2021年1月8日金曜日

業務上過失…と“行政上過失…”

今日は後半で堅い話になるので前半は緩い話を書いてみる。


ここ最近、甘いモノを食べる機会が増えた。新年早々お疲れモードみたいで、つい糖分の魔力に引き寄せられる。

 

今やウーバーイーツはレストランの料理だけでなく、ローソンや成城石井などのコンビニやスーパーの商品も持ってきてくれる。

 

スイーツだけをウーバーで注文することもある。1回の注文が1200円以上だと配送料が無料になるので、コンビニスイーツだと5個ぐらい注文する必要がある。

 

おかげでわが家の冷蔵庫の結構なスペースがスイーツに占拠されている。映画を観ながらお茶をすすりつつ甘いものを食べるのが憩いの時間だ。

 



 

ついでにこういうスナック菓子も買ってしまうのが問題である。スイーツで甘くなった口にジャンクスナックは最高だ。

 

というわけで、食が細くなったのに体重はいっこうに減る気配を見せない。やはり、生き物の本能で冬は脂肪を貯め込みたがるみたいだ。

 

さてさて話は変わる。本題だ。また緊急事態宣言だ。やれやれである。

 

コロナ対策や政府の対応については、あらゆる分野の人があらゆる角度からあらゆる意見を口にしている。

 

何が正しく何がウソかさっぱり分からないのが私も含めた多くの人の本音だろう。未知のウイルスだから当然だ。

 

いろんな情報が飛び交う中、コロナ禍の医療体制をキチンと準備しなかった政府や厚労省の怠慢は間違いなく追及されるべきだろう。

 

誰が考えたって冬が来ればウイルスが猛威を振るうことは想像できた話。こればかりは結果論ではない。

 

最初の緊急事態宣言を解除してから半年以上もの時間があったのに、コロナ専門病院を臨時に用意することはもちろん、受け入れ病院を拡充させるための施策も隔離用の施設の準備もろくに出来ていなかったことは完全な失政、失策だろう。

 

前回の緊急事態宣言が解除された際、安倍前首相は「日本モデルによって1ヶ月半でほぼ終息に向かわせることが出来た」と胸を張った。

 

日本モデルとは、クラスター対策に注力してPCR検査の数はあえて抑制するという厚労省の考え方に沿ったものである。

 

言うまでもなく現在の感染爆発は、無症状の感染者が至るところでウイルスをまき散らしていることが原因だ。

 

症状がない人にPCR検査を受けさせない方針だから誰が考えても感染拡大は防げない。現状はそんなバカの一つ覚えのような方針を続けていたツケでしかない。

 

こんな結果を受けて、飲食店をはじめとする事業者が一方的に窮屈な思い、いや、死活問題にさらされるわけだから悲劇である。

 

業務上過失ナンチャラはよく聞くが、こんな状況で追い込まれて自殺する人が増えれば、“行政上過失致死”みたいな話だと思う。

 

時短要請に従わなかった飲食店の店名公表など実にバカげた話。目立ったところだけを自粛警察気取りの市民に知らせて石を投げさせようという胸くそ悪い話だ。


実効性、公平性という意味でもまったく現実的ではないことは誰でも分かる。

 

首都圏だけでいったいどれだけの数の飲食店があるのか知らないが、完璧に実態把握をすることは物理的に無理。

 

つまり店名を公表される店とされずに済む店に分かれるのは当たり前の話で、不公平極まりない事態を招くだけ。

 

不公平を理由に裁判を起こされたら行政側は勝てないのではないか。おそらく店名公表という制裁はブラフとしてしか使えず、実行されることはないように思える。

 

コロナ対応に命をかけて奮闘している人たちのためにも、大元、すなわち行政サイドの方針の狂いは黙って見過ごせる話ではない。

 

門外漢がアーダコーダと書いても始まらないが「日本モデルのせいで終息できた」と語った昨年5月の首相の言葉が大間違いだったことは事実だ。まずその点を率直に認めて仕切り直すのがスジだと思う。

 

大間違いを元に繰り広げられた「GoTo事業」が感染を広げ、その一方で、予想できた医療体制の逼迫に対する抜本的な策を講じてこなかった結果が今の状況だということは、すべての人が共有すべきことだと思う。

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