2026年3月18日水曜日

牛すじやら真澄やら

 

自宅で酒を飲む機会が増えた。以前は不思議と家ではアルコール欲求が湧いてこなかったのだが、最近は様子が変わってきた。風呂上がりのビールとかではなく、しっかり腰を据えて飲みたくなる。

 

ウーバーのおかげで何でもすぐに持ってきてくれることも大きい。馬刺しをツマミに焼酎が飲みたいと思っても今の時代なら簡単だ。馬刺し専門店からもデリバリーできる。実に便利になったと思う。

 


 

とある日、夜の11時過ぎに無性にタラコをツマミに冷酒が飲みたくなった。冷酒はともかくタラコを冷蔵庫に常備しているわけもなくウーバーで探す。30分もしないうちに深夜まで営業しているスーパーからタラコが到着。無事に欲求は満たされた。

 

横着極まりない暮らしである。いわばワガママ放題だから我ながら老後が心配になる。とはいえ、そういうサービスが身近に普及している以上、活用しないのは逆に損だと言える。使えるうちに使い倒そうと思う。

 

家呑みのツマミをいちいちその場でデリバリーしているのもヘンテコなので、あれこれ常備しておける食材を調べてみた。レトルト系は私の得意分野?だが、常備しているのはシチューやカレー、ハヤシといった「ご飯の友」ばかりだ。

 

で、気の利いたツマミという観点でレトルトを調べたら「牛すじ系」がいろんなメーカーから販売されていた。どて煮、ぼっかけなどの名称でいろんな商品が存在する。カレーやシチューより間違いなく酒の友になるからアレコレ取り寄せてみた。 








味噌ベースだと土手煮、醤油ベースだとぼっかけになるようだ。このあたりは東京人としてはよく分からない。牛すじ煮という意味では仲間みたいなものだから便宜上すべて土手煮で統一する。東京人にはあまり馴染みがないが関西ではド定番だ。

 

大阪方面に行った際に立ち寄る串揚げ屋では土手煮を注文するのが私の秘かな楽しみだ。ナゼだか東京の串揚げ屋や居酒屋では土手煮が用意されていることは稀だ。

 

一番上の「おかわり惣菜」というブランドの土手煮が私のお気に入りである。保存料、着色料不使用という点も何となく嬉しい。思った以上に肉もしっかりしている。

 

無印良品の商品はやたらと辛味が強くて好みが分かれそうだ。ユニークなイラストが描かれているMCCの商品は甘めの味噌味が私好みだが、こんにゃくが主役みたいな印象。ダイエット狙いなら案外有効かもしれない。

 


 

この画像は「おかわり惣菜」の土手煮をご飯にかけてネギを加えたもの。手軽に牛すじ丼が出来上がる。酒のアテとして七味をぶりぶり振りかけて楽しむのもアリだが、即席ドンブリにもなるから便利だ。

 

カレーやシチュー、ビーフストロガノフやボルシチまでやたらとレトルト食品が保存されている我が家のストック庫に土手煮が追加されてしまい大混雑状態である。

 

家呑みの話だった。

 

最近のお気に入りが成城石井限定という触れ込みの冷酒「真澄」だ。「野可勢」という呼称の純米吟醸なのだがクセがなくてスイスイ飲めちゃう。

 



根っからの日本酒好きには逆に物足りない味わいかもしれないが、個人的には大いに気に入っている。雑味が無くて軽快な飲み口だからどんなツマミにも合う。

 

冷酒は「開けたて飲み切り」が間違いないから300ml瓶で売られているのも良い。4合瓶を一人で開けるのはちょっと躊躇しちゃうがこのサイズなら手軽に開けたくなる。

 

それにしても最近はつくづく健康の有難さを感じる。甘いモノは際限なく食べて、酒も好き勝手に飲み、肉や魚も揚げ物もがんがん食べて過ごしていることは還暦過ぎの男として喜ばしい。

 

タチの悪い持病とかいろんな数値とかのせいで何かと制限がついて回る年齢だから今の状態はラッキーだろう。はたしていつまでラッキーな状態は続くのだろうか?

