東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2019年5月13日月曜日
普段着の時に履く靴
これまで靴の話をアレコレと書いてきたが、基本的にはカッチリしたビジネス用の革靴のことばかり論じてきた。
http://fugoh-kisya.blogspot.com/2016/07/blog-post_11.html
http://fugoh-kisya.blogspot.com/2013/08/blog-post_28.html
スーツ以外の普段着の時は、靴へのこだわりが割と弱まる。弱まるというか、結構テキトーである。
本当の靴好きなら、いついかなる場面でも靴に熱い情熱を注ぐのだろうが、私の場合、元来のズボラさのせいで、スーツ以外の時は、ズックのカカトを踏みつぶして歩いたりする。
だいたい、普段用の靴はセール品ばかり買っている。男の勝負靴はスーツに合わせる高級靴だと思い込んでいるので仕方がない。
私にとって普段靴の定番はクラークスである。なんてたって歩きやすい。本場・英国発祥だし、靴専業メーカーだという点もなんとなく安心する。
旅行に行くと毎日1万~2万歩ほどいそいそ歩くので、頑丈で履きやすいクラークスを相棒にすることが多い。
青いのはパラブーツのスニーカー、もうひとつはローマの街角で衝動買いしたノンブランドのスニーカーである。
さすがにパラブーツはちょっと値が張ったが、後者は5千円もしなかった。当然、安物の履き心地は悪い。
スニーカーのクセに履き心地が悪いというのは致命的である。でもそのあたりがイタリアの洒落っ気なんだろう。
スペインの老舗・カルミナの靴も3つ4つ持っている。英国靴、イタリア靴の陰でややマイナーな扱いを受けているが、スペイン靴も侮れない。
カルミナの靴もキッチリ丁寧に作り込まれていて個人的には気に入っている。安くはないが、英国、イタリア、フランスあたりの有名靴メーカーより気軽に購入できる。
この黄色いほうなどは割としょっちゅう履いている。足に馴染んできてヘタなスニーカーより楽チンだ。
お次はテストーニのスリッポン。テストーニの靴はイタリア靴の中でも高級路線だが、これはゲロ安で手に入れた。
ご当地であるボローニャに行った際に、駅近くにある直営のアウトレットで1万円もしない値段で手に入れた。
ボローニャつながりとしては、ステファノブランキーニの洒落靴も普段着の際の私のキメ靴である。
ステファノブランキーニの靴にしてはやけに重たいのが玉にキズだが、この押出しの強さは魅力的だ。微妙な色合いや紐の感じも適度にイヤらしい。
私にとってイヤらしいという表現は褒め言葉である。官能的と言うと大げさだからイヤらしいという言い方を肯定的かつポジティブな意味で使っている。
食べ物を評価する時だって同じ。ウマい味はエロい味と同義語だと思う。イヤらしい、エロいといった言葉は、人間の欲求にアピールしているという意味で良い意味の言葉だと思う。
そういう屁理屈で自分のイヤらしさ、エロさを正しいことのように力説するのが私の悪いクセである。
なんだか話がトンチンカンのほうに流れてしまった。
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