東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2018年12月7日金曜日
アンチエイジング
アンチエイジングという言葉が好きではない。何となく痛々しく聞こえてダメだ。年齢にあらがうという発想に無理がある。
歳は上手に重ねればいい。心の在り方はいつまでも若くありたいが、見た目に関してはこれはもう自然の摂理である。
とかいいながら、私自身、ハゲ防止のための努力を10年以上欠かさずに続けている。そのせいで「アンチエイジングに必死なヤツ」と受け止められるのもシャクである。
ポツポツ増えてきた白髪は目につけば何気なく抜いてしまうが、染めようと考えたことはない。いい感じに白髪混じりになることにはさほど抵抗はない。
今日こんな話を書き始めたのには理由がある。最近、立て続けに「顔がくすんでいる」だの「顔の肌が不健康そうだ」みたいなことを言われて、最低限の美顔に取り組もうと決意した。
美顔などと言うと、なんだか負けた気がする。男は黙って素で勝負と言い続けてきたのに、ついに洗顔ナンチャラとか美肌乳液だのエタイのしれない男性用化粧品を買ってしまった。
男性用化粧品っていう言葉が気持ち悪い。化粧品である。化けるための品である。そんなものに手を出してしまったことは、男子一生の不覚だ!?。ここで告白することで一種の懺悔にしようと思う。
ドラッグストアの男性用化粧品コーナーで商品をしげしげと眺めてみた。顔のパックまである。さすがにそこまでする勇気はない。
誰も見ていないにしても、大の男がパックするなどブキミ過ぎる。とはいえ、ちょっとやってみたい気持ちもある。ヤバい傾向だ。
結局、汚れ取り洗顔フォームとエイジング乳液みたいなものをいくつか買ってみた。買っただけで自分の顔が綺麗になった気がした。
いままで顔を洗うのはシャンプーのついでに泡だった手で顔までざっと洗うぐらいで、あとは歯磨きついでに石鹸もつけずに水かお湯でバシャバシャするだけだった。
普段も夕方になったらコンビニで売っている顔専用のウェットティッシュみたいなヤツで軽くゴシゴシする程度だった。本格的な洗顔グッズは人生初の体験である。
で、数日間、朝に夜にマジメに使ってみた。私はこういうところはちゃんとしている。サプリだって飲み始めたら忘れずに飲む。
さて、肝心の結果だが、無頓着な私が気づくほど顔面皮膚がスッキリした。良いことである。
まあ、いかにそれまでの私の顔が汚れにまみれていたかということでもある。割とハッキリと綺麗になった。ちょっとビックリした。
なんかツルんとなった。夕方になると生じていた変な脂感も収まってきた。ここ数年の間に頬ずりしたすべての女性にお詫びしないといけない。
効き目があったのは汚れを浮かせて除去するという触れ込みの洗顔フォームだと思う。手に取った泡を顔中にマッサージするように塗りたくり、しばし放置してから洗い流す。
その商品が良かったというより、単に私がヨゴレ男だったから専用の洗顔石鹸でも普通に綺麗になったのかもしれない。でも、せっかく買ったからそいつのおかげだと信じたい。
すーっとサッパリしたあとは、乳液をベタベタ塗りたくる。髭剃り後の安っぽいローションしか知らなかった我が顔面皮膚が心なしか活き活きしている。
世の女性が、死にものぐるいになって顔中にいろんなものを塗りたくることが不思議だったのだが、今になってその意味が分かった気がする。
問題は私の凝り性な性格である。ちょこっと買った洗顔シリーズで効果があったとなると、より本格的?な商品に手を出したくなる。
そっち系の商品も妙に高いヤツがゴロゴロあるらしい。そんなものに引っかからないように気をつけないといけない。
ということで、今後も麗しい女性をターゲットに今まで以上に頬ずりを積極的に仕掛けていこうと思う。
良い心掛けです。
返信削除ツヤオさん、ツヤツヤしないし過ぎない程度に頑張ります!
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