物忘れがヒドくなってきたことで脳神経内科に行き、脳のMRI検査を受けるハメになったことを8月終わりにこのブログで書いた。閉所恐怖症気味だからイヤでイヤで憂鬱で憂鬱で仕方なかったのだが勇気をふり絞ってちゃんとやってきた。
脳神経内科でMRIを手配してもらう際に閉所が苦手だという話をしっかりアピールしまくったせいでオープン型のマシンがあるクリニックを紹介された。
受付の際に鎮静剤をもらうつもりだったのだが、私の勘違いもあって話がスムーズに進まずちょっと難儀した。鎮静剤を使う場合は予約時間より1時間早く到着して服用後クスリが効いてくるのを待ってから検査をする段取りだとか。
私の検査予約時間は10分後だ。これ幸いとばかりに「では無理なので帰ります」と言ってみたのだが、親切なクリニックの人々が予定時間をずらしてくれることになった。嬉しいような悲しいような気分とはこういうケースを指すのだろう。
鎮静剤を2錠もらい一時間後に戻ってきてくれればいいとのことだったので近くのカフェの喫煙ルームにこもってガバガバとタバコを吸う。オープン型のMRIとはいえどうせパニック寸戦になるぐらい恐怖感と闘わねばならない。束の間の自由時間は煙を吐き出すぐらいしか出来なかった。
十数年まえに脳のMRIを受けた際は首から上をすっぽりと機械に覆われその閉塞感に悶絶した。気が狂うんじゃないかと心の底からビビりまくった。
その後、トンネル状の機械に全身が包まれる一般的な腹部MRIも何度かこなしてきたが、頭すっぽりバージョンほどではないものの毎度メロメロにバテまくっている。閉じ込められるのがとにかくイヤだ。
久しぶりに頭部MRIである。オープン型の機械がどんな形状なのか不安で不安で仕方なかったのだが、鎮静剤が効いてきた頃にご対面した機械をみてちょっと驚く。良い意味で驚いた。
座った状態で首から上をすっぽり覆う機械ではなく、通常のMRIのように横になって検査を受けるスタイル。おまけに全身を包み込むような形状ではなく、左右は開放された状態で検査部位にカメラが覆いかぶさる感じの仕組みだった。身体がベルトで固定されることもない。
鎮静剤のおかげでボーっとしてきたし、担当医がやたらと丁寧に気を配ってくれたのでどんどんやる気?が出てきた。聞けばこのクリニックは閉所恐怖症気味の人が各地からこぞってやってくる“駆け込み寺”みたいな場所らしい。
私などはしょせん「閉所が苦手」レベルだが、電車やクルマにすら乗れない重度の閉所恐怖症の人も利用しているとか。そういう人は徒歩3,4時間かけて検査に来るという話を聞いて、がぜん勇気が湧いてきた。
で、検査が始まった。腹部の検査だと「息を吸って、吐いて」みたいな作業を結構マメにやらされて放心状態になれないのだが、頭部の検査はそういう作業が無いのがラクだ。エロい妄想に励んでいるだけでいい。
通常は20分で終わるのだが、痴呆傾向を調べるには追加で10分必要らしい。検査を始める前は20分でいったん解放してもらって一息ついてから追加の10分をやり直すようにワガママ要求を受け入れてもらったのだが、結局、追加の10分もそのまま連続でこなせた。
無事に終わったことで達成感、満足感はかなりのものである。おかげで検査結果を聞きに行く診療予約をしていない。忘れたままである。変な話、結果を聞きにいかなければ「異常なし」だ。そうはいかないか…。
ちなみに明日、すい臓方面をチェックする別のMRI検査の予定が入っている。こちらは以前に手配済みなので一般的な閉じ込められる機械の検査だ。いまさら検査するクリニックを変えられない。もう少し時間に余裕があればオープン型の優しいMRIを手配し直したのに何とも切ない。
前回の検査では機械に入れられる前から終了するまで一瞬たりとも目を開けずに閉じたままでいるといいという技師さんのアドバイスのおかげで何とか耐えられた。今回もその作戦を徹底しようと思う。
それにしても長生きしたい願望はまったく無いのにナゼ私は何度も何度もこんな検査をビビりながら受け続けているのだろう。医療費でパンク寸前の国家財政の観点からも問題である。
そろそろ検査だ何だと余計な健康対策にソッポを向いてサプリや常用薬もスパっとやめて自然のままに任せてみようかと本気で考えている。
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