今日は更新が遅れたので2つの過去ネタです。
頭の悪さ
東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
前回、ガラにもなく節制している話を書いた。倦怠感退治のための努力だ。順調にすっきり感が増してきたのが嬉しい。先日も旧友が集まった飲み会に参加して珍しく午前サマになるまで飲んだ。かなり酔ったものの翌日もダルさはあまり感じなかったので日頃の成果を感じた。
とはいえ、ストイックなことは苦手だからキチンと?ジャンクフードも楽しんでいる。最近のトピックは「ナポリタン牛丼」である。ネズミ騒動で大変だったすき家が満を持して?開発した新メニューである。
なんといってもその発想が素晴らしい。正直言ってバカみたいである。社内の会議でこれを提案した人、議論した人、承認した人すべてに拍手を送りたい。既成概念にとらわれていたら出てこないメニューである。
意味不明だ。ナゼ牛丼にナポリタンを載せなければならないのか。誰しもそんな当たり前の疑問が浮かぶ。私もだ。だから食べてみた。で、わりと納得した。
マズいかウマいかと聞かれたら「ちゃんと美味しい」と答える。ナポリタンのトマト系の味が牛肉にアクセントを与えていて案外マッチしている。ロングパスタではなくペンネを採用したあたりにすき家の本気度を感じた。
10年ぐらい前だったか、確かすき家が「焼きそば牛丼」というケッタイなメニューを売り出したことがある。私も嬉々として食べたのだが、あれよりも牛丼との相性は良い。きっと麵の長さに理由があるのだろう。
焼きそば牛丼の反省?がいかされているナポリタン牛丼は期間限定のようだが、レギュラーメニューになってもおかしくない。キムチやとろろを乗せた牛丼がレギュラーになっているのならナポリタンペンネだってアリだと思う。
今回は一応、節制中だから「頭の大盛り」を注文して、ご飯は半分残した。コメを残すなんて鬼畜みたいな所業だが、今の私には仕方がない。それでも充分に満足できたから胃も少しだけ小さくなってきたのかもしれない。
まあ、それでも半分はコメを食べるコメ派の私だが、ハンバーガーのパンは全部どかすのが最近の定番になってしまった。バチあたりだがいずれまた本格的にドカ食いをする日までしばしの我慢である。
この画像は哀れに行き場を失ったパンたちである。ホントにごめんなさいである。それにしてもバーガーキングのハンバーグは食べ応えがあって有難い。みなさんも試しにパンをどかして肉だけを食べてみればマックとの違いをより実感できるはずだ。
肉だけ食べていれば太らないとチマタでは言われているが実際はどうなのだろう。最近は肉だけしっかり食べることが多い。自炊で簡単料理を作る際にはどうしてもコメに合うような強めの味付けにしがちだから、おかずだけで終わらせるのはちょっとツらい。
肉の中でも豚肉は糖質がかなり少ないらしい。もともと牛肉や鳥肉より断然豚肉が好きな私だから自宅では豚肉を焼いてばかりいる。先日はネットのレシピを参考に牛丼っぽい豚丼を作ってみた。焼くというより煮る感じだ。
とはいえ、トータルで投入した砂糖の量を考えると悩ましい。「糖質を気にしてみよう」という私のモクロミに真っ向から反発したようなものになってしまった。
まあ、その程度のユルさ、ヌルさで普段の意識を少しだけ修正すればいいと自己弁護、自己肯定に明け暮れる日々である。
やはり砂糖は素敵な存在だ。
ここ1か月ほど倦怠感を忘れている。だいぶ長い間ダルさに悩まされていたが、このまま脱出できれば有難い。重い倦怠感の原因は単に加齢による男性更年期的なものかと思っていたのだが、乱れた暮らしぶりに原点があったように感じる。
乱れたといっても遊びまくっていたわけではない。たいして身体を動かさずにコンビニメシや菓子パンを好き放題食べて、甘いウエハースやプリンを毎日むさぼり食い、ファンタグレープを箱買いしたり頻繁にオロナミンCを飲みまくったりの“乱脈”ぶりが影響していたと思う。
いわゆる糖質過剰は倦怠感を招くらしいからそれが原因だったと考えるのが妥当だろう。とはいえ、ひょっとすると2か月ほど前に飲み始めたテストステロン錠剤や他にもクエン酸錠剤やモロヘイヤのサプリなど最近になって飲み始めた数々の成分が身体に好影響を与えているという見方もできる。
もっと言えばキックボクシングジムに真面目に通い続けている成果が出てきた可能性もある。週に2回バテバテになるほど体を動かして汗ダラダラになっているわけだからこれが一番の原因かもしれない。
