今の時期はやたらとカツオが食べたくなる。春のカツオもウマいが、やはり上質な脂をまとう秋のカツオは独特の美味しさがある。日本中ナントカの一つ覚えみたいにマグロばかりが重用されるが、ウマいカツオはマグロをも超える美味なヤツだと思う。
こちらは人形町のお寿司屋さん「浮舟」で出されたカツオ。これまた脂の乗りも良く大満足。こちらの店にも最近はちょくちょく出かけるのだが、町寿司の名店だと思う。なかなかニクい品揃えで快適に過ごせる。
押しつけがましいところはなく好きなモノを好きなように食べることを推奨してくれる。今どきはその姿勢だけで喜ばしい。おまかせ一辺倒の寿司屋ではありえない居心地の良さを味わえる。
この画像は醤油焼にしてもらった白子。軽くまとった衣が良いアクセントで酒の肴としてバッチリだった。後ろに映っているタコも見た目は普通だが、茹でる際に番茶を使うそうで実に風味豊かだ。
さて、独身生活も長くなってくると刺身など生魚はともかく焼き魚、煮魚系と縁遠くなってしまう。時おり無性に火の入った魚も食べたくなる。
こちらは人形町の外れにある「竹とんぼ」という店で食べたサバの干物と酢だこ。こういう焼き魚は家庭人を卒業しちゃうとなかなか食べられないから無心にむさぼった。赤色の酢だこも最近は年末年始ぐらいしか出会わないから何でもない日に遭遇すると嬉しい。
焼き魚といっても妙に高いヤツもある。ノドグロあたりはいつの間にかブランド品みたいな扱いになって敬遠したくなるが、それでも時には食べたくなる。昔はもっと手ごろな値段だったのにこれも時代の流れだろう。
こちらは銀座の「蕎麦まる銀座」での秋っぽい突き出しとノドグロの塩焼きだ。もう一回り大きいと嬉しいのだが、物価高のご時勢だから文句は言えない。焼き魚にすると白身の魚は青魚とはまた違った旨味がある。
こうした純和風の品々を食べていればヘルシーで結構なんだろうが、そこは道楽者?である私だ。やはり若者のようなドカ食いモードになってしまうことも多い。
お次は洋食の人気店・日本橋「たいめいけん」でのムホムホメニューだ。この日は気軽な一階席であれこれ食べたのだが、やはり洋食屋さんではベシャメル系とデミグラス系の両方を味わいたくなる。
グラタンとオムハヤシ、ハンバーグである。ここも以前より値上がりしているが、2階席に比べれば1階席はまだ手ごろだ。ニッポンの洋食の王道だ。この店が自宅から徒歩圏にあることは幸せだ。でも太っちゃうから頻繁に行かないようにしている。
どんなジャンルの店に行くにしても秋はついつい食べ過ぎてしまう。さすがに時には調整のために夕食を軽めに済ませることもある。
とある日、久しぶりに銀座の「bar U」で晩酌。炭水化物は抜くと決めていた日なのでメニューにあるオムライスや各種パスタには目もくれず軽い注文で済ます。
牛タントマト煮と赤ウインナーである。こういうモノでジントニックやハイボールをグビグビしていれば間違いない。赤ウインナーは昭和人にとっては見ているだけで幸せな気分になる。不思議と家では食べたいとは思わないのに外食の際に見かけると必ず注文しちゃう。
なんだかんだ言って、ジャンク系というか、ガッツリ系の品々を食べたくなる機会が多い私だ。きっと胃腸がそれなりに丈夫なのだろう。この秋もいろいろと脈略なく好き勝手な食生活を続けている。幸せなことだ。
今日の話はスマホに残っている食べ物画像を整理しながら書いてみたのだが、数々の画像の中で「すぐにでもまた食べたい!」と思ったヤツを最後に紹介する。
大学野球を観戦しに行った際にほぼ必ず食べている「温玉牛丼」である。この春から私にとっての大定番になった。決して上等な肉ではないのだがミョーにウマい。“屋外メシ”という点も魅力だ。
混雑とは無縁の大学野球をノンビリ眺めながらこれを頬張っていると何だか無性に幸せな気持ちになる。私にとって“休日を象徴する味”である。


























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