2025年11月7日金曜日

後ろメタファー


気づいたら熱燗や焼酎のお湯割りばかり飲んでいる。ほんの1ヵ月前までは冷えたスイカジュースをグビグビ飲んでいたのに一気に変わった。今はスイカジュースをちっとも飲みたくない。コーンスープやら熱いココアが妙に愛おしい。


最近は倦怠感もなくなり体調はバッチリなのだが、なんとなく冷え性気味だ。体重を落としたせいだろうか。とくに足元が冷えることが増えた。加齢のせいかもしれない。血の巡りが昔より悪いのだろう。

 

季節の話に戻す。お寿司屋さんのツマミはどうしたって常温か冷たいものが多い。必然的に寒くなると酒は温めたくなる。季節の変化に合わせて酒や食の嗜好を変えられるのは日本人ならではの喜びだ。

 


 

松茸の土瓶蒸しは正直言って物凄くウマいかと言われればそんなことはない。シジミの味噌汁のほうがウマいと思う。比べる対象がヘンテコか…。土瓶蒸しは季節を楽しむためだけに存在するようなものだろう。暑い季節が過ぎ去った合図みたいなものだ。それもまた風流で結構だと思う。

 

これからの季節は白子も外せない。以前は尿酸値問題などで食べ過ぎないように気を付けていたが、いまは数値も基準内だし、毎日のように食べるわけではないから何も気にせず楽しめる。

 



人生60年にしてようやく「適量」という感覚が身についたのだとしたら随分とバカである。この半年、夜中に牛丼特盛りを食べることもなくなったし、お寿司屋さんの夕食の後にマックに行ってフィレオフィッシュを複数食べるという意味不明な行動も控えている。

 

適量で済ませられるようになると、ウニやイクラだってバンバン食べても平気な気がする。後ろめたさが無い。“後ろメタファー”を気にせずに済むと美味しさも格別だ。ウニをツマミで食べた後で他のモノを味わいつつ、握りでもウニをもらってムホムホしている。イクラもしかり。ツマミで食べてから後半ではシャリ付きで何度も食べちゃう。

 




好きなものだけ食べるという行為は考えてみれば贅沢の極みだ。子どもの頃、出前の寿司一人前が全部イクラだったら良かったのにと何度も思っていた。当時の不自由さを思い出すと好きなモノだけ食べても許されるのはオッサンとしての特権だ。

 

生まれ変わってもすぐにオッサンになりたい。なんならオッサンとして生まれてきたいぐらいである。

 

さて、胃も小さくなったみたいでドカ食いをしなくなったものの時にはガツンとしたものをしっかり食べたくなる。この部分は元気な男の子のなれの果てという自分のアイデンティティを忘れないために死ぬまで続けたい。

 

先日は、いまハヤりの閉じないカツ丼を食べたくなってウーバーで注文した。トンカツをダブルにしてみたのだが、アッという間に完食した。するする食べちゃったような感じだ。私の中にドカ食い魂はまだまだ健在のようでちょっと嬉しかった。

 



 節制暮らしによって体重を15キロ落としたのだが、まだリバウンドはしていない。この2か月ほど多少の変動はあっても15キロ減になった体重を何となく維持している。

 

少し前には久しぶりにローリーズに出かけて肉をどっさり食べたのだが、コメやパンを食べなければ体重は増えないことを改めて実感した。コメを食べたい欲求は酒を飲むことでゴマカしたのだが、適度に酔っぱらったせいで結果的に満足できた。

 






やはり時には牛肉をガッツリ食べることも大事だ。なんとなくエネルギーが湧いてきたような気がした。メインの肉の前に食べたタルタルステーキもウマかったし、肉肉しい時間に身を置くことは体調管理の面でも意味があると思う。

 

単なる雑食日記になってしまったついでに雑食の極み?であるペヤングの話に移る。ここ1ヶ月しつこくヘンテコ系ペヤングを紹介してきたが、さすがに飽きてしまったので今日の2種類を紹介して終了したい。

 





「明太とんこつ味」と「やまとの味カレー」だ。明太とんこつ味は私好みではなかった。しょっぱい印象しかない。「味カレー」のほうは普通にウマかった。

 

このところの変化球ペヤング紹介ではカレー系の商品を23つ取り上げたが、カレー系はすべて食べて損をしたような気分にはならない。万人受けする味に仕上げられていた。

 

ヘンテコペヤングを10種類ほど食べた結論としては「醤油系」はダメ、トマト系はビミョー、お吸い物っぽいダシ系はまあまあ、カレー系はウマい。

 

誰の参考になるかは分からないが一応そんな感じである。これを言っては身もふたもないが、普通のペヤングを黙って食べていれば間違いない。そんな結論になるように巧妙に仕掛けてきたマルカ食品に敬意を表したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

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