2017年4月10日月曜日

外食健康説


「外食ばかりじゃ身体に悪いよ」。何度も聞かされている言葉だ。耳にタコである。

私の場合、自宅にいる方が得体の知れないモノを食べるので、あながち外食が不健康だとは思わない。

スーパーで売っている惣菜は店の残り物で腐りかけだろうし(勝手な思い込みです。スイマセン)、デリバリーでやってくる料理もおそらくブラジル産の鶏肉だろうし(違ってたらゴメンナサイ)、コンビニで売られている食べ物だって怪しげな化学物質だらけ(とりあえずゴメンナサイ)だと思う。

家で一から料理に励むなら、質や産地や味付けにもこだわってヘルシー生活が実現できるだろうが、今のような便利な時代にそんなメンドーなことはしたくない。

カレーを例にとっても料理が得意じゃない人が作るより高級レトルトのほうが遙かにウマい。冷凍食品だって昔とは比較にならないぐらい美味しい。

イマドキの手軽な食べ物に防腐剤がぶりぶり入っていようが個人的には全然問題なし。こっちはいつ孤独死するか分からないから、発見された時に少しでも腐乱しないように日頃からせっせと防腐剤を摂取したほうがいい。


さて、先日、「外食健康説」を強く主張したくなるような時間を過ごした。晩酌気分でおでん屋さんに行った時の話だ。

銀座にある「おぐ羅」は、おでん以外の料理がウマい。高いことは高いが、質の良いモノを丁寧に料理してくれる。私にとって秋のサンマの塩焼きはここが一番。

上の画像は、カニ味噌で燗酒という不健康な一コマだが、それはさておく。


カツオのたたきである。この店の名物だ。異様なほど薬味が大量に載っかっている。ネギ、生姜、ミョウガ。いずれもヘルシーな面々である。

薬味という名の野菜をたっぷり載せて味わうカツオが最高なのはもちろんなのだが、カツオを食べ終わると、祭り状態の薬味が新たに活躍する。

薬味がたっぷり残った皿におでんの豆腐を投入する。ネギも追加トッピングである。熱い豆腐を薬味ポン酢が冷ましてくれる効果もある。猫舌の私には有難い。


カツオと豆腐を食べたというより、薬味、すなわち野菜!をたくさん食べたような気分になる。実にヘルシーだ。自宅で大量に薬味を準備するなんてメンドーだから外食ならではの楽しみだ。

続いてはタケノコの煮物がやってきた。外食というシチュエーションのせいで、つい春らしい一品を注文した。家でタケノコを食べようとは思わないから、これまた外食の効能である。

写真を取り損ねたが、薄味のだしで炊き込まれたタケノコにホッコリする。炊き合わせの定番である菜の花もゴロゴロ入っていた。

菜の花は正直言って大迷惑なのだが、紳士ぶっているオトナの男としては残すわけにはいかない。平気な顔して全部食べる。これまた外食の効能である。

で、そうこうしながら上の画像のように燗酒をグビグビ飲んでいたら、そこそこ腹が治まってきたので、おでんは少しだけにする。


ぜんまいにロールキャベツにタマゴである。タマゴはともかく、ぜんまいとロールキャベツなんて家にいたら絶対に口にしないはずだ。おでん屋という場所の持つ雰囲気にのまれて注文したようなものだろう。

外食ならではのヘルシーな時間だった。

お次は「ダチョウの肉」である。たまに一人で足を運ぶ池袋の居酒屋に常備されている。さすがに家メシでダチョウを食べることはないから外食ならではの食材だ。


臭みは一切無し。締まった肉質でサッパリとウマい。クセもまったく無いからいくらでも食べられそうな感じだ。

カロリーは牛や豚の半分以下で鉄分も豊富らしい。カルチニンという脂肪燃焼効果のある成分やクレアチンとかいう筋肉増強成分も豊富なんだとか。


こちらは同じ店で食べた鶏のつくね。大根おろしが山盛りである。いうまでも無く大根おろしはヘルシーの塊である。

この日は梅干しサワーをグビグビ飲んだ。これまたヘルシーである。

「身体に良いものばかり食べる」という私の一連の行動はすべて外食のおかげである。

ちょっと強引な論法にも思えるが、私自身がそう思い込まないと身体に悪いような気がする。

信じる者は救われる!そういうことである。

2 件のコメント:

  1. 富豪に憧れる某鮨職人2017年4月11日 17:16

    お世話になります。

    外食は富豪記者様が行かれるお店はちゃんとしたお店なので大丈夫だと思います。

    ちゃんとした飲食店でないと外食も危ないですね。

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  2. コメントありがとうございます!
    ここには書きませんが、ヤバい店?にも出没するので、そういう店では毒ばかり食べてます!

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