2024年11月20日水曜日

肉と肉と肉

 

元気なお年寄りはみんな肉をバンバン食っている。そんな話をよく聞く。50代の私が年々牛肉を重く感じるようになったから8090になってステーキを食べるようなお年寄りはそりゃあ元気なんだろう。

 

元気だから肉を食らうのか、肉を食らうから元気になるのか。ニワトリとタマゴの話みたいだが、きっと前者だと思う。私だって大別すれば魚より肉が好きだが、今ではすっかり牛よりも豚や鶏に意識が向かう。

 

付き合いで焼肉屋さんに行くことがある。私にとっては「卒業」したジャンルである。若い頃に一生分の焼肉を食べてしまったようで自ら進んで食べに行くことはない。今では焼肉屋さんに行くと体重が減るほどだ。

 

かといって、野菜をかじってチマチマしているわけではない。肉だって3枚ぐらいは食べる。チャンジャやキムチ、カクテキなどがあれば焼酎片手にダラダラと過ごすことはできる。

 

肉以外の一品料理を頼むのも焼肉屋さんの楽しみ方だろう。ビビンバや冷麺みたいなメニューは焼肉屋さんに行かないと出会わない。そっち系を楽しめば焼肉屋さんも結構楽しい。

 



 

銀座のお隣・京橋の小洒落た焼肉屋「牛印」での一コマだ。肉は赤身肉ばかり注文してヘルシー志向に努めたのだが、この店の名物はシャトーブリアンステーキサンドだと聞き及び注文してみた。

 

夕飯にサンドイッチですかい?って気持ちになったが、そこはさすがに上等なステーキ肉だから気にせずパクつく。肉のソースとパンの相性が良かったからかなり満足した。

 

お次は八丁堀にある「梨の家」というお店。いろんな部位の肉を少量から頼める。個人的には正直言ってちょっと気持ち悪い肉寿司も炙り肉寿司でも提供してくれるので穴場だと思う。

 




今どきは赤身だと聞いて頼んでもやや霜降り系の肉が出てきちゃうのが私にはツラいが、この日も特製コンビーフや生ダコの刺し身というニクいメニューを頼んでホゲホゲ過ごす。焼肉は同行者に任せてレモンサワーをグビグビ。

 

で、後半にカルビ麺を注文。カルビクッパに麺が入っている感じの一品で辛さはなかったので美味しく堪能。こういう料理があれば“焼肉でゲンナリ”という昨今の私の悪いクセも抑えられる。

 

牛より豚のほうが断然好きな私が嬉しかったのが赤坂で入った韓国料理屋さんだ。オヤジバンドのライブ前の最終練習の後にワイワイしに行った。

 

店の名前はハモニ食堂。赤坂と赤坂見附の中間だっただろうか。焼肉屋さんとは異なる本格的な韓国料理専門店だ。まるでワケのわからないメニューが並んでいるのが良い。画像付きメニューを見ると赤色の料理ばかりだが疲れている時にはこういうのも悪くない。

 




 

サムギョプサルはお店の人がカットして焼いてくれるから楽ちん。そのまま食べてもよし、ピリ辛ネギやサンチュやキムチ類をトッピングしても良し。牛肉とは違って重くないのも嬉しい。

 

他にもとてもウマかったのがプルコギだ。こちらは牛肉だが、牛丼屋で出てくるような出がらし系?の肉だからむしゃむしゃ頬張れる。もともと甘い味付けが好きな私だからプルコギは大好物とも言える。

 

もう35年ぐらい前に大好きだった年上の彼女にご馳走してもらったのが私のプルコギデビューである。当時の甘い思い出が甘い味付けと相まって胸キュンの美味しさである。意味不明ですいません。

 

この店はチヂミも非常に美味かった。海鮮チヂミはみんなでアッという間に平らげてしまい、画像の一切れは追加注文したニラチヂミにチーズをトッピングしたものである。

 

チヂミはどこでも目にするが、案外ウマいマズいが極端に分かれる料理だと思う。ここはオススメだと感じた。覚えておくつもりだ。

 

外食といえば、寿司か蕎麦かウナギか洋食屋ばかりになってきたから、時には肉中心のお店にも出かけて自分のパワーを少しでも上げるように頑張ろうと思う。

 

 

 

 

 

 

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