2026年2月27日金曜日

桃源郷みたいな店


忘れた頃に連絡が来て夜の同伴を強制してくる銀座のオネエサンがいる。もう10年近い付き合いだ。普段は私主導で何を食べに行くか決めるのだが、この日は「画期的な店を探してくれ」という私の要望を投げておいた。

 

で、指定されたのが銀座8丁目の古い雑居ビルの2階。おどろおどろしい?古めかしいドアの前でちょっとたじろぐ。本当にここか?とビビりながら恐る恐る入店。「Bar U」という店だ。

 

建物やドアの古めかしさに比べると中は普通の小洒落た雰囲気のシックな様子。居心地の良さそうなバーだ。店員さんも元気で感じが良い。立地からして一見さんがフラっと入れる雰囲気じゃない点が私好みである。

 



ご飯メインなのにバーに来たのには理由がある。オネエサンいわく「メシがいろいろあってウマい」らしい。バーだから喫煙可能だし、おまけにウマいものにありつけるなら大歓迎である。

 

こういう店を教えてもらえるのも銀座通いの効用だろう。思えば私が顔を出す銀座界隈の快適な店のいくつかはオネエサンがたからの情報提供が元だ。

 

ウマいものが出てくるといっても、しょせんはバーである。カツサンドが絶品とか特製カレーがなかなかだとかそんなノリかと思っていたのだが、メニューを見てびっくり。まさに何でもアリだ。気分がアガる。

 

梅水晶はあるしオムライスもナポリタンもある。それ以外にも本格的な料理メニューがあれこれ揃っている。とはいえ実食しないと始まらない。調査したい意欲が高まっていつにもまして大量注文をしてしまった。

 





まずはカプレーゼ、生ハムとチーズ、そしてエスカルゴを肴に妙にウマい特製レモンサワーをグビグビ。チキンのレモンバターソースなる一品がかなり気に入る。

 

この日はカーテンで仕切られたエロい(笑)個室風スペースに陣取ったので何とも自由な気分でガンガン飲みながら過ごす。オネエサンの太ももを愛でて目にも栄養を補給する。

 



それにしてもタバコが吸えて酒もメシもウマい場所って案外見つからないから私にとっては極楽浄土みたいなものである。すぐに再訪しようと決意する。

 

個室風スペース以外のカウンター席もゆったりしていて居心地は良さそうだ。一人客も少なくないそうだ。ヘビーローテーション確定である。

 



続いてビーフストロガノフが登場。ちゃんとウマい。この日のおススメメニューだったようでかなり本格的な仕上がりだった。毎回食べたくなりそうな味である。気づいたら白ワインをグビグビ。

 

さんざん飲んで食べて既に出来上がっていたのに、やはり気になるメニューを頼まないわけにはいかない。ナポリタンとオムライスである。

 

さすがにどちらか一つにしようかと思ったが、それではさすがに中途半端である。本気で調査モードに突入した私の悪いクセである。両方注文する。

 




満腹になりながら調査完了。結論は「大当たり」である。特筆すべきウマさというより「ちゃんとウマい」という表現が的確だろう。洋食の人気店レベルに近い。たいしたものだと思う。何より作りが丁寧な印象だった。

 

ナポリタンの具材がドッサリだったのも嬉しい。値段はメニューに書いてなかったから不明だ。でもケチケチしていない具材の使い方から推測すればそこそこの値付けだろう。まあ、銀座だからコスパに期待するのはある意味トンチンカンでもある。

 

いやはや、素敵な店を教えてもらえた。またすぐに行きたいほど。ちなみにさんざん飲んでこれだけたくさん食べ物を注文したせいでお勘定は結構な金額だった。まあ仕方がない。

 

でも、調査は完了しているから次回以降はこれほどまで暴飲暴食をすることはない。すなわち、マックスのお勘定を知ることが出来たわけだ。ちょっと負け惜しみ?みたいである。

 

雰囲気よし、酒も食べ物もよし、接客よし。喫煙可能である。ちょっと大げさだが、こんな店さえあれば他に何も望むものはない。

 

やはりたまには新店開拓に励まないといけないと改めて思った次第である。

 

 

 

 

 

 

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