 

バレンタインジャンボの3億円が当たらなかったからきっとまだ大丈夫だろう。




 

 

 

 

 

 

 





2026年3月16日月曜日

ワガママな夜

 

ウーバー頼みの生活のせいで外食に関してはなかなか新規開拓が出来ていない。せいぜい近所に出来た「鮨とおでん」という店を覗いたぐらいだ。

 



いつのまにか都内のアチコチで見かけるようになった「鮨とおでん」だが、オッサンばかりになった世相をうまく掴んで店舗数が拡大しているようだ。実際に行ってみた感想は「こりゃあ個人経営の店は勝てないな」である。

 

刺身もまとも、握り寿司もキチンとしていて、おでんもちゃんと美味しい。BS放送の各種の呑兵衛番組?に出てくる店のような渋さや情緒はないが、正攻法でオッサンの満足感を充たしてくれる。

 



ツマミにもなる巻き寿司やおでん、焼鳥も並べて一献できるわけだから文句の言いようがない。この日はカキのおでんも頼んだが、これがニクい美味しさで出汁スープも美味しくてホゲホゲできた。オジサマ数人で気兼ねのない飲み会をするならこういう店で完結できそうだ。

 

地方の商店街が軒並みシャッター通りになってしまい大型ショッピングモールがその街の姿を変えたように、飲食の世界も確実に個人経営の店が厳しくなっている。こういう気の利いたチェーン店が増えればそんな傾向はますます強まるわけだ。

 

さて、新規開拓ではないが、2月に初訪問して「桃源郷のようだ」と表現した銀座のバーにその後もちょくちょく足を運んでいる。店選びに悩んだらここでいいという感覚になりつつある。

 https://fugoh-kisya.blogspot.com/2026/02/blog-post_27.html

 

8丁目の雑居ビルにある「Bar U」である。隠れ家的な立地だけでなく食べ物メニューの豊富さがバーとしては異色レベル。実に使い勝手が良い。

 

一人でフラっと行くも良し。オネエサンと連れ立って行くも良し、野郎同士だって不自然ではない。

 




ソーセージ好きの私にとって嬉しいのが食べ応えのある鉄板ソーセージというメニューの他に赤ウインナーが用意されている点だ。鉄板ソーセージはマスタードを添えて肉料理っぽい雰囲気を漂わせている。これはこれでビールにもウイスキーにも合うから無難な選択だ。

 

一方の赤ウインナーは既にそれがメニューにあるだけでその場の話題の中心になるほど一種独特な存在感がある。昭和人の憩いの一品だ。こちらはマスタードなどという小洒落た添え物は不要だ。断固としてケチャップが相棒である。

 

ニクいことにタコさんカットで出てくる。昭和人の郷愁を誘う。眺めているだけで幸せな気分になる。ただ鑑賞しているだけでハッピーになれる存在は大谷翔平と今田美桜ちゃんとタコさんウィンナーぐらいではなかろうか。

 



この日は白身魚のポワレみたいなちゃんとした料理も食べた。肉や魚などもジャンルを問わずメニューがあるからバーに行ったつもりがファミレスで脈略なく食べまくるような楽しみ方も可能だ。

 

料理担当のスタッフさんはイタリアで修業経験もある若者。料理をすることがかなり好きな様子だ。食べ物の話を振ると会話が尽きない。この日はスイーツも作ったそうなのでもちろん食べてみることにした。

 

パフェのような見た目だが、実態はショートケーキだ。上手にチーズを使っているようでコクが深く甘さも絶妙だった。タコさんウィンナーを肴にハイボールをグビグビしながら、ついでにショートケーキも食べちゃうわけだからやはり私にとっては桃源郷みたいな場所である。

 



考えてみれば夜の銀座は一概にジャンル分け出来ないこういうお店が多いことも特徴の一つだろう。客層がワガママなオッサンばかりなので、渋い小料理屋とかオーセンティックバーとかの見た目の店でも真っ当な餃子が出てきたり、妙にウマいチキンライスが出てきたりする。

 

新規開拓をサボってばかりだが、昔を思い出してそういう奇天烈さが有難いお店をこれからも探索しようと思う。





 

 

 

 

 

 

 

2026年3月13日金曜日

謎のビーフン

 

ウチで自炊っぽいことをする時はたいてい豚肉をあれこれ味付けして焼くぐらいだ。生姜焼き、みそ焼き、プルコギ味、豚丼のタレ味等々、気分に合わせてちゃっちゃっと作る。

 

フライパンで焼くという作業がほんの少し厄介なので、それより手を抜くときは安直な炊き込みご飯を作る。炊飯器のスイッチを押すだけだからラクチンだ。

 

