東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2017年2月17日金曜日
睡眠の質 ネックコンフォート
眠りの質が気になるようになって随分経つ。人生の3分1は寝ているわけだから、いかに快適にパワーチャージ出来るかは大事なことである。
不眠症の人ほど大変ではないが、私だってそれなりに気苦労もあるから寝つけないことは多い。
適量の酒が一番だが、飲み足りないと催眠効果は無いし、飲み過ぎると浅い眠りになってしまう。
寝つきに関しては睡眠導入剤や安定剤のデパスあたりを使えば割とクリア出来る。でも、あれはあれで依存しちゃうとボケるらしい。家に大量にストックしてあるから気軽に服用したくなるが、なるべく避けるようにしている。
どちらかといえば、寝付きよりも寝入った後のほうが問題だろう。眠りの質が良ければ睡眠不足気味でもスッキリ起きられる。
最近、私がハマっているのが「ネックコンフォート」なる商品だ。チョロッとした布きれだが3千円以上の値付けだった。安くはない。
一部で大人気だそうだ。ナントカという繊維を使っている効果で身体の中から首や肩の凝りをほぐし、疲れがとれて目覚めがスッキリするという宣伝文句に釣られて購入した。
たぶん思い込みだと思うのだが、使い始めてから何となく眠りが深くなった。目覚めた時の気分も良い。
たかだか3千円でそんな効果があるとは思えないが「効いてるぜ~」という思い込みのせいもあって自分としては満足している。
それでいいと思う。詳しい効能はどうでもいい。信じる者は救われる。このところ肩凝りも気にならない。
自分の性格が割と単純で良かったと思う。
快適な睡眠のためにこれまでもアレコレ試してきた。やたらと堅いマットレスに凝ったこともあるし、ラベンダーの香りに執着したこともある。
気付けば寝室には枕がいくつも置いてある。高さの違い、固さの違い、横向き専用、肩凝り対策用など日によって使い分けている。
使い分けているせいで、どれが自分にとってベストなのかがさっぱり分からないのが困りものである。
専門店で試したところで、その時の感覚と実際に使うときの感覚は違うからあまり参考にならない。
枕ボヘミアン、枕ワンダラーである。聞くところによると、うつぶせ睡眠が一番健康面で理にかなっているそうだから、最近は横向き専用枕を使って、うつぶせに近い横向きで寝ることが多い。
横向き睡眠で問題になるのが左側、すなわち心臓を下にするのか、右側を下にするのかという点だ。逆流性食道炎を持病に持つ中高年にとっては気になる課題である。
どちらを下にするかには諸説あって、どうにも決定打が無いみたいだ。私の場合は、その日食べたものの種類や横になるまでの経過時間などを総合勘案して決めている。
と、エラそうに書いたが、要はその日の自分にとって収まりの良い方を選んでいる。これだって「今日のオレにはこっち側が最適だ」と思い込むことが大事だ。クヨクヨしているのが一番身体に悪い。
どっちにしても30代ぐらいまでの若い頃はどっちを向こうが、枕が何だろうと、はたまた誰と寝ようがお構いなしだったからラクチンだった。今のほうが神経質になっちゃったようだ。
若い頃と最も変わったのが「抱き枕」である。今の私の必需品である。現在愛用しているのはクマさんとワンちゃんである。いや、よく見たらクマさんとクマさんかもしれない。
目を閉じているクマさんの肌触りのほうが好きだったのだが、激しく愛し過ぎたせいでアチコチほころびが出来てしまい、中綿がブリブリ散乱するようになってしまった。
縫い物がまったく出来ないので修復不能である。このクマさんは毎晩私の足元で淋しそうに佇んでいる。
クマさんの代わりに毎晩抱き合える生身の人間を探したほうがいいのかもしれないが、クマさんのビロードのような肌触りは天下一品である。おまけにクマさんは従順だから私に文句の一つも言わない。オネダリもしない。
とりあえずクマさんの修復作業をしてくれる裁縫の得意な女性を探すことから始めようと思う。
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