まる4年暮らしたマンションを引っ越した。今度の住まいは新富町である。先週末に引越しを終えたが、とにかくバテた。
体力の無さを痛感する作業だった。引越し前日にオバサマ3人部隊が荷造りに来て、引越し翌日には荷ほどきサービスに来るというフルパックを使ったのにバテバテ。
移った先のマンションは以前のものよりわずかに2坪弱ほど面積が少ない。さほど気にしていなかったが、このわずかな差が私を悩ませた。
分かりやすくいえば、部屋や納戸、その他のスペースがそれぞれ1畳分づつ狭くなった感じ。思った以上にこの差は大きい。
ベッドの足元に置いていたスツール、足腰を鍛える健康器具、テレビ前の小さいテーブルなど、ちょっとしたモノが微妙に邪魔で、整理整頓に難儀した。
テレビを見るためのソファも新居ではオーバーサイズだから、結局、新調するハメになった。配送待ちだが、それが届けば一段落である。
ベランダも充分広いのだが、エアコン室外機の位置の関係で前から使っていた置き型ハンモックが設置できない。
まあ、文句を言っても始まらない。一人暮らしには充分過ぎるスペースだし、今後も余計なモノを処分する習慣がつきそうだから逆に良かったと思う。
幹線道路沿いのマンションだが、防音性に問題はなく実に快適。なんてたって向かいの建物の1階がセブンイレブンである。おまけに徒歩1分のスーパーもそれなりの品揃えだ。
転居を機にやたらといろんなものをストックする悪いクセともオサラバである。面倒なことが歳とともに苦手になってきたから便利な立地というだけで大満足だ。
タクシーは目の前をバンバン走っている。今までは閑静な住宅街だったからスマホのアプリで呼び出しても結構待たされた。そんなイライラともオサラバできるのが嬉しい。
今までは朝のベランダでの一服は目の前の緑を眺め鳥のさえずりを聴きながらだった。引越しを機にベランダの向かいはオフィスビルになり、聞こえるのも道路を走るバスや車の音に変わった。
これを味気ないと感じるのは平凡である。銀座が徒歩圏というやたら便利な場所に移ってきた“喜びの騒音”と捉えるようにしている。
4月末に職場が移転し、いよいよ住まいも落ち着いた。職住接近の完成である。転出届も前の区役所に郵送したし、まもなく中央区民になる。
前のマンションの退去立ち会い確認も終わった。「セカンドハウスとして使っていたんですか?」と言われたほど綺麗な状態で引き払えたので、何だか誇らしい!?気分になった。
杉並区で生まれ千代田区の学校に通い、大人になってからは新宿区、豊島区、文京区の中で何度か転居してきた私にとっては、今更ながら妙に新鮮な気分を味わっている。
このところ、五感を始め、いろいろな感度やアンテナがユル~くなっていたのだが、職場と住まいが一気に移ったことはかなりの刺激だ。感性を再浮上させるきっかけにしたいものである。
気分爽快、気力も充実、といいながら疲労困ぱい。それが実際のところだ。1泊でもいいから温泉でホゲホゲしたいところだが、なかなかタイミングが合わない。
でもバタバタしているのが妙に楽しい。
こんにちは、佃在住です。
返信削除たまたま見つけました。
いよいよ新富町ですね。私も佃にきて20年になりますが、
新富町近辺も随分変わりました。新しい店も増えましたが
古い店もまだ少しですが残っています。
橋を越えて佃月島の方にもおいでください。
隣で飲んでいるかもしれませんね。
佃在住さま
返信削除コメントありがとうございます!
まだ新参者で界隈を散策しているだけで、佃大橋を渡れていません(笑)。
近いうちに攻め込んでみたいと思います!