市販の炊き込みご飯の素はどれもパッとしないから具材を追加投入する話は以前にも書いた。タケノコ土佐煮あたりをハサミで細かくカットして追加するのが定番だが、最近新たに加えることが増えたのがシイタケである。

 


各地で人気のさまざまな釜飯にしても甘い味付けのシイタケが重要なアクセントになっていることが多い。とはいえ、一からシイタケを調理するのはゴメンだから市販のシイタケ旨煮などを活用する。

 

これがウマい。そもそも炊き込みご飯は味付けを甘めにしたいのが私のこだわりだ。いつもパルスイートを大さじ一杯ぐらいは平気で投入する。それをしなくても甘めの味付けのシイタケをどっさり追加投入すると自然とバランスの良い甘味に仕上がる。おススメです。

 



さて、ここから本題。本題というほどの話ではないが、ウチメシをめぐる最近の感動は亡き祖母の手抜き料理を再現できたことだ。料理と呼ぶのもためらわれるぐらい安易な食べ物である。

 

「ビーフン炒めソース味」である。文字にすると何てことはないがこれが奥が深い。今まで再現に挑んだがなかなか当時の味にならなかった。

 

問題は私がこの料理の前提をソーメンだと勘違いしていたからである。ある種のモノグサ?だった我が祖母は起きている時間の9割は煙草をスパスパしているような人で、食事もテキトーに済ませることが多かった。

 

ソーメンをただ炒めてソースを回し掛けして食べているような無頼派!だった。実際にソーメン炒めも作っていたが、私が時々横から貰ってウマいウマいと食べていたのは実はビーフン炒めだったことをふと思い出した。

 

大事なポイントは「ちゃんとしていないビーフン」を使うことだ。すなわち乾燥状態のビーフンの束をお湯で戻す際にちゃんと戻し切れていない状態のものを使うのがコツ。きっと祖母のことだからしっかり戻している時間がじれったかったのだろう。

 



戻し切れていないどころか通常の半分程度の戻し方が適切。すなわちボリボリ気味である。なんならペヤングのお湯を3分待たずにわずか45秒ぐらいで捨てちゃった時のようなボリっとした感じだ。不思議なもので普通に戻したビーフンを使ってもちっともウマくない。

 

その状態でしっかり水を切って油を引いたフライパンで炒める。味付けは塩コショウだ。コショウを多めに投入するのがポイント。最後にウスターソースをかけて混ぜ合わせて完成する。皿に盛った後に食べながら追いソースするのもアリだ。

 

実にふしだら?な料理である。やる気も情熱も愛情もまるで無い。でもこれが子供の頃の私を興奮させる一品だった。そもそも醤油よりソースが好きだったし、野菜嫌いだったし、固い麺が好きだった。だから素っ気ないこの一品が神々しく見えた。

 

母親だったらこんなものを育ち盛りの息子に食べさせないだろう。でもそこは無頼派の祖母である。小腹が空いた時にチャッチャカ作っていた。私が19歳になる頃に祖母は亡くなったのだが、「安直ビーフン炒め」は私にとって祖母の思い出そのものである。

 

秘伝!?のあの味をちょくちょく食べさせてもらっていた当時、思えば祖母の年齢は私の今と同じぐらいだった。還暦を迎える程度に人生経験を積んだらやっとたどり着く奥深い料理がこれなのかもしれない。そう考えると感慨深い。

 



で、人生経験を積んでたどり着いた私はアマゾンで大量に乾燥ビーフンを取り寄せ、今後は頻繁にこの秘伝の味を楽しもうと思っている。


アレンジ版にトライするために粉末の焼きそばソースを取り寄せたし、肉をトッピングしたらどうなるだろうとか、マヨネーズを加えたらどうだろうとか、ナポリタン味にしたらウマいだろうかとか、日夜、進化系を作ることを構想している。

 

でも単純明快に塩コショウとソースで炒める「婆ちゃんバージョン」には勝てないだろうと思っていつも同じ味に仕上げてしまう。

 

ソウルフードってそういうものである。慣れ親しんだ味、最初に感動した味にはどのようなアレンジを加えてもかなわないことは私の経験上ある意味不変の真理である。思い出補正まで加わって私にとってはすでに今年一番ウマいものになっている。


ちなみにこれを読んで試しに作ってしまう方もいるかと思うが、美味しくないと思ってもそれを私には言わないでください!









