2019年11月11日月曜日

ソースマン


外国人が日本の空港に降り立つと醬油の香りを感じると聞いたことがある。韓国だとキムチの香りらしい。ホントだろうか。

確かに日本人は醬油である。それが真理だ。寿司にソースをかけるヤツはいない。ソースが死ぬほど好きな私だって刺身には醬油、卵かけご飯に醬油、クジラベーコンにも醬油である。

でも私はソースが物凄く好きだ。ソースマンだと自認している。タルタルソースも好きだからタルタル人だとか、ベシャメルソースが好きだからベシャメラー,鰻が大好きだからウナギストなど、いろいろ自称しているが、大原則はソースマンである。



ソースをビチョビチョにしたハムカツを食べると涙が出るほど嬉しい。アジフライもソース、目玉焼きもソース、シュウマイやマカロニサラダにもソースを使う。

トンカツを醬油で食べる人とは友達になれないぐらいソースを愛している。

ペヤングのソースだってわざわざネットで購入していろいろな食べ物に使う。炒めたソーセージに合わせるのがお勧めだ。



先日、大阪で時間潰しに飲み屋を探していた時もソースしか頭に浮かばなかった。お好み焼き、串カツの国だから当然そうなる。

画像はふらっと入った東梅田の「串カツじゃんじゃん」という店。ソースモードだった私を幸せにしてくれた。



飲んだのは主にガリの酎ハイである。こういうジャンク極まる一食を楽しむ時間は肩の力が抜けてとても心地良い。

「赤いウインナーが串揚げになっていて、それにソースをドボっとかけて、ガリ酎ハイをグビグビ飲む」。

文字にするだけで興奮する。私にとってはもはや官能小説の世界である。

おまけにタルタルトッピングのメニューはあるし、味噌カツもあった。そういう寄り道メニューを途中ではさむと、その後のソースぶりぶりが改めてウマく感じる。



その昔、今は亡き祖母が作った超簡単やっつけ料理が私のソース好きの原点だ。ソーメンを炒めてソースをかけただけの一品だ。なぜか抜群に美味しかった。

水気の飛ばし方、ソースの量、ソースを入れるタイミングにコツがあったらしく、大人になってから自分で作ってみても、あの味が再現できない。私にとっては幻の一品だ。

海外旅行にもソースを持っていく。日本食が世界的に人気だから海外でも醬油は結構見かける。でも日本のソースはなかなか見当たらない。




ウマくもない揚げ物に遭遇すると、ソースが大活躍する。朝飯の際も大活躍だ。もともと目玉焼きやオムレツにもソースをかける私である。世界共通の料理だからソースさえ持参すれば瞬時に自宅の味と変わらなくなる。

世の中では、ウスター、中濃、お好みソース、とんかつソースそれぞれを支持する人々が、熱く自分の好みを語っている。

私としてはどれも大好きだから、いまこそ大同団結を促したい。日本のソースは大げさではなく世界に誇る逸品である。

どのソースを支持する人も皆さんが平和にそれぞれのソースをリスペクトしあって、世の中の料理がソースだらけになることを祈っている。



2 件のコメント:

  1. 富豪さま
    なかなか行くのは難しいとは思いますが
    是非、船橋にある中華料理大連(ダイレン)の
    「ソースラーメンハムカツのせ」を
    ご賞味いただきたいです。
    バンドメンバーのM氏がお店をご存知です。

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  2. コメントありがとうございます!

    もう名前からしてヤバいですね。

    想像がつかないところが実に魅惑的です!

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