東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2019年5月24日金曜日
中央区の人
職場が京橋に移転して1か月。ようやく慣れてきた。やはり池袋と違って「気」が良い場所だと思う。今も浅草線の駅名にあるように「宝町」という名前の場所だったわけで、金運や縁起も良さそうだ。
自宅の引越しも具体的に考え始めた。職場から1キロの距離にあるマンションにも申し込んだ。すっかり「中央区の人」になりそうである。
予定がない日には、仕事終わりに近隣を散策してウマそうな店を探す。行ってみたい店がワンサカあるからしばらくは退屈しないで済みそうだ。
先日は、ふらふら歩いていたら結局、銀座4丁目も越えて、プチ馴染みのおでんの「おぐ羅」で食事をして、そのまま向かいにあるクラブ「麻衣子」で呑んだくれてしまった。
油断?するとすぐに京橋を外れて銀座に行ってしまう。まあ、それはそれで悪くはない。
とある夜、京橋駅のほど近くに佇む私好みの外観の店に突撃してみた。「きむら」という店。和洋料理という看板を掲げている。
古めかしい雰囲気が素敵だ。まさに大人向けシッポリ系である。
一般的な小料理メニューの他にトンカツやクリームコロッケが人気らしい。私にとっては願ったり叶ったりである。
クリームコロッケが物凄く美味しかった。洋食の名店もビックリのレベルだ。渋い小料理屋的雰囲気が大好きで、ベシャメルソースが大好きという私にとっては天国かもしれない。
こちらはニシンのこんか漬け。石川県の郷土料理らしい。へしこみたいなもの。発酵しょっぱい系である。酒のアテにバッチリである。
こういう珍味でチビチビ酒を飲みながら、クリームコロッケも堪能できちゃう点がニクい。
京橋は銀座と日本橋の谷間みたいな立地である。風情があってニクいメニューがあってオジサマ受けが良さそうな店はいくつも見つかりそうだ。
近年の再開発で京橋駅周辺にはエドグランとスクエアガーデンという高層複合ビルが競い合うように立っている。
スクエアガーデンにある「随園別館」に行ってみた。北京ダックをウリにする新宿の有名店がこちらにも進出したらしい。
イマドキの商業ビル内のレストランにしては珍しく普通にタバコが吸える。これはかなり画期的だ。
小汚い街場の中華屋さんならともかく、それっぽい雰囲気、かつ飲み屋的使い方ではないような路線の店で喫煙OKはかなり珍しい。
お味のほうは「まあそれなり」だったが、店内の雰囲気は適度に高級感があり、造りも広いから何かと融通もききそうだ。宴会的な使い方に向いていると思う。
さてさて、住まいの引越し先が無事に決まれば、自宅の最寄り駅は新富町になる。既にそっち方面の焼鳥屋、鰻屋、寿司屋といったシッポリ系の調査も始めた。
こんなことに一生懸命になっているのはヘンテコだが、案外そんな時間が楽しい。オノボリさん感覚ってこういうものなのだろう。
やはり、自分の居場所をリセットすることは、ドンヨリ染みついた変わり映えのない暮らしに新しい空気を吹き込むことになる。
新天地で過ごしていると、自分の感度が以前より良くなっている部分もある。大げさに言えば細胞が活性化しているのかもしれない。
まあ、そんな理屈っぽいことはさておき、しばらくは食い道楽オジサマみたいな顔をしてあちこち覗いてみるつもりだ。
これからしばらくは胃袋と肝臓が3つぐらい欲しい。切実にそう思う。
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