このブログを書き始めたのは2007年の10月からだ。気づけば18年も経った。我ながらビックリである。最初は職場のSEО対策の一助になればと考えたのだが、早いうちにそんな目的は忘れ去り、個人的な身辺日記に終始し始めた。
内容はともかく18年という歳月はかなりの時間だ。生まれた子が成人するほどの年月である。今から18年前だから42歳の頃に始めたわけだ。40代と50代という人生の円熟期?の日々をまるまるカバーしていたことになる。
18年前の私は普通の家庭人だった。当時子どもは6歳と1歳。イクメンみたいなことにも励んでいた頃だ。結婚は2回しかしていないから家庭人だったのは通算でも15年ぐらいか。それもまた人生経験になった。
それなりに頑張って父親役もこなした、その後は愛人も囲ったし離婚もしたし、優雅な独身貴族を謳歌もした。ナゼか今は娘と二人暮らしだから準家庭人みたいな日々である。
豊島区に構えた家は元嫁に差し上げてしまったから、その後は文京区内を転々とし、会社の移転に合わせるように中央区に引っ越し、中央区内でも今は3か所目だ。
18年前に今の暮らしはまったく想像できなかった。流転というほどではないがかなり環境は変わった。20年近い歳月は状況を大きく変えるものだと痛感する。
逆に言えばこの先の18年なんてもっと想像できない。平均寿命の観点から見れば18年後はまだ生きている可能性は高い。でも私自身は70代前半ぐらいでオサラバしちゃっても構わないと思っているので、もしそうなるのなら18年もの時間は残っていないことになる。
なかなかシュールな話だ。そう考えるといま生きている日々って凄く貴重だと思う。このブログを書き始めた時から今日まではアッという間だった。その程度のアッという間の時間がヘタするとこの先は残っていないわけだ。ちょっとゾワゾワしちゃう。
この18年、有難かったのはとくに大きな病気にならなかったことだ。コロナやインフルは風邪みたいなものだし、すい臓に時限爆弾があると医者に脅されてはいるが定期検査でとくに問題はない。
十数年前、歩けないほどの腰痛に難儀したこともあったが、あれも離婚前後のゴタゴタによるストレスが腰に来ただけの話だったのだろう。扁桃腺も年齢的に腫れまくる頻度は激減した。むしろ20代、30代よりも体調面では順調だったかもしれない。
サプリやら各種の薬は真面目に飲んでいたが、そのせいもあって健康に気をつけた食生活に努めたことはない。いわば好きなものしか口にしない半生だったのに60年も支障なく過ごせたわけだから幸せだ。そのツケがこの先に待っているとしたら怖い怖い。
男性機能もまったく問題ない。下世話な話にはなるが、この部分は案外重要だろう。男として現役を実感する時間ナシでは日常が味気ないものになるし、活気が湧いてこなくなる。
むしろ今では現役であることの確認のためだけに無理に頑張っている感じもある。正直に言えばメンドーでカッタルイなあなどと思いながらオネエサンがたとの“試合”に臨むこともある。我ながらバカだと思う。実にご苦労なことだ。
18年前はまだまだ水中撮影に必死になっていた頃だ。さすがにあのエネルギーは今はない。環境が環境だけにあの趣味は無理をすると命にかかわるから自分の体力に見切りをつけて引退した。でも学生時代から30年以上も夢中になれた趣味を持てただけでラッキーだった。
15年ほど前に始めたバンド活動は今も継続中だ。今年も11月後半にライブを予定している。練習も佳境に入ってきた。今年も今まで以上に盛り上がりそうな演目を用意している。
毎年100人以上のお客さんの前でシャウトしたりアホなМCで笑いを取ったりしているのだが、思えばこれだって18年前には想像していなかった姿だ。変われば変わるものだと痛感する。
18年前、自分がなりたかった60歳になれたかといえば答えはノーだ。全然ダメだった。でも人生ってそんなものだろう。とはいえ、この18年間に特別な後悔や無念さを感じているわけではない。もっと言うなら、たとえ18年前に戻ったとしても似たような日々を過ごすと思う。
さてさて、残りはあと何年残っているのだろう。一応そんな感覚にとらわれているが、きっと明日にはそんな感傷的な気持ちはどこかへ忘れてヌボーとした時間を過ごしているはずだ。
人生は成りゆき。今更ながらそんな言葉しか出てこない。それはそれで幸せなことだと思う。
さて、今日もペヤングの話です。
「岩井の胡麻油付き」という謎めいたペヤングだ。胡麻油のブランドなど私にはチンプンカンプンだが、きっと評判の良いものなのだろう。「ソース焼きそばに胡麻油」というだけでダメな味を想像したのだが、案外ウマかった。
ヘンテコペヤングの中でも「マヨツナ味」「世界の山ちゃんコショウ味」と並んで「むしろウマい」と言いたくなるシリーズだと思う。これもまたソースや胡麻油は7割かせいぜい8割だけ投入することがポイントだと思う。
ペヤングシリーズ、まだ続くので苦手な人はごめんなさい!

 





