東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2014年5月23日金曜日
セクシー・カツサンド
今日はカツサンドの話である。
たかがカツサンド、されどカツサンドである。
日本中の、いや、世界レベルのウマいものが集まる東京で、隠れたグルメスター?といえばカツサンドである。
銀座、六本木、西麻布・・・。東京の主要都市に存在するバーの一部では、カツサンドが人気メニューになっている。
バーでありながら、実はカツサンドの名店として知られている店もある。
オトナっぽいバーでは、フードメニューは限られる。チーズにチョコレート、生ハム、レーズンなんちゃらとかがあるぐらいだ。
そんなバーのフードメニューに「カツサンド」という文字が燦然と輝いていたら、お腹がいっぱいでもついつい注文したくなる。
わざわざカツサンドが用意されている場合、たいていウマい。ついでにいえば、調理に結構時間がかかるようなら間違いなくウマい。「本気のカツサンド」が出てくる。
ウイスキーに妙に合うこともカツサンドの魅力だ。おまけに冷めても美味しいから、バーのツマミとして中々ニクい存在感を発揮する。
トンカツ定食やカツ丼だったら冷めたら美味しくない。酒のツマミっぽい雰囲気もない。同じカツでもカツサンドだと不思議とウィスキーの素敵な相棒に変身する。
バーではないが、銀座のクラブでも実はカツサンドは定番である。「みやざわ」のカツサンドを知らない人はモグリと言われるほど、夜の銀座では、あちこちの店で手土産やら出前で名物カツサンドを見かける。
オネエサンもハゲ散らかしたオッサンも黒服のお兄さんもみんなで仲良く、一口づつパクつくことが出来て、ウイスキーとの相性も良い。小腹が空いた夜の時間に一つ二つつまむには最適である。
疲れてきた身体に、トンカツソースのアノ甘味が一服のカンフル剤の役割を果たすのも人気の秘密だと思う。
この画像は某クラブでの深夜の一コマである。早い時間からグイグイ飲んで酔っ払い、さっさと帰ればいいものを、ハシゴ酒で長っ尻という悪しきパターンに陥った時の画像だ。
ワインクーラーならぬ「コーラクーラー」に鎮座するのはゼロカロリー・コーラである。
最近、アチコチの店で席に着くなり、ボーイさんから「コーラにしますか?」と聞かれるのが常になってしまった。
2軒、3軒と飲んでいるうちに「休憩コーラをくれ~」と口ずさむようになり、コーラだけを一気飲みしてゲップを連発して、アルコール戦線に復帰する変なパターンが確立されてしまった。
酩酊太郎になると、ヘタするとコーラだけ飲んで帰ることもある。そうなると「日本一高い喫茶店」である。バカである。
でも、コーラの甘味に救われる深夜、コーラのお供にカツサンドまで登場したら、天国でワルツを踊るようなウキウキした気分になる。
さて、クラブ活動でのカツサンドはともかく、普通のバーでのカツサンドにはチョット困った問題もある。
一人酒が好きな私だが、一人の時は小料理屋とか焼鳥屋とかオッサン系が中心である。オトナっぽいバーに行く時は、さすがに誰かと一緒である。
薄明かりの洒落たバーなどというシチュエーションで、一人ぽつんと飲んでいると、何だか肩が凝って、必要以上に自意識過剰?に陥りそうで疲れる。
だからそれっぽいバーには誰かと共に出かけることになる。
で、カツサンドである。深夜である。同行者がデブの男友達だったら心配は無いが、うら若き女性だったりすると、深夜にバクバク食べてくれない。
仕方なく私自身が結構な量を食べるハメになる。深夜にカツなんて、逆流性食道炎を持病とする私には自殺行為である。ホントは相手の女性を食べようと企んでいるのにカツサンドを先に食べないとならない。大変である。
胸焼け対策のため、食後はすぐに眠るわけにはいかない。食後2~3時間は起きていないとならない。帰れない、寝られない・・・。思いは千々に乱れる。エロい妄想が膨らんで困るわけだ。
ということで、カツサンドはエロい食べ物である。
まあ、エロいとウマいはある意味、人間の欲求を満たす点で同義語みたいなものだから良しとしよう。
よく分からない話になってきた。
でも、最近、深夜のカツサンド問題も無事解決できるようになってきた。一安心である。
なんのことはない。お土産用に包んでもらえばいいと気付いただけだ。
出来たてを一口だけ頬張って、残りは相手の女性にお土産として持って帰ってもらう。
きっと、女性の部屋で待つ若いツバメやヒモみたいなお兄さんの胃袋に収まるのだろうが、それはそれで良しである。
少なくとも私の健康は維持される。
そんなものである。
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