ジムに行った後は疲れ果てて食欲が消えうせる。結果的にその日は夕飯抜きだ。風呂に入って一息ついてもカットフルーツを食べるぐらいで満足しちゃう。結果的にダイエット効果も大きい。
一週間ほど前に久しぶりに体重計にのったら想像以上に減っていた。おかげでちょっと欲が出てきて、ジムに行く日だけでなく普段の食事も“乱脈”とは程遠いマジメ路線を意識している。全体に量を減らし夜は炭水化物を控えめにしている。
単にダイエットを目的にそんな努力をするのはイヤだが、倦怠感からの脱出という切実な課題をクリアするためだから何となくこのまましばらくは続けられそうだ。
体重はその後は量っていない。あえて知らないようにしている。一喜一憂するのが面倒だ。そこに意識を向けるのは何かが違う気がする。自分の中で「減量目的ではないぞ、あくまで倦怠感とオサラバするためだ」と言い聞かせるため体重計には近づかないようにしている。
さすがにもう少し経ったら成果を知りたい気もする。でも思った以上に体重が落ちていなかったらヤケになってドカ食いに走りそうだからあくまで体重は意識しないように気を付けている。
お寿司屋さんに行ってもツマミを中心に過ごす。スッキリ系のサワー類や焼酎の水割りを基本にあれこれと楽しんでいれば何となく食欲がおさまるようになってきた。
焼鳥屋やモツ焼き屋に行けばたいした量を食べなくても満足できるようになった。串だけでなく肉もやし炒めみたいなメニューを選べば満腹感もある。まあ、ようやく人並みの量でコト足りるようになっただけかもしれない。
もちろん、ストイックに頑張るほど努力家ではないので、ちまちまと甘いものを食べたりヘンテコなスナック菓子をボリボリ貪る時もある。一応、洋菓子より和菓子を選ぶようにしているが、根っからのジャンク好きだから徹底するのは無理だ。
最近はペヤング味の「焼きそばソースかつ」という謎のスナック菓子にハマっているのだが、ラッキーなことに個包装されているので一度に大量に食べずに済んでいる。でもこういう謎の商品を見つけると買わずにはいられない性格がデブや倦怠感につながっているのだろう。
“乱脈”な暮らしぶりを晩年まで維持するために今はちょっとだけ体調管理に神経を使ってみようと思う。なんだか動機が不純だが、常に節制するなんてことは私には無理だ。せめて夏ぐらいまでは「プチ節制」に努めるつもりだ。
私の老後の趣味として確定したのが大学野球観戦だ。老後というより今から既にマニアックに?楽しむようになった。ガイドブックも複数読むほど真面目に取り組んでいる。神宮球場まで自宅から電車で一本だからこれからの時期は毎週末のように通いそうだ。
試合をしている大学が自分とはまるで縁がない(とくに東大)のにその時々ごとにどちらかを応援したり両方を応援したりとなかなか楽しい。
プロ野球と違ってキビキビしているのが良い。試合開始と終了時に選手が整列してあいさつするのも好感が持てる。昨年のリーグ戦で2年、3年生だった選手が着実に力を上げてきているのを見ると妙に嬉しくなったりする。
観客が少ないから状況に応じてマメに席を移動して観戦できるのも楽しい。注目選手が登場すれば最前列あたりに陣取って観察できるし、豪速球投手が出てくればネット裏で球の勢いを実感できる。
ネット裏こそ最高の場所だと思っていたのだが、実際にいろんな場所で見ているとあながちそうでもない。やはり少し高い位置から全体を俯瞰したほうが選手の動きがつぶさに観察出来て楽しい。
時にはちょっと高い座席を買ってビールやお菓子をテーブルに広げてダラダラするのも一興だ。週末の過ごし方として実に有意義である。東京六大学の試合の際にはビールの売り子さんも回ってくる。売店も開いているので不便はない。
これが東都大学野球だと一部リーグこそ神宮を使うが売店も売り子もナシ。平日開催だし、その格差は結構大きい。東都の二部だと神宮は使えない。春と秋の入れ替え戦で一部最下位と二部首位が降格か昇格を争うわけだが、その明暗は思った以上に大きい。
大学選手権ではこのところ東京六大学チャンピオンは東都のチャンピオンに勝てない状態が続いている。やはり入れ替え戦という地獄を知っていることが「戦国東都」の強さだろう。
東京六大学は入れ替え戦がないどころか、何といっても5大学からすると“安全パイ”の東大がいるわけだからどうしてもヌルい。
