先週、最近の私のダメ人間ぶりを書いたが、ダメ人間といえばジャンクフードである。とかく悪役にされがちなジャンクフードだが、考えようによっては中高年の人間にとってそんなものをバリバリ食べられることは健康の証だと思う。一種のバロメーターだろう。
ひと昔前の高齢者にはジャンクフードを喜んで食べるイメージはなかった。今は世の中全体が高齢者だらけだからそんなイメージも過去のものだ。体調が悪くなければハンバーガーも牛丼も食べたくなるのが普通だ。
と、いっぱしのこじつけ的言い訳を書いてみたが、私には結構真面目な目標がある。70歳になっても今と同じ食生活のままそれなりの体調を維持していたら全世界にジャンクフード不健康説は単なる思い込みだと発表することである。
一応、血圧やコレステロールの薬は飲んでいるが、60年生きてきて大病の経験もないし、入院経験だってほぼない。扁桃腺炎がキツかった時に職場を休むアリバイのために入院したぐらいである。
好き嫌いは多いし野菜は食べないしジャンクフードも平気でむさぼり食べてきたのにたいしたものだと思う。このまま今後10年もノホホンと過ごせたら世の中に出回る健康のための食生活の勧めなど気にしなくてもへっちゃらという理屈が成り立つ。
さすがにこれから10年の間には食生活の乱れを原因とする病気になる可能性は高いが、もしかしたら何となくこのままいけるかもしれない。チキンレースみたいな話ではある。
この歳になってこんな怪しげな焼きそばパンを買う気になるわけだから我ながら立派?だと思う。若者との違いは食べた後で後悔するかしないかという一点に尽きる。私の場合は学習能力が足りないから怪しげな菓子パンを食べまくって後悔するのが常だ。
さてさて、ジャンク系国民食の代表がラーメンである。私はさほどラーメンを好んでは食べないのだが、食べたくなる時はたいていチャーシューが主役みたいなラーメンを選ぶ。
新橋にやけっぱちみたいにチャーシューをテンコ盛りにして提供するラーメン屋さんがある。「ほりうち」という店だ。チャーシューに飽きちゃうぐらいチャーシューを堪能できるので時々足を向ける。
先日、その店の流れをくむ店が神田にあると聞いて出かけてみた。酷暑日じゃなかったら自宅から歩いていける距離だから私好みの路線だったら知っておくべき店である。
「ふるいち」という店だ。とりあえずチャーシュー麺を注文してみた。オーソドックスな醤油ベースのラーメンにゴロっとしたチャーシューが乗っている。素敵な見た目だ。
麺は新橋の「ほりうち」よりも太目でコシもあってウマい。スープも適度にパンチがあって得体の知れないドロみたいなスープを出すイマドキの進化系?よりも私には嬉しい。特徴が無いといえばそれまでだが王道系醤油ラーメンとして充分に美味しい。
チャーシューも脂っぽい感じではなくガシッっと噛み応えのある肉肉しい路線でこれまた私好みである。ただ、チャーシューの量が“やけっぱち”と言えるほどではない。一般的には充分な量だと思うが、チャーシューまみれ、チャーシューざんまいになりたい私には物足りなかった。
で、チャーシューだけを追加注文して食べ始めたラーメンにトッピングしてみた。BカップのオッパイがFカップにサイズアップしたような安定感である。個人的にはこのぐらい邪道な量のチャーシューが乗っていると嬉しくなる。
ラーメンなのに2千円ぐらいになっちゃうのがビミョーだが、せっかく食べるならコストは二の次だ。ラーメンマニアならちゃんとスープも飲み干すのが礼儀みたいだが、健康に気を遣う私はそんな無謀なことはしない。あくまで主役のラーメンを麺が適度にサポートしてくれればそれだけで満足だ。
ナルトは次のお客さんにも使えるだろうから残したもののホウレン草やネギやメンマは完食した。キチンと副菜も食べたわけである。そんな私の几帳面さが今も健康でいられる秘訣だろうと確信した。
そう思い込むことが大事である。
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