久しぶりにカー用品店に行ってみた。オートバックスなどの専門店に昔は頻繁に出かけた。どうでもいいグッズをムダに買ってばかりいたのも若き日の想い出だ。
この8月に大好きだった昔のクルマについて書いた。学生時代の話が中心だったが、あの頃はオートバックスだけでなく、カーオーディオの専門ショップや四駆車専門のパーツ屋にも出入りしていた。
http://fugoh-kisya.blogspot.com/2020/08/blog-post_26.html
先日、久しぶりにクルマを変えたついでに有明のほうにあるデカいオートバックスに行ってみた。
久しぶりのカー用品店は旧人類である私にとっては違和感の塊だった。置いてあるグッズの多くが意味不明である。
電子系というのか、デジタル系のカタカナばかりでチンプンカンプンなモノで溢れていた。
私が分かるのは車載用の灰皿やゴミ箱、芳香剤やヤンキー系?の昔ながらの便利グッズばかりである。
その昔、目立つようにデンと構えていたカーオーディオコーナーなんて見当たらない。
あの頃の青少年が夢中になった「Carrozzeria」のロゴがイルミネーションになっていたスピーカーなんてまさに遺物なんだろう。
だいたい、イマドキのクルマ自体がだんだん分からなくなってきた。いちいちピーピーうるさい。車線をちょっとまたいだだけでピー、前のクルマに近づきすぎたらピーである。
車庫入れ時に空中?からのクルマの位置が表示されるなど便利な機能も多いが、昔気質の私は使いこなせていない。
アイドリングストップがやたらと不快で、そのキャンセル機能を調べるのにやたらと苦労しているし、カーナビだって妙に進化しているせいで使いにくいったらありゃしない。
そうはいっても、快適にドライブしたいから必死にブルートゥースがどうちゃらとかを学習し、音楽は縦横無尽に楽しめるようになった。
Amazonミュージックを使えば、信号待ちの間に瑛人の「香水」だってNiziUの歌だってすぐに出てくる。音質も昭和のカーオーディオに比べれば遙かに素晴らしい。
私のクルマには「Harman Kardon」のスピーカーが10個も付いているようで、かなりの爆音で聴いても耳が疲れない。
昭和の時代は、ウン十万もかけてカーオーディオを付けかえてイキがっていたが、イキったところで最初の頃はカセットテープだったわけだし、進化した時でもCDチェンジャーである。
CDチェンジャーは6連奏だけでなく12連奏版が登場した時は大興奮したが、それでもクルマに持ち込めたのは百数十曲だけだった。今や曲数無限の時代である。変われば変わるものだ。
今度のクルマの内装は赤皮である。トーンを落とした赤だからバカっぽい感じやイヤらし過ぎる感じではない。と思う。
道具としての実用性は大事だが、私がクルマに求めるものはそれだけではない。非日常性や色気だって欲しい。
煩悩オジサマとして生きている以上、普通のクラウンではちょっと物足りない。人生後半戦、カッコつけたりイキったり出来るのもそんなに長くないはずだ。
「いい歳なんだからおとなしく」と世間様は言う。でも私に言わせれば「いい歳なんだから気取りましょう」のほうが正解だと思う。
還暦もそう遠くない年になったわけだから、これからは赤いちゃんちゃんこならぬ、赤い内装のクルマでハッスルしようと思う。
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