そんな東大だが、最近は結構頑張っている。科学的トレーニングやVRの活用で少しずつ力をつけている。先日の対明治戦でも140キロ台後半の速球にも負けず何本もヒットを打っていた。投手陣が元ロッテのエース・渡辺俊介の息子ぐらいしか通用しないのがツラいところ。でも渡辺投手が父親そっくりのアンダースローで他校の野球エリートを打ちとる姿は痛快だ。
各大学の応援合戦も楽しい。時代錯誤みたいな硬派な応援団員の姿が絶滅寸前なのがちょっと残念だが、チアの技量は昭和の頃よりも進化しているように思える。なんとも華やかで若いエネルギーに溢れている。
近年はいわゆる学ラン姿の応援リーダー部門にも女子学生が進出している。応援団長が女子大生というパターンまで出てきた。それはそれで時代の流れなのだろうが、男子の制服である黒い学ランを女子が着用して頑張っている姿はちょっと違和感がある。
ジェンダー問題をあれこれ言うとすぐに炎上する昨今の世の中だが、チア以外の女子応援部員には女子用の服装を考案するのも一考だろう。パンツスーツをアレンジするなどやり方はありそうだ。単に男と同じ学ランを着用するのは不自然に思える。
ジェンダーうんぬんといえどもが男子の応援部員は間違ってもチアリーダーの格好をしない。当たり前だ。でもそう考えたらその逆だけが成り立っている状況は個人的にはビミョーな状況だと思う。
まあ、あくまでにわか大学野球ファンである私ごときの個人的感想である。伝統ある応援団の世界に思いつきで口を挟んではいけないのかもしれない。不快に感じた人がいたらごめんなさい。
ついでに言えば選手の長髪もちょっと気になる。別に坊主頭にしろとか、最低でもスポーツ刈りだなどと言うつもりはないのだが、適度な長さは守ってほしい。
帽子が脱げるたびに大げさにかきあげたり、やたらと風になびいている長髪の選手はやはり爽やかではない。散髪直後の大谷翔平並みの髪型を一つの基準にして欲しいとコッソリ思っている。
爽やかさを求めるのは私の勝手な願いでしかないが、やはりどうしても気になってしまう。私の感覚が古いのだろうか。実際に古い人間になってしまったんだから仕方ない。
なんだかヘンテコな結論になってしまった。
平日なのに休みを取って伊香保温泉に行ってきた。高速も宿も当たり前にガラガラだった。いずれリタイアするとこんな日常に身を置くことになるのかと思うと悲しいような嬉しいような気分になった。
伊香保は「にごり湯」としては都心から一番近い温泉かもしれない。実家が杉並区にあった関係で若い頃は高速の中でも関越が一番便利だったから群馬の温泉には頻繁に出かけた。
伊香保が一番近い。高速出口からも遠くないから日帰りで行ったこともある。「黄金の湯」とはいうものの「茶色い湯」が伊香保の特徴だ。
今回泊った宿は「楓と樹」という名の昨年オープンしたイマドキの温泉宿だ。部屋ににごり湯の半露天風呂が付いていることを条件に選んだ。
この宿は一泊朝食付きのスタイルで、夕飯に旅館メシを楽しむことはできない。その代わりに館内に焼肉レストランがある。希望者はそこで焼肉ディナーにすれば宿から出ずに完結する。
こういうパターンも大いにアリだと思う。高級旅館の料理は品数も多く食べきれないこともある。当然、苦手な食べ物も出てくる。2時間ぐらいじっくり味わうあのスタイルも日本文化として世界に誇れる素晴らしさだが、時にはどっぷり温泉だけを堪能してメシは気軽に焼肉で済ますのも悪くない。
和モダン風のイマドキの旅館だけに屋上にラウンジ的なテラスがあって生ビールやドリンク類が飲み放題なのもよかった。伊香保の一番高い場所に建っているせいで眺めも良い。テラス最前席の足元は温泉が流れていて今の季節なら「頭寒足熱」を楽しめる。
伊香保の湯はにごり湯とは別に無色透明の温泉も湧いている。旅館内の貸切風呂を利用したらそっちの湯に案内されたので、結果的に2種類のお湯を満喫することが出来た。
貸切風呂も脱衣スペースにかなりゆとりがあって浴槽も4,5人でも入れそうなサイズで快適だった。もともとこの宿には大浴場が設置されていないから、部屋の温泉と貸切風呂をうまく組み合わせればヨソの人に合わずに温泉三昧が楽しめる。
館内の焼き肉レストランはコースしか用意されていなかったのが残念だったが、2種類あるコースのうち安いほうでも充分のボリュームだった。肉も上質だったし種類も多かったのでコースが苦手な私でも普通に楽しめた。
チェックインや出発