禁煙生活にもすっかり慣れた。結構快適だ。何よりライターを探してウロウロせずに済むようになったのが嬉しい。
タバコを買いに行く手間、タバコが切れそうな時の面倒くささ、その手の煩わしさから解放されたことが妙に楽しい。
が、しかし、このところ葉巻への依存が強まっている。せっかくタバコをやめたのに厳密な意味での禁“煙”は無理みたいだ。
上等な葉巻は誰がなんと言おうと素直に美味しい。ウットリする。
葉巻を楽しむオッサンの姿は、ハタから見ている第三者からは単にキザでうさん臭いものに映るらしい。まあ確かに洒落たシガーバーに行くとキザでうさん臭そうな客ばかり座っているのも事実だ。
でもこっちとしては、見映えなどどうでも良い。心底美味しいし、葉巻を楽しんでいるときは不思議と時間の流れがゆっくりになる。
あの感覚は葉巻愛好家なら全員が認める特徴的なものだ。実際にゆったりとした気分じゃないと葉巻を楽しむことはないから、ある意味当然だが、それでもなぜかあの時間は自分自身の動きもスローになる。
先日、蓼科と軽井沢に行ったのだが、天気も良く高原の空気は極上。こうなると無性に葉巻が美味しい。朝昼晩の食事が終わるたびにプハーっとしてしまった。こんなことを続けたら破産する。
8月初めに海外の葉巻廉売業者からネット注文で取り寄せたハバナ産の上等品をたくさん持って出かけたので、久しぶりに色々な銘柄を楽しんだ。
ここからは葉巻好きな人以外には興味のない話が続きます。。。
私が買うのはロブストサイズが中心だ。やや太めで適度な長さ。45分ぐらい楽しむサイズだ。久しぶりに購入しておいたレイデルムンドのシュアスプリーム。やはり抜群。ほんのり甘めの香りと味わい。軽すぎずキツ過ぎずバランスがよい。
ホヨー・ド・モントレーのエピキュア№2。こちらもマイルド、軽めの代表。味がないという悪評もあるぐらいだが、昼間からブカブカふかすには悪くない。日本人の日常食べているものを考えるとこのぐらいのサッパリ系もアリだと思う。
続いてコイーバ・ロブスト。単純明快に名品だ。価格も高いが味わいは最高級だ。個人的には一番好きなファン・ロペスのセレクションナンバー2と似ている印象だが、こちらのほうが少し華やかだろうか。
パルタガスのセリーD4も好きな葉巻のひとつ。銀座のクラブ「M」でも常備されているので結構味わう機会が多い。特徴のない味と香りだが、無難な一本だと思う。
ロブストサイズを楽しむには、やはり相当ゆったりとした時間が必要。気軽に20分ぐらいで楽しむにはもっと小型サイズが便利。
今回取り寄せた葉巻にも小型サイズをいくつか混ぜておいた。私の定番はサンクリストバルのエル・プリンシペ。サイズの割には辛味はなくリッチで甘め。美味しい。
値段はグッと高くなるが、キューバのVIP用シガーであるトリニダッドのレジェスも外せない。この逸品を毎日ランチの後とか夕方に気ままにふかせるような身分になりたいと思う。
今回初体験だったのがクアバのディヴィノスという変な葉巻。いろいろな銘柄のミックスセットの中に3本入っていたので、期待せずに試してみた。
1930年代ぐらいで消滅した変わった形状の復刻版らしい。フィギュラドという形状なんだとか。赤ん坊のチンチンみたいな形だが、味の方はチンチンみたいではなかった(食べたことないですが・・・)。
マイルドながらアロマも豊富でウッディーとかキャラメル風味とかの形容詞で表現したくなる。いやあ、これは掘り出し物かもしれない。その形の特性上、火付けも楽なので便利だ。
ただ、突拍子もないスタイルなのでその点が落ち着かない。まわりの人に「あの人、チンチンくわえてる」とか言われそうな気がする。
そういう意味で女性向きなのだろうか。
なんで葉巻の話も下ネタになるのだろう。欲求不満なのだろうか・・・。
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