするには程よい大きさだろう。
どんなメニューが定番になっていくのか、まだ分からないが、宴会用に出してもらった料理を食べる限り、友人がこれまでいろいろ経験したことが活かされているようで楽しみだ。
まあ、こういう店はグルメぶって何がウマいのマズいのと言うジャンルとは違う。見知った顔で集ってワイワイやるのが正しい使い方だろう。
この日はやたらとウマいステーキや炭火で美味しく仕上げた焼鳥などのほか、「痛風鍋」と称するオッサンなら卒倒するような鍋を出してもらった。
白子やカキやタラがテンコ盛りだった。旨味たっぷりでホカホカになった。〆の雑炊の味は私のボキャブラリーでは表現できない。まさに天国にいるかのような味だった。
赤坂見附は東京各地から集まりやすい場所だ。友人たちと集える店がそんな場所にできたのは有難い。来年はヘビーユーザーになっていると思う。
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