ネット通販の世界で旋風を巻き起こしているのが「Temu」だ。アメリカだか中国だかよく分からないネット通販サイトだが、なんでもかんでも安いことで爆発的にユーザー数を増やしているそうだ。
日本にも昨年から進出して一気に利用者が増えているようだが、怪しいサイトだ、危険なサイトだといった悪評もよく耳にする。そんなに悪質ならはたして世界中で人気を集められるものなのかと、不詳、私も会員登録して使い始めてみた。
謎に90%オフだとか無料提供だとか消費者心理をくすぐるポップアップが画面上に乱発されるのだが、そのあたりの仕組みが私にはまだよくわからない。でも出てくる商品が総じて安いからついつい見入ってしまう。
クレジットカード登録は何となく怖いから支払いにはPayPayを利用している。もう4,5回の買い物をしてみたが今のところ何も問題なく安物がたくさん届いている。
安物買いのナンチャラみたいな気もするが面白がっていろいろ買ってみた。バンドのライブに向けた衣装小物用のチョーカーみたいなヤツは250円。やたらと通気性の良い軽い散歩用のキャップは700円だった。“ゼニ失い”とまではいえないような一応問題なく使えるレベルの商品が届いた。
愛用していたベルトに比べて20分の1か30分の1の値段である。どう考えたってロクなものは来ないのではと思っていたが、画像のように何も問題ないごく普通のしっかりしたベルトが届いた。
他にもやたらと涼しさを強調していたTシャツなんかも買ったが、すべて問題なし。なんだかキツネにつままれた感覚である。
物価高が騒がれるようになった今、こんな格安サイトが人気になるのも当然だと感じる。富豪を目指す私としては「Temuで嬉々として買い物をしちゃう自分」がちょっと残念なのだが、マトモな商品が安いなら使わない手はない。
富豪には程遠い感覚だが、数百円ぐらいの商品ならたとえ失敗してヘンテコなものが届いても腹が立たない。これって実物を見ないで買い物するネット通販にとってアドバンテージになるのだと思う。ハマってしまって不要なモノまで買いまくりそうでちょっと心配している。
ちなみに私は慢性的な“マクラ難民”である。毎年何回も新しいマクラを買ってはあーでもないこーでもないとウジウジしている。物置には10個ぐらいマクラが溜まってしまった。
で、「Temu」でもマクラを探してみたらアレコレ良さそうな商品がいっぱい出てくる。あまり安いのもきっとダメダメだろうから、このサイトにしては高級な?3千円ぐらいのマクラを4つも買ってしまった。
バカである。
以前から使っているマクラも1軍、2軍とお気に入り度によって分類しているが、新たに買った4つのマクラのうち2つが1軍メンバーになった。残りのうち一つは柔らかすぎて3軍、もう一つはサイズがデカ過ぎて2軍落ちである。
とりあえず半分が1軍入りしたわけだからまあまあ上等な結果だと思う。食料品のネットスーパーを含めてAmazonによって成り立っていた私の暮らしに新たな選択肢が加わったわけだ。
海外から発送される割には今までの注文はすべて1週間程度で予定通りに到着している。梱包状態もとくに問題はない。小物なのにデカい箱に梱包してくるAmazonのマヌケな感じよりマシかもしれない。
とはいえ、まだ値の張る商品に手を出していないから今の段階で褒めまくるのもどうかと思うが、少なくとも「どうでもいいような日用品」を買うならかなり使い勝手は良いと感じている。
ちなみにAmazonの注文履歴を遡ってチェックしてみたのだが、私が本格的に使い始めたのは2010年からだった。ほんの10年ちょっとである。今ではほぼすべての買い物をネットで済ませるようになった。今更ながら時代は刻々と変わっているのだなあなどと痛感した次第である。
コメントありがとうございます。操作ミスで消えてしまいました。。
返信削除枕難民って結局どんなマクラに出会ったとしても何となく満足出来ずに永遠に理想のマクラを探しつづける病的な性質なんだと思います(笑)