ドラマ「不適切にはほどがある」を毎週欠かさず見ていたが、「ふてほど」という略語は初めて知った。流行語大賞だそうだ。ふーんって感じである。
今年のハヤリ言葉といえば「裏金議員」、「103万円の壁」、もしくは「50・50」が妥当だと感じる。ちなみに大谷選手のホームラン50本、50盗塁の「50・50」すなわちフィフティー・フィフティーに関しては日本語の意味さえ変えてしまうほどだと聞く。
野球以外の日常会話ではフィフティー・フィフティーといえば、コトが上手く運ぶかどうか「五分五分」みたいなケースで使われるのが一般的だ。「お前、あのコを落とせるかよ? うん、フィフティー・フィフティーかなあ」みたいな感じである。
ところが大谷翔平さんの活躍のせいで「フィフティー・フィフティー」を2つのことを同時に出来ちゃう、いわば“両取り”みたいな絶好調を意味する言葉だと勘違いする若者が出てきたそうだ。
「契約取れそうか?」に対する答えが“五分五分”なのか、別の契約まで取れそうなほど絶好調なのかでは意味がまるで変わる。大谷翔平の力は日本語の意味さえ変革するほどなのかと変なところで感心してしまった。
さて、この時期になるとNHKの紅白に関する話題もメディアを賑わす。今年は、いや今年も知らない歌手ばっかりだが、いい加減、見せ方を大改革しないとダメだと思う。私自身は石川さゆりをじっくり鑑賞できれば一応満足はする。けん玉も飽きたし、ディズニーモノもうさん臭い。
具体的にどうしてほしいのか…。ぶっちゃけて言ってしまえば、ヘタに若者に迎合するよりも思い切って3分の2ぐらいは懐メロ大会にしたほうが楽しそうだと思う。子門真人が出てきて「泳げたいやき君」を歌えば高視聴率は確実だろう。
ちょっと話は飛躍するが、ゴールデンボンバーは毎年出すべきだと思う。それも毎年「女々しくて」だけでよい。知っている人は少ないが、彼らは毎年年末になるとその年のトピックを「女々しくて」のメロディーに乗せて歌うことを恒例にしている。
流行語大賞のノミネートが決まったら即座に歌詞作りに取り組み、それはそれは見事に1年の出来事を振り返っている。ただただ感心してしまう。
youtubeのアドレスを貼っておくのでぜひ鑑賞してもらいたい。前半、中盤は歌詞作りのドキュメントで、肝心の歌は最後の5分ぐらいの箇所で披露されている。これはもっと世間から評価されて然るべき才能だと思う。
完成まもない2024年版がこれ
ついでだから2023年版はこちら
毎年こんな努力を続けているわけだから紅白には特別枠で毎年出場してもらって、その年の世相を「女々しくて」のメロディーに乗せて歌ってほしい。国民的番組にふさわしい企画だと思う。
今日はこんなところでオシマイ。
今年の流行語大賞は個人的には「闇バイト」か「価格改定のお知らせ」だったのですが、ネガティブな言葉よりもポジティブな言葉が選ばれやすいので大谷翔平系だと予想してたのに、まさかの「ふてほど」!
返信削除かえってアザとい炎上商法にも思えるぐらい違和感ありますよね!
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