最近は更新を怠りがちだ。怠っているのであって決して忘れているわけではない。そんな書き方をしてみたのは脳の検査結果が出たからである。
脳のМRI検査を受けた話を最近書いた(https://fugoh-kisya.blogspot.com/2026/09/mri.html)。娘に無理やり連れて行かれたわけだが、自分としては物忘れではなく単なる注意力の欠如だと信じている。
で、先日ようやく検査結果を聞きにいった。血管の詰まりだとか脳梗塞の傾向だとかそっち系のチェックが出来たから行った甲斐があると思っていたのだが、そっち方面はまったく問題なく、肝心の記憶力のほうにちょっとだけ問題があるという面倒くさい結果を伝えられた。
お医者さんも商売だから新規顧客を掴みたいのだろうと思ってはいるのだが検査結果を細かく説明されるとさすがにイヤな気分になる。
認知症の傾向を探るVSRAD解析とやらをやったのだが、端的にいって検査数値が「0~1」が正常で、それより数値が上だと記憶力方面の脳の萎縮が進んでいるとか。正常値をオーバーしているレベルは「1~2」「2~3」「3~4」「4~5」の4段階。数値が大きければダメダメという話である。
私は1点代前半という実にビミョーな結果だった。“基準値オーバー”は血圧や尿酸値やコレステロールなどで慣れっこになっているから最初は気にも留めなかったのだが、医師によると「普通の人はあくまでも1未満だ」とのこと。すなわち私は普通の人ではないという残念な結果だった。
脳の萎縮だからコレステロールや血圧と違って運動したり食生活を改善したりしても関係ないみたいなのが厄介である。さすがに70や80になればボケ始めるのは珍しくないが60歳で“スタート”しちゃうのは問題である。
医師によるとこの程度の数値だと治療レベルに進むかどうかは微妙なところだという。結局、日常で起きた物忘れを記録しろというよく分からない指示をもらった。それを3か月程度で持ってこいという。内容によっては脳のPET検査をするかどうかを判断するらしい。
なんだかビミョーな話である。日頃のちょっとした物忘れを記録するなんて私には無理だ。そんなものはすぐに忘れる。真面目に取り組むべきか、気にせずノホホンと暮らすべきか、どう考えても後者のほうが健康的である。
診察の帰り道、こんな程度の話は大げさに捉える必要はないと鼻歌混じりで職場に戻ったのだが、ここで問題発生。職場に戻るとどうも雰囲気がおかしい。私を探していたらしい。聞けば大事な会議をすっぽかして診察に行ってしまったようだ。
医師には「プライベートはともかく仕事上で大事なことを忘れたことはない」と豪語してきたばかりである。そんな発言をかましているまさにその瞬間に大事なことを忘れていたという話だ。我ながらちょっとビックリである。喜劇みたいな話だ。
一応、私なりに言い訳はちゃんとある。その会議は毎月1回の開催なのだが、なぜか9月分だけをスマホの予定表に記載しそびれていた。先月も先々月も来月も再来月もその先も毎月予定表には会議予定が記載されていたのに、ナゼか9月だけ抜け落ちていた。だから物忘れと断定しちゃうのも違うはずだ。単なるポカである。そう信じたい!
「医者にかからなきゃ健康だ」。皮肉交じりによく言われる一種の真理である。要は余計な検査をしちゃうとちょっとした数値の多寡によって病名を付けられちゃうという現実を表している。強がるわけではないが、ある程度はそんな感覚でいないとウツウツしてしまうのも確かである。
そうは言っても早々にボケちゃうと自分が不便だから、とりあえず出来る範囲で物忘れを記録して半年ぐらいしたら再診に行ってみようかとは思っている。
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