2013年12月30日月曜日

年末年始


早いもので今年も暮れようとしている。

さらば2013である。さらばで結構だ。個人的に今年は早く終わってほしかったから、今から除夜の鐘が待ち遠しい。

鐘の数だけ煩悩を消し去るらしいが、私は逆に108つほど新たな煩悩を授けてもらおうと思う。

煩悩こそ人生の醍醐味である。

来年の暮れも、その次の年の瀬も、そのまた何年も先まで、そんな呑気なことを言いながら暮したいものだ。

今年の初めにターニングポイントを迎えて、いろいろドタバタした1年だったが、突発的な尿管結石の他は、おおむね健康状態も良かったし、このまま元気で人生後半戦を突っ走っていきたい。

さて、年末年始である。かなり暇である。絶望的にヒマかもしれない。誰か遊んでください。

年末から中国・上海に出かける予定だったが、つい先日キャンセルした。もともと正月を東京で過ごすのがイヤでマイレージの特典航空券が取れたという理由だけで上海行きを計画していた。

いかがわしいサウナには興味があったが、他に見たい場所もないし、何より大気汚染が地球で一番ヒドいらしいから、ノコノコ行っても仕方がない。

一応、私はボーカリストが本業だし、喉に悪いことは避けねばなるまい。

ということで、草津温泉の別荘マンションに引き籠もろうと考えたが、冬用タイヤをそのために買うのも面倒だからヤメた。本業が温泉評論家である私としては情けない限りだ。

まあ、溜まりまくった録画番組もあるし、読み切れていない本も無数にあるし、1日ぐらいは荻窪の実家に行って仏壇の前で写経でもしようと思う。

さて、今年の悔いの一つが潜水に関することだ。

本業である水中写真家としての活動が上半期だけで停滞してしまった。3月、5月とバンバン潜り、ようやく「通算1000本ダイバー」に手が届くところまできた。

四半世紀を超えるキャリアにしては遅いペースだが、今年下半期にドシドシ潜れば到達できたのに無念である。

バリ島に行かなかったことも問題である。本業であるバリ島案内人として毎年のように活動するのだが、今年は機会が無かった。来年は倍返しを企むことにしよう。

そんな冗談のような後悔しか浮かんでこないのだから幸せ者である。仕事面は別として、思い返しても悔いが残るようなことが少ない。ラッキーである。単に忘れっぽくなっているのかもしれない。

でも、そう思えることは今年が良い年だった証拠である。

私自身の年回りは大殺界らしいが、すべては尿管結石の石とともに去って行ったのだろう。

一昨年の暮れ、このブログの年内最後の更新では、「壺中有天」の例えを用いて、精神の別天地を求めて新しい年は攻めに転じたいという趣旨の話を書いた。

そして昨年は、確かに適度に無理も重ねて、分別ヅラに陥らないように腐心して、新たな方向に自分が進んだ感覚があった

そして暮れには、このブログの年内最終更新で「偏屈だと損するから来年は笑っていよう」みたいな話を書いた。

結果、今年はどうだっただろうか。

偏屈が直ったわけではないが、春頃からは運気も上昇、偏屈を根源としたイライラも激減したような気がする。よく笑った。表情や様子が変わったと複数の人から言われるようになった。

まあまあ合格である。

でも、もっと笑えるはずだ。笑いの“伸びしろ”はまだまだ余地がたっぷりあるはずである。

来年はどんな1年になるのだろうか。

自分としては「風林火山」のおいしいトコ取りを考えている。

「疾(はや)きこと風の如く、徐(し)ずかなること林の如く、侵掠(しんりゃく)すること火の如く、動かざること山の如し」。

全部そんな水準で過ごせたら、武田信玄の生まれ変わりみたいだから、私の場合、来年は「林」と「山」の部分をメインにしたい。すなわち、「林のようにしずかに、山のように動かない」路線だ。

もちろん、何もしないで眠ってしまうという意味ではない。いちいち動揺したり慌てたりせず、何事にも動じないドッシリ感を鍛えていきたい。

一応、そんな決意を固めてみた。

まあ、そんなことを宣言したところで、魅惑的な女性に遭遇したら、「風」と「火」の部分ばかりでドタバタしちゃうのだろう。煩悩太郎である。

結局、そういうことを書き殴って今年も終わるのか。。。

さて、年内の更新はこれで終わりです。

今年もお付き合いいただき有り難うございました。

皆様が笑顔で新しい年を迎えられますよう祈念しております!

新年は1月6日から更新します。

2 件のコメント:

  1. こんにちは
    先日の忘年LIVEにて富豪記者さまの活力を分けてもらい、このまま元気に新年を迎えられそうです。
    このとき出会った素敵なブログ仲間との交流も続いており、感謝感謝です。
    良いお年をお迎えくださいませ
    来年もよろしくお願いたします♪

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  2. ヒロさま

    先日は遅くまでありがとうございました!

    こちらこそ次に向けた活力をもらったような気がします。

    来年も引き続きよろしくお願いいたします。

    良いお年を!

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