 

 

 

 

 

 

2026年3月11日水曜日

野球と高齢者

 


つくづく野球が好きでよかった。WBCの東京ラウンドは日本が強かっただけでなく、多くの白熱した試合を見ることが出来て大満足である。

 

日韓戦にはシビれたし、台湾対韓国の熱戦はアジアの野球史に残る名勝負だった。オーストラリア対韓国の試合も絶対的不利の条件をギリギリでクリアした韓国の戦いぶりが見応えあった。

 

変な話、アメリカでの次のステージで日本が敗退したとしても充分に野球の面白さを堪能できた大会だったと言える。さすがに勝ち続けてほしいが一発勝負だけにここから先は時の運が明暗を分けるはずだ。

 

それにしてもネットフリックスの独占配信という形になった今回の大会はテレビ中継が無いために全国の高齢者が生で視聴できない。これって悲惨な事態だと思う。

 

日本人にとって野球といえば一種独特の存在だ。戦後復興の希望だったし、甲子園が今でも夏の一大行事として定着している。おまけに世界的規模で野球界の歴史的人物である大谷翔平という宝がその才能のピークを迎えている時期でもある。

 

私の母も日本が初戦を迎えたまさに当日に「新聞のテレビ欄を見てもどこで中継するか分からない」と連絡をしてきた。アチコチで似たような話を聞いた。


テレビ中継が無いことを知っていたのはネット配信という視聴形式を理解している人であって、そもそもそういう視聴概念を知らない高齢者は当日になるまで残酷な事態を知ることすらなかったわけだ。

 

人ごとながら物凄く気の毒だと思う。今回の大会は日本がドル箱だとふんだアメリカの運営側が150億円という放映権を設定、前回大会は20億ぐらいだったらしいから物凄くふっかけられたわけだ。


結果、NHKはじめ放送各社が手を出せない事態になった。月額料金がたいした金額じゃないからネットフリックスの契約をすれば済む話じゃないかとの声もある。ただ、そこが思った以上に高齢者にはハードルが高い。

 

NHKは国営放送みたいなものだからナゼ放映権を取らなかったんだ?という批判もある。心情的には理解できる。感情的には私もそう言いたい。そんな批判の声がもっと殺到するかと思ったが、日本人のおとなしさか、あきらめ精神のせいか、思ったほどそうした動きはない。

 

「そういう時代だから」という諦観で終わっているのが現状だろう。実際にそれも事実だ。ただ、そこで思考停止しちゃうのもちょっと悲しい。ネットが使えないのが悪い、時代についてこられないのが悪いと一刀両断しちゃうだけでは高齢者だらけの国としてはドライに過ぎるように思う。

 

ちなみに欧州各国などではそうした残酷な事態を回避するためにユニバーサルアクセス権というものが存在するそうだ。スポーツを一種の公共財として誰もが自由にアクセスできるよう有料放送による独占中継に一定の歯止めをかけている。

 

サッカーやラグビーのワールドカップやテニスのウィンブルドンなどが特別指定され、大半の国民が無料のテレビ中継を見られる仕組みが担保されている。高齢者ウンヌンというより貧困層対策の意味合いもあるのだろう。

 

野球のワールドカップと言われるWBCについては米国のメジャーリーグ機構がビミョーに恣意的な運営をしていることが指摘されている。そうした意味で欧州レベルでは特別指定される次元の行事ではないかもしれない。でも、野球を愛する日本人の国民性からすればそうした制度が設けられていること自体がうらやましく思う。

 

情報格差の犠牲になる階層を守ることはやはり政治の大きな課題だろう。ユニバーサルなんちゃらという制度を90年代には作っていた欧州の姿勢には学ぶ点があるはずだ。

 

すでにボクシングの世界戦などはネット配信の独壇場だ。大谷翔平レベルの偉人なのに高齢者の多くが井上尚弥の名前すら知らないのはそれも一因だろう。実にもったいない話だと思う。

 



止まらない時代の流れは今後も続く。WBCにとどまらずオリンピックやプロ野球、甲子園、はたまた大相撲中継など国民的行事ともいえるスポーツだって「無料で見られる」という今の常識が通用しなくなる日が近いかもしれない。

 

