2019年11月15日金曜日

ダメな大人 痩せる食べ方


体重を増やさないためには余計なモノを食べてはいけない。そんな思いが私を「罰あたり喰い」に走らせる。



デリバリーのピザの残骸である。残骸というか、ピザの生地だけ残して具材だけ食べた後の姿である。

一種の炭水化物抜きである。薄いのやらモッチリやらいろんな生地を選ばせてくれるピザ屋さんにぶっ飛ばされそうなヒドさである。

普通に食べるのと比べれば遙かにカロリー減である。行儀の悪さという意味では最悪だ。でも健康法の一つと自分なりに言い訳している。

一人暮らしをしていると誰かにとがめられることはないから、時々ヘンテコな食べ方をする。

大人としてダメである。その都度、反省してドンヨリした気分になるのだが、一晩寝ると忘れてしまう。いや、1時間ぐらいで忘れる。

デリバリーでハンバーガーを頼んでも、パンをほぼ残す。上のパンと下のパンを器用に唇でずらしながら中の具の部分だけを吸い込むように食べる。

ビッグマックみたいな真ん中に薄いパンが挟まっているパターンだと除けきれないから、真ん中部分は禁断の御馳走としてうやうやしく食べる。

ビッグマックは上から「パン、肉、パン、肉、パン」という構成である。上と下のパンを除けて「肉、パン、肉」として食べるわけだ。

その結果、1個じゃ足りずに2個、3個と食べてしまう。結局はカロリー過多だから意味不明である。



サンドイッチもなるべくパンを残す。片側のパンだけはじめからどかして横位置にして食べる。サンドしていない状態だ。だからいっぱい食べてしまう。やはり意味不明だ。

カツサンドだとパンに染みこんだソースが惜しいからついつい両面のパンを食べてしまうが、その代わりに端のほうのパンを残す。単に行儀悪いだけである。

最近、ハマっているのがケンタッキーフライドチキンの「衣の剥がし喰い」である。
揚げ物は衣がやはり気になる。店では絶対に出来ないが、ウーバーイーツでケンタが自宅に運ばれてきたら、必ず丸裸にしてしまう。

鶏肉は皮の部分がカロリーの塊である。フライドチキンの衣とともに皮も剥いでしまうと低カロリー食品に変身だ。

だったらサラダチキンを買ってくれば良さそうなものだが、そこはさすがにカーネルサンダースである。

衣を全部剥がして丸裸にした寒々しいチキンでもしっかりケンタの味である。充分アブラギッシュだし、充分しょっぱい。すなわち美味しい。

考えてみれば、衣を剥がしてもあの味がするってことは、どれだけ強い味付けなのかという意味でもある。ケンタ、恐るべしである。

衣を除くと当然食べる量は減る。子供に人気のドラム(脚)なんて剥き出しにすると実に淋しくか細い雰囲気を漂わせる。



だから34つではちっとも満足感がない。この食べ方を考案?したせいで私にとってケンタのチキンは「1回につき8個は食べるもの」になってしまった。

8個も食べるなどというと呆れられそうだが、皮と衣を全部どかしたら誰でもそのぐらいペロッと食べられると思う。

剥がした衣の残骸の写真はあまりにフシダラなので撮っていない。

家族がいて、子供の目もあるなら絶対にこんな食べ方は出来ないと思う。そういう意味で、ちゃんと家庭人でいることは社会道徳遵守という意味では大切なことなんだろう。

罰あたりな食べ方を平気でしてしまうことは単身男の大きな問題点だ。その分、不健康になっていくというツケがついて回る。

私の健康も日に日に蝕まれているはずだ。仕方ないからサプリをガンガン飲もうと思う。

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