東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2019年2月27日水曜日
居酒屋メシ パート2
前回に引き続いて居酒屋メシの話。富豪記者というタイトルにふさわしくないネタだが、エセ富豪である私にとって、銀座のクラブより居心地の良いのが居酒屋だ。
グルメ評論みたいな世界とは別次元のものだが、居酒屋メニューのちょこっとした工夫は家庭料理にも大いにヒントになる。
私が家庭を持っていたら、いろんな居酒屋のメニューを奥さんに伝授して、わが家流アレンジのツマミのラインナップが相当増えるはずだ。
まあ、家庭があったら頻繁に居酒屋には行かないだろうから、そんな話は成り立たない。ビミョーだ。
ササミの串焼きにデロデロ~っとチーズを乗っけた一品である。誰でも出来そうだが、居酒屋メニューにあったからこそ気付くような作り方だ。
ササミの退屈な味がデロデロチーズのおかげで様変わりする。大げさに言えば御馳走っぽい雰囲気になる。
鶏肉をややレアに焼いてキムチとあえた一品だ。これまた酒のアテとして優秀だ。キムチ単体だとツマミとしてはパンチが効きすぎる感じがあるが、鶏肉と混ざることでバランスがよくなる。
ウズラやトマト、半熟タマゴなんかをベーコンやバラ肉などで巻いて焼く一品も同じだ。単体だと面白くも何ともない味だが、コラボ効果?のおかげでニンマリする味になる。
先日、ディープタウン池袋で人気の「ひなた」というやきとん屋に出かけた。割と大箱なのにいつでも混雑している。
小綺麗でメニューも豊富。安くてウマいから繁盛しているわけだが、もずく、めかぶ、キャベツなどは100円というビックリ価格だ。
山芋漬け、梅キュウなども150円、200円という値段だから、肉々しい串モノや揚げ物の合間にドシドシ頼めば、正しい中和作用が働く。
サワーなど割りモノの定番であるキンミヤ焼酎をシャーベット状で出す「シャリキン」が頼めるのもオツだ。画像は大衆酒場の隠れた銘品バイスのシャリキンサワーだ。ただただハッピーである。
銀座のバーでシングルモルトを舐めるより間違いなく幸福だ。いかんいかん、そっちはそっちでダンディージェントルマンを目指す私にとって大事な仮の姿だからディスってはいけない。
いろいろとウマかったが、ネギタップリのレバ串が酒飲み親父にとっては至高の一品だった。
居酒屋メシを楽しむ時は、ホッピーやサワー類を相棒にすることが多い。鰻屋さんやお寿司屋さんとは違う酒の楽しみ方だ。
回転寿司に行ったら、コーンマヨ軍艦やらツナ軍艦、エビマヨ巻きなんかを頼みたくなる感覚と似ている。
こちらはディープタウン池袋の隣のモアディープタウン大塚の居酒屋「えんや」での一コマ。
梅サワーである。梅干しをグチュグチュと潰しながら飲むオジサマ御用達の酒だ。
グラスを代えずにおかわりを重ねるたびに梅干しも追加される。グチュグチュの楽しみが増していく。
グラスの半分ぐらいが梅干しの残骸で満たされると、「オレもいっぱしの酒飲みになったものよの~」とつぶやきたくなる。
ただの塩分過多である。
同じ店で出てきた「エビカツタルタル」である。悶絶した。こういうものをサワーやホッピーで味わうと、我がニッポンの居酒屋文化に最敬礼したくなる。
前回に引き続き、やはり居酒屋メシを書き始めるとキリがない。
この辺にしておく。
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