2019年7月26日金曜日

小さな贅沢

温泉に行きたいのだが、なかなか機会がない。ホントの富豪ならヘリでひとっ飛びして近場の温泉に行けるのだろうが、そうもいかない。

で、ヒマな日曜日にちょっと知恵を絞って?温泉気分を楽しんできた。

気軽に行ける距離に「大江戸温泉物語」があるのは知っているが、週末は芋洗いだろうから気がひける。

新幹線でサクっと熱海まで行って日帰り入浴もアリだが、ちょっと面倒くさい。休日に温泉気分に浸れて、おまけに混雑していない場所はなかなか見つけにくい。

というわけで考え出したのが、近所の温泉付きビジネスホテルのデイユースである。



近所に天然温泉大浴場が設置されていることをアピールするホテルがある。ドーミーイン八丁堀がそれ。

残念ながら日帰り入浴は受付けていない。そこで気付いた。ドーミーインというホテルチェーンはデイユースもやっているはずだ。

さっそくホテルの公式サイトをチェックしたが、そんな情報は無い。仕方なく一般のホテル予約サイトで探す。さすがにワガママなレジャーの実現に執念を燃やす私である。簡単に見つけた。

日帰り温泉としてはかなり割高になるが、そこは各種ポイントがやたらと貯まっているから、それをドッサリ使い、手軽な値段で予約した。

15時から7時間のプランで部屋も使えて、当然ながらサウナ付きの温泉は入り放題である。



日曜の宿泊客は多いはずないから、実際に大浴場は空いていた。ガラガラの時間帯も結構あったから、こんな画像まで撮影できたわけだ。日曜に温泉を独り占めできるなんて贅沢な話ではある。

お湯の質は温泉といっても東京でありがちな琥珀色の鉱泉だ。でも、一応にごり湯っぽいから気分は上がる。

サウナも誰もいないから歌も歌い放題で、禁断のオナラだって出したい放題である。部分露天みたいな浴槽の横にあるイスにふんぞり返って涼しい風を感じてうたたねまで出来た。

疲れたら部屋に戻ってタバコをふかして持ち込んだゲスな週刊誌を読む。普段わが家ではベランダでタバコを吸っているから、室内でモクモクできることが妙にハッピーで旅行気分を味わえた。

ここの温泉はヌルめだったから今の季節には最高だった。徒歩圏でこんな気分を味わえたのは、まさにプチ贅沢だろう。

立派な大浴場付きの系列のホテルが浅草にも出来たようだから、次回は水上バスにでも乗って訪ねれば更に旅行気分を味わえるかもしれない。



何度も部屋と風呂を往復してすっかりフヤけた後は、川沿いを散歩しながら築地と新富町の間ぐらいにある寿司店へ。

最近はやたらと家の近くの店を探索しているが、この店も初訪問。日曜営業している近所の店をネット検索して見つけた「鮨なかむら」という小粋な個人店だ。

場所柄、ネタは文句なしで、手の込んだ仕事もいっぱい施してある上等な店だった。ただ、おまかせコースを頼むお客さんが大半で、その場の気分でワガママに好きなモノを食べたい私とはリズムが合わない感じだった。

こういうスタイルの店が増えてきたから私も合わせたほうがいいのだろうが、なかなかそれが出来ない。われながら困ったものだと思う。

温泉旅館なんかでは出てくる料理をウホウホ喜びながら文句も言わずに食べるのに、お寿司屋さんとなると偏屈なコダワリに縛られてしまう。

まあ、それが私にとっての贅沢な時間だから、いまさら時流に迎合しても仕方ない。

というわけで、オチのない話になってしまった。

2 件のコメント:

  1. ドーミーインは金沢で利用したことがあります。
    ビジネスホテルだから女性は少ないかな、なんて勝手に思っていたら大間違い。
    天然温泉はイモ洗いでございました(-_-)
    それにしても、なんて健康的なデイユースの使い方でしょ。

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  2. 由乃さま

    ドーミーインは大浴場付きというポイントで人気があるみたいですね。
    快適な温泉があるならヘタなシティホテルより需要はあるでしょうね。

    健康的ですが、ワガママなデイユースの使い方でした!

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