春は何となく気分がアガる。暖冬とはいえ冬の寒さで凝り固まった身体がほぐれていくような気がする。我が老後趣味候補筆頭の大学野球観戦に通う日も近い。桜も咲いているし意味もなく気分が前向きになる。
最近は体重測定をサボっているので昨年ガッツリ落とした体重がどれほどリバウンドしたのかが気になる。キックボクシングジムに通う頻度もちょっと減っている。酒を飲む機会ばかり増えてしまった。
とくに持病も無く好きなものを食べてアルコールも制約なしに飲む日々である。これって有難いことだと思う。以前はそんなことを感じることはなかった。やはり還暦という節目を過ぎたからシミジミそう思えるのだろう。
「この先10年」という周期で物事を想像するとちょっと怖い。30歳の時、40歳の時、50歳の時にそれぞれその先10年を考えたとしても「ハゲちゃうのかなあ」とか「下半身がいうことを聞かくなるんだろうなあ」とか平和?な心配が頭に浮かぶ程度だった。
60歳からの10年となるとどことなく深刻な感じがする。大病の一つもしそうだ、ヘタしたら死んじゃってるかもといった以前とは異質の心配が脳裏をよぎる。
もちろん、永ちゃんや舘ひろしみたいに70代半ばでもバリバリ元気な人は多い。考えすぎてもキリはない。でも永ちゃんやひろしは私のような野放図な暮らしはしていないはずだ。ストイックに自己管理をした成果が今の姿だろう。そう思うとやはり心配になる。
だったら真面目に健康管理に励めばいいのにそれが出来ないのが私が凡人である最大の理由だ。まあ仕方がない。
話を変える。ここ数か月、以前よりアルコール摂取量が増えている。その理由は単純。妙に美味しく感じているからだ。ヘンテコな言い方だがウマいから飲み過ぎてしまう。ヤケ酒みたいなノリだとたいした量は飲めないが、ウマい!と感じちゃうとグビグビ飲み続けてしまう。
心配事やストレスも人並みに溜め込んでいるのだが、それを忘れるために飲むというより単純にウマいから飲んでしまう。お寿司屋さんに行けば日本酒をグビグビ、モツ焼き屋に行けばホッピーをグビグビ、焼肉屋に行ってもサワー類をグビグビしている。
食事のついでに飲むというより、酒のついでに食べるという不健康なパターンが増えてきた。逆にいえば体調が良いのだろう。それならハッピーである。目指すは10年後の現状維持である。
一人晩酌でよく行くお寿司屋さんでは相変わらずウニ巻きの世話になっている。刺身や気の利いたツマミで熱燗やら冷酒を飲む時間が大好きなのだが、それだけだと何かが違う気がする。
寿司といえば酢飯だ。刺身やツマミをあれこれ頼みたがるのが私の常だが、根っからのコメ好きとしては周りのお客さんが握りを食べていると欲求不満が募り始める。
とはいえ、「握りは後半で」という変な思い込みが強いので酒中心の前半戦はコメとは無縁になりがちだ。別に最初から握りをいくつか食べてからツマミに移行して、その後にまた握りを食べたっておかしくないのにナゼかそれが出来ない。
この問題を解決してくれるのが巻きモノだ。これまた私の単なる思い込みかもしれないが、細巻きは酒の肴としての意味合いもある。
普通の握り寿司はつけ台に置かれたら速攻で食べないとカッチョ悪い。初歩的なマナーだ。それに対して細巻きならしばらく置いたままでも無粋にはならない。ここがポイントだ。
ウニだけをツマミとして注文することも多いのだが、ウニ巻きだとコメに対する欲求不満も解決してくれる。ついでにいえば普通のウニの握りは一口でなくなってしまうが、ウニ巻きなら6回ももぐもぐ可能である。これは大きい。
せっかくのウニが一口で無くなっちゃうと寂しさが募るだけだ。なんなら悔しい気持ちにもなる。後ろ髪を引かれる思いだ。大げさか…。それに比べて細巻きなら6口も楽しめる。6個目を口にするまで長い時間にわたってウニの輝き?を眺めていられるのも嬉しい。
もちろん、ネギトロ巻きだろうが、かっぱ巻きだろうが、細巻きであれば同様の効果を発揮する。でも、でもである。ウニはお寿司屋さんでエース級の存在だ。あくまでエースを選択して酒飲み心を満たせる点でプチ高揚感につながる。
お寿司屋さんの大将に聞いたらその店でウニ巻きを注文するのは私ぐらいだという。ちょっと不思議だ。いつもの私のお勘定よりはるかに高いコースメニューを頼む人からも注文されることはないらしい。一種の盲点になっているのだろう。
どなた様もぜひウニ巻きを並べて日本酒をグビグビする時間を味わってほしい。幸せな気分になります。
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