2019年4月26日金曜日

京橋 煙草 靴 牛タン 


職場が京橋に移って1週間が過ぎた。なかなか落ち着かない。長年、同じ場所に通い続けていたわけだから、新天地に移ったことは新鮮だが、さすがにいろいろと勝手が違う。


オフィスからの眺めも慣れないし、一歩外に出ても、いまだに方向がよく分からない。まあ、そんな状態も新鮮で楽しいのだが、大問題なのが喫煙環境だ。

移転前は社屋内に空きスペースがいっぱいあったから、割とタバコを吸うのには困らなかった。

今回のオフィスが全面禁煙なのは仕方ないものの、ビルに外階段やベランダが無い。これがキツい。ちょろっと一服する場所がない。

おまけに、ビルの周囲も妙にノッペリとしていて、裏路地みたいな場所が見当たらない。人目に隠れて一服するのが厳しい。

徒歩2分の場所に善意の喫煙コーナーを見つけたので、なんとか悶絶死することは避けられたが、「タバコのために徒歩2分」という惨事が豊島区から中央区に移った象徴的なトピックだ。


京橋というエリアは日本橋と銀座の間に佇む良い意味で地味な街だと思う。中心部は再開発されて割と賑やかだが、少し入れば昔ながらの古美術商が点在してしっとりした印象がある。

イケイケっぽい雰囲気がないのが嬉しい。上質な大人の街などと言うとちょっと大げさか。でも個人的には凄く居心地の良い街だと思う。

気のせいか、街を歩く人々の靴がシュっとしている。まあ、魔都・池袋が比較対象だから違いがあるのも当然だろう。

いまどきの若い女性が履いているドテッとした靴が好きではないのだが、こっちエリアではあまり見かけない。キリっとした靴を目にすることが多い。

池袋との大きな違いは純粋にホワイトカラーの労働人口が多いという点だろう。パンクロッカーとかコスプレ姉さんを見かけることはないし、路上で大声で喧嘩している中国の人もいない。

界隈のウマそうな店、居心地の良さそうな店をネットなどで情報収集中だが、まだじっくり散策する時間が取れていない。連休明けから本格始動だ。


こちらは会社の人間とふらっと入ってみた居酒屋で出てきた茹で牛タン。妙にウマかった。ちょっと感動するレベルだった。
「舌菜魚」というお店。

右も左も分からない慣れない場所で、適当に入った店が当たりだと何だかトクした気分になる。これって旅行の感覚に似ている。

旅行気分で職場に通うことが出来たらハッピーである。憂鬱な顔して通勤するより精神衛生上も良い。

慣れてしまったらそうもいかないだろうから、せいぜいこの1,2か月は旅行気分が維持できるようにしたい。

★★次回の更新は5月8日からになります。

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