「優良コンテンツは有料」というダジャレみたいな現実も理解できるが、その一方で情報格差に苦労している人たちへのセーフティーネットのような仕組みを考え出す必要もあると思う。







2026年3月9日月曜日

寝付き問題


寝付けない問題は私の暮らしの中で厄介なテーマである。寝入ってしまえば問題はない。最近は有難いことに深夜にトイレに起きる頻度も減った。睡眠の質自体はさほど気にしていないのだが、何といっても眠りに落ちるまでが一苦労だ。

 

以前にも寝付きを改善するためにアレコレ奮戦している話を書いた。安らげる自然の音を流したり竹炭を用意したり無駄な抵抗?を続けてきた。

 https://fugoh-kisya.blogspot.com/2024/06/blog-post_19.html

 

今も枕をとっかえひっかえしたり、怪しげな間接照明を調節したりといろいろトライしているが結局は睡眠導入剤の力を借りてしまう。

 

デエビゴなど最近人気の睡眠薬も試したが、薬との相性は人それぞれだ。いくつかの薬を試したのだが、多くの薬が私にとっては悪い夢を誘発する作用があってそれはそれで面倒だ。寝入りが良くても頻繁に悪夢と付き合わされては堪ったものではない。

 

睡眠導入剤として定番のレンドルミンの後発品である「プロチゾラムOD錠」だけは悪夢を見ずに済む。朝起きた時に薬が残っている感覚も無いので個人的には相性が良い。飲み過ぎたら効き目や依存問題につながるのでなるべく控えたいのだが、なかなかそうもいかない。

 

日々、何とか薬ナシで寝付けないかと工夫しているうちにひょんなことから寝落ちしやすい「道具」を発見した。ストレッチローラーである。文字通り全身のいろんな部位に当ててグリっと伸ばしたりする道具だ。

 




本来の使い方はそれぞれの部位に体重をかけてグイグイするみたいだが、私の睡眠対策としての使い方はちょっと違う。大雑把に言うと単に首と尻の下に置くだけ。

 

一応少しは動く。肩に近い首の部分にローラーを置き、ゆったり左右に頭を振るだけである。凝ってないようでいて夜になると首肩はそれなりに張っているからこの動きだけで結構リラックスできる。

 

寝室には長さの違う2つのストレッチローラーを用意しているのだが、短いほうを首の下に置き、長いほうはお尻と太ももの付け根あたりに置く。尻下のほうは動かず乗っかるだけだ。それでも腰が伸びる感じがあって妙に心地良い。

 




首の下に置いたローラーを意識してほぐれるように頭を左右にゆったり動かしていると、意識がそっちに向いてくれるおかげで余計な雑事を考えなくなる。

 

「次は左側、もうちょっとしたら右側」とローラーと首の接触のことだけが頭の中を支配してくれるから不安や心配事などの寝付きを妨害する事柄が頭をよぎることが無くなる。

 

首周りをほぐすリラックス効果に加えて、いわば頭の中が空っぽになるダブルの作用で気づけば寝落ちしそうな状態になる。そこまでくればローラーをベッドの下に落として眠るだけだ。

 

もう一つ、最近ちょっと効果を感じるのが「香り」だ。バニラの香りのディフューザーを寝室に置いてから何となく寝付く前の気分がホゲホゲしやすくなった。

 



最初は香りがキツくて意識がそっちに向いてしまったが、数日もすると甘ったるいバニラの香りが心地良くなってきた。香りひとつで何となくアセアセしていた気持ちがグっと落ち着くような効果を感じる。

 

ストレッチローラーにせよ、バニラの香りにせよ、あくまで「効いてるぞ」と思い込み始めた部分が大きいのかもしれない。信じる者は救われる!精神である。こうみえて私は繊細?だ。たとえ気のせいだろうとそこにすがることに意味がある。

 

もうすぐ抽選が行われるバレンタインジャンボも3億円が当たると信じて買ってしまった。3億円の使い道を真剣に考えている自分がちょっと残念である。

 




 

 

 

 

 

 

2026年3月6日金曜日

アーカイブ

 更新が間に合わなかったので過去ネタを一つ。日本酒との向き合い方を書いた話だが、12年前と今も同じような感覚だ。


成長していないというより40代も後半になると様々なこだわりや習性が固まってくる証なんだろう。


やはり流行りの冷酒をいろいろ試すより、熱燗を黙って飲むほうがモノグサ太郎、アマノジャッキーである私には向いているようだ。


日本酒の道







2026年3月4日水曜日

小麦、ビーフン

 

