東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2019年2月25日月曜日
居酒屋メシ
大衆酒場でホゲホゲする私である。顔は映っていないが実に楽しげにくつろいでいる。まさに憩いの時間だ。
好きな食べ物は?と聞かれたら答え方はいろいろあるが、突き詰めれば「居酒屋メシ」が一番好きかもしれない。
やたらと豊富なメニューからその日の気分でアレコレ選んでちょっとずつ食べるのが居酒屋メシである。
ある程度ちゃんとした料理を出す居酒屋は、がっつり食べられなくなってきた世の中高年にとってはオアシスだ。
一人暮らしの私は夕飯を自宅で食べることはほぼ無い。外食中心だ。“食の百貨店“みたいな居酒屋は、頼れるダイニングスペース?である。いわば奥さんやお母さんみたいな場所である。
定食屋みたいな場所だと、出てきたものをささっと食べて終わりである。ちょっと味気ない。朝飯やランチではない夜のひと時は少しはダラダラしたい。
そんな時こそ居酒屋メシである。「メシを食う」という生きるための行動ではなく「楽しむ」という意味合いが加わる。
当然、アルコールはより取り見取りだし、タバコも吸い放題である。当たり前のことだが、こんなスタイルの飲食店は世界的に見れば貴重な存在だろう。
世界遺産にすべきだと思う。
上の画像は焼きとんに七味をぶりぶりふりかけた状態である。世のグルメ評論みたいな世界では無視されている食べ物だが、実にウマい。
世界遺産にすべきだと思う。
しつこいか・・・。
はんぺんチーズ焼きに馬肉ユッケである。ウッヒョヒョみたいな味がする。こんなツマミを相手にホッピーや梅たたきサワーで喉を潤すと悶絶する。
クソ高いワイン片手に得体の知れないフレンチを食べるのとどちらかいいか。考えるまでもない。ミシュランガイドなんかとは世界観、いや宇宙観が違う。
一連の画像は、池袋にある我が憩いの大衆割烹「南国ファミリー」で出てきた一品である。
遠からず職場が移転する見込みなのだが、池袋で名残り惜しいのはこの一軒である。
こちらは我が親友が昨年末に開いた赤坂見附「七拍子」の愛すべき品々である。
焼鳥の味はかなり高水準だ。何を頼んでも外れはない。店主の焼鳥修行が成果を上げているようだ。
他の二つは牛すじ煮込みとレバー味噌炒めだ。太っちょの店主らしいガッツリ系の味付けだ。まさに男メシと呼びたくなる。
春ぐらいからはメニューが増えるらしい。すっかり胃袋がヘタレ親父になってしまった私としては、アッサリ系のツマミも増やしてくれとリクエストしている。ちょっと情けない。
昭和的大衆酒場の王道メニューがハムカツである。どこの居酒屋にもありそうだが、意外に発見率は少ない。
赤いウインナー、マカロニサラダ、ハムカツが揃っている店が私の理想なのだが、なかなかすべてが良い感じに揃っている店は少ない。
画像は銀座の小粋な小料理屋「おかやす」のハムカツ。場所柄ちょっと上品だ。シソだか大葉が入っている。
ジャンク気分の時にはそんな上品さをビミョーに感じるが、銀座にいるときの私はダンディー紳士のフリをしているので上品に味わっている。
こちらは豊島区某所にある私の秘密基地的な某焼鳥屋での画像。半生の鶏のユッケだ。甘めのユッケダレと味の濃い卵黄が混ざり合ってジューシーな鶏肉を彩る。
サッパリしながらもこってり感もある。これを肴に生グレープフルーツサワーをグビグビ飲むのが暇な日の私のルーティンみたいになっている。
居酒屋メシを語り始めるとキリがないのでこのへんにしておく。
死ぬまでにあと何回ぐらい居酒屋メシを楽しめるのだろうか。1年に25回行くとしたら20年で500回である。
なんかちょっと有り難みが失せた。
0 件のコメント:
コメントを投稿