10年以上前にフェチ論を真面目に考察した話を書いた。
https://fugoh-kisya.blogspot.com/2013/06/blog-post_28.html
世の中、いろんな「フェチ」で賑わっているが、フェチとは本来「性的対象の歪曲」のことを意味する。すなわちオッパイフェチなどは正しくない。もともとが性的対象だからそれはフェチではない。ただのスケベだ。
靴やストッキングみたいな元々「性的」ではないものに偏執的に固執するのが正しいフェチである。だから身体の部位でもおそらく耳や鼻の穴、まゆげ、膝や肘、鎖骨あたりならフェチは成立するのだろう。
私のように尻や太ももに妙に魅せられてしまうのは厳密に言えばフェチではない。でも尻はともかく太ももは元々が性的対象なのだろうか?
女性の足の指に萌えると熱弁を振るっていた知人がいたが、そこまでいくと立派なフェチだ。女性陣がサンダル履きになる夏場になるとウキウキするそうだ。私からすれば意味不明である。でも「意味不明」というキーワードが正しいフェチのカギかもしれない。
だいぶ前の話になるが、SNS界隈で「暇な女子大生」という名の実在の女子の投稿が話題を集めた。この女子大生、とにかく相手の男の学歴だけに萌える性癖だ。顔や態度や行為のウマいヘタも関係なく“高偏差値”という背景に性的興奮を覚えるのが特徴。
本人の就職を機にアカウントは無くなってしまったが、私もマメに覗いていた。フェチの奥深さ、複雑さ、面白さを思い知らされた。
考えてみれば、相手の背景と性的倒錯の関係は古今東西切っても切れない関係にある。「息子の嫁」「義母」「上司の嫁」みたいな関係性はもちろん、「先生と生徒」「社長と秘書」、はたまた「万引き女子を見つけた店長」などなど例を上げればきりがない
禁断の関係という背景だけでなく、相手の職業的な要素もフェチに繋がりがちなポイントだ。以前、知り合いの女性が警察官と付き合いがあったそうで制服プレーに萌えまくったそうだ。それも立派なコスプレだろう。
白衣の天使に代表される「制服モノ」は昭和の男の子たちが必死に眺めたエロ本の定番だった。制服や職業という背景も本来は当然に性的対象ではないわけだからそのあたりに興奮するのは正統派フェチといえよう。
性的興奮をもたらす要素は視界から入る刺激が大きいのだろうが、それ以外に見落とせないのが「頭の中で描くフシダラな状況」である。いわば「脳内エロシンキング」である。この部分は人それぞれ違う。多くの人が他人には言えないような、それこそ墓場にまで持っていくほどエゲツナイ妄想を繰り広げている。
「思想信条の自由」は憲法でも保証されているから、私ももちろん様々なスペクタルな妄想に励んでいる。一部を除き脳内限定である。ヘタに実践すると犯罪者になってしまうから気をつけないといけない。
妄想の話に加えて個人的に得意?なのが「過去の話」に萌えることである。昔のブログでも書いたが、私はこれを「過去フェチ」と名付けている。目の前にいる女性が過去に体験したセクシーな行為や遭遇してしまったスケベな事件を聞くと俄然ムホムホしてしまう。
このヘンテコな性癖のせいで、私は女性から過去の体験談を聞き出す独自のノウハウ?まで身につけてしまった。まさに“好きこそものの上手なれ”を体現している。
「脳内エロシンキング」の他にも聴覚が萌え萌えの起爆剤になることにも触れないわけにはいかない。このブログで過去に何度か考察した「ベッド敬語」や「ベッド方言」の世界である。
https://fugoh-kisya.blogspot.com/2014/05/blog-post_30.html
これも男の不思議な生態を象徴するような話だと思う。というか東京出身の中高年に限定した特殊フェチの世界かもしれない。
はたして今日は何が書きたかったのか分からなくなってきた。
というわけで結論。太ももをあらわにした服装で敬語と方言を乱発しながら過去の秘密体験を語ってくれる美しくセクシーな女性がいたら私はそれだけで恋に落ちると思う。
相変わらずバカですいません…。
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