2026年1月19日月曜日

鴨の夜

 

気に入ったからまた来ようと思ったまま忘れてしまうお店は案外多い。凝り性なB型気質?のせいで決まったジャンルのお店を探索しまくった時期もあったので記憶から消えてしまった店は多い。トンカツや洋食、寿司など頻繁に食べたくなるジャンルならともかく、それ以外だと簡単に忘れてしまう。

 

先日、ふと思い出したのが鴨料理専門店だ。鰻やら馬肉、牡蠣あたりなら専門店の存在をしょっちゅう思い出すのだが鴨は盲点だった。

 

で、訪ねたのが東銀座にある「鴨亭」。繁華街から外れた立地だから通りすがりに思い出すこともなく、前回訪ねた時からもう何年も経っていた。蕎麦屋にいけば高頻度で鴨せいろを食べるのに鴨専門店を忘れていたのは何だか損した気分である。

 

数年ぶりだからメニューも変わっていたし、内装もリニューアルされていた。鴨しゃぶを中心にあれこれと鴨の一品料理を頼みたかったのだが、今はコースじゃないと鴨しゃぶが注文できないと聞いてちょっと落胆。

 

コースだと鴨とは無関係な料理も出てきてしまう。頭の中がカモカモモードになっていた私としては鴨しゃぶを我慢して一品料理だけで攻めようかとも思ったのだが、レア気味で食べる鴨しゃぶのウマさを断念できずおとなしくコースを注文。

 



前菜あれこれや刺身も美味しかったが、以前より少食になってきたせいで調子に乗って食べていると鴨しゃぶが楽しめないから控えめに味わう。そのくせ、アラカルトメニューから馬肉ユッケは頼んでしまう。本末転倒だ。

 



メニューに馬肉があると条件反射みたいに注文してしまう。カモカモ気分を超越する馬肉の魔力に改めて恐れ入った。本能的に滋養強壮を求めているのかもしれない。

 

コースに含まれていた鴨の焼き物はカモカモ気分を充たしてくれた。つくねがとくに良かった。鶏肉とはまるで違う風味を苦手に感じる人もいるが、さすがに専門店だけあって鴨肉の良い意味での個性が引き出されている感じ。

 



以前に来た時はいろんな鴨料理を頼んだのでサッパリ系の鴨とちょっと脂っぽい鴨の両方を堪能したのだが、今回は全体にサッパリ系に終始していた印象だ。もう少し脂身のウマさを楽しめる一品があっても良かったと思う。

 

鴨しゃぶの肉も脂身は少な目でクドさは無し。クセが無さすぎるぐらいだがこれはこれで良かった。中高年向きかもしれない。いうまでもなくネギとの相性も抜群でヘルシーな気分になれた。

 




つけダレは無し。その分、しゃぶしゃぶのダシがしっかりしているから鴨肉の味をストレートに楽しむ感じだ。15秒程度しゃぶしゃぶすれば程よい火加減になる。薄ピンクぐらいがちょうどいい。

 



シメは雑炊か蕎麦を選べるのだが、この日は蕎麦。ほぼ茹で上がっている蕎麦が出てきて、鍋で少ししゃぶしゃぶする。冷たい鴨せいろでシメたい気分だったが。温かい蕎麦で仕上げるのも冬ならではだ。コシのある蕎麦だったから満足。

 

あーだこーだと書いてきたが、コースにしちゃったせいで前回のような感激はなかったのが正直なところ。次回はアラカルトで鴨ざんまいを企んでみたい。

 

 

 

 

 

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