元気でいるためにはタンパク質。タンパク質といえば肉。というわけで、最近は意識して肉を食べる機会を増やしている。
先日、娘から食事に誘われた際にも珍しく私のほうから焼肉屋に行くことを提案して、感染対策がしっかりしていそうな叙々苑に出かけた。
高級路線の焼肉屋の肉はその多くが霜降り系である。若い頃ならヨダレを流しながら喜んで食べたが、さすがに今は赤身肉のほうが嬉しい。
カルビかロースかでいえば当然ロースだ。この日は娘の前でエエ格好しいになって普通のロースではなく上ロースを注文。
奥に写っているのが上ロースである。手前はカルビだったかハラミだったか忘れたが、奥のロースも見分けがつかないぐらい霜降りである。
「上」と指定したせいで逆に脂っぽい肉が出てきてしまった。失敗である。冒頭のネギタン塩も霜降り系だ。ここに写っている肉はすべて娘にまかせる。
メニューを改めてチェックしたら「厚切り赤身」を発見。画像は撮りそびれたが、私はそれを二人前注文してしっかり食べた。なかなか美味しかった。
叙々苑に行ったら「赤身厚切り」。中高年にとっての基本かも知れない。
さて、脂の部分がすっかり苦手になってしまったのは牛肉に限った話で、豚肉だと脂の甘さが恋しくなる。
別な日、銀座の「美ら菜苑」にウマい豚肉を食べに行った。間違いなくウマい豚肉が味わえる都内屈指の店だ。
豚しゃぶが目的だったので姉妹店の「美らしゃぶ亭」(http://fugoh-kisya.blogspot.com/2016/04/blog-post_18.html)に行きたかったのだが、あちらは時短営業中。
「美ら菜苑」は例の“19時、20時ルール”に関係なく営業している。高級サムギョプサルがウリの店だが、こちらでも豚しゃぶは楽しめる。時間の都合上、この日はこちらにお邪魔した。
沖縄のブランド豚が何種類も用意されているのだが、どれもハズれなくウマい。甘みがあって味に奥行きがある。
お値段はちょっとした牛肉のしゃぶしゃぶ屋さんと同等かそれ以上だ。でも個人的には高級霜降り牛のしゃぶしゃぶを食べるなら、ここで豚しゃぶを味わうほうを選ぶ。
どの肉も脂身が少なめの肩ロースとバラが選べるのだが、パッと見は肩ロースのほうが美味しそうに見える。でも食べてみると白っぽいバラ肉のほうが甘みを堪能できる。
牛肉でこんなに白っぽかったらクドくて食べられないが、そこは上質な豚肉である。真っ白ぐらいに見えてもサッパリぺろぺろ食べられる。
この店は個室が中心だし、スペースにもゆとりがあって感染対策を考える上でも安心して使える。
アルコールは19時まで、営業時間は20時までという時短要請は、あくまで要請だからそれに関係なく営業することはちっとも悪いことではない。むしろ、TPOに応じて開けている店がなければ困る話だ。
時短要請を守っていても狭いスペースに大勢の客を詰め込んでガヤガヤ騒々しい店なら感染リスクは高い。昼間だろうと大混雑しているソバ屋などはなかなか恐い。
そういう意味では、スペースに余裕があって人混みにならない店は安心だ。これは時間帯とは関係ない。
つくづく一律横並びの“規制”の無意味さを痛感する。“時短警察”みたいな連中はぶつぶつ文句を言いたいだろうが、そんなヒマがあったら“人混み警察”に宗旨替えしてもらいたいものだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