麺をしょちゅう食べている。昨年の節制生活では小麦抜きをそれなりに意識していたので麺を食べる機会が減っていたが、最近はユルい暮らしに戻ってきたので昨年の分を取り返すかのように麺を求めてしまう。

 

先月、沖縄に行った際にイカスミソーメンチャンプルーやソーキそばをもりもり食べたせいでスイッチが入ってしまった感じだ。適当にしないと肥満街道逆戻り、かつ、倦怠感の日々に戻ってしまいそうだ。

 

友人と居酒屋で飲んだ際も、その後に近くにあるラーメン屋に行くことを念頭にシメ的なオーダーはせずに友人お気に入りのラーメン屋に突撃した。

 



小伝馬町にある朱鷺という店だ。基本的に醤油ラーメンか塩ラーメンを選択するのだが、この日はワンタンやチャーシュー、味玉がしっかり入った特製醤油ラーメンを選択。

 

単純明快にウマいラーメンだったのだが、全部が丁寧だったことが印象的だった。「キチンとしたラーメン」と呼びたくなる感じ。麺はもちろんチャーシューもネギも丁寧に仕上げられていて、よく見かける「雑なラーメン」の対極にあると思った。

 

ついでにカレー丼まで頼んでしまったのはご愛敬だが、何だか随分久しぶりに真っ当なラーメンを食べた気がして満足した。

 

別な日、娘がハマっている人形町のパスタ屋「心」に出かけた。俗いう「ハシヤ系」という“ニッポンのスパゲッティ”をウリにする路線の店である。納豆スパゲッティとかそんな類の日本人ならではの麺料理である。

 





食べたのはシソ入りのタラコ、カキとほうれんそうの醤油バター、ベーコンとタマゴとキムチのカルボナーラの3品だ。イタリアンのパスタとは別次元の日本人が惚れ込むスパゲッティである。

 

人形町の近くに引っ越してきた当初からウマいとの噂を耳にしていたが、もっと早く来ておけばよかったと思わせる味だった。クリームソース系やミートソース系、バジリコなど食べてみたいメニューがいろいろあったので近場の強みを活かしてまた行こうと思う。

 

昨年の節制暮らしの前はコンビニのパスタもがんがん食べていた私だ。グルメぶった話をこのブログで書いているが、しょせんは麺料理なら何でも美味しく感じる子供みたいな味覚の持ち主である。

 

したがって気の利いたパスタの人気店ならどこに行ってもウマいウマいと騒ぎたくなる。実に単純である。過去にはパスタを突き詰めようとイタリア各地でいろんな味を調査したのだが、そこまで凝り性な割にはセブンイレブンのミートソースに納得しちゃうわけだからテキトーである。

 

わざわざジェノバに行ってジェノベーゼを食べまくり、ボローニャでは毎食ボロネーゼを頬張り、ローマではカルボナーラばかり口にしていた。それなりにイタリアのパスタの奥深さを垣間見たうえで「ニッポンのスパゲッティー」にはまた違った愛おしさを覚える。

 

子どもの頃、母親が作ってくれたタラコスパや高校生の頃、新宿の喫茶店でしょっちゅう食べた生クリームブリブリのカルボナーラもどき、はたまた今も洋食屋さんで注文したくなるナポリタンなど、日本独自の素晴らしい味がいろいろある。

 

あんパンに代表される菓子パンや総菜パンと同じだろう。パン食を基本とする欧米人が驚くような発明品はパスタ料理にも数多い。いわゆる日本料理という範疇には入らないが、世界に誇るニッポンの食べ物だと思う。

 

なんだか熱く語ってしまったが、昨年、小麦抜きを長く続けていたら倦怠感が消えてくれたので、またパスタ三昧に戻ることには不安もある。もちろん、倦怠感が解消したのには他の理由もあるのだろうが、節制暮らし以前の小麦生活に戻ることは一応避けている。

 

というわけで、先日はカキをぶりぶり投入したパスタを自作する予定を急きょ変更してビーフン麺に代役を務めてもらった。ビーフンはビーフンでウマいから麺の気分の時は時々使うようにしている。

 



ツナ缶としめじでもあれば充分ウマい一品になるが、ここにカキをドカンと入れたら結構なご馳走気分が楽しめる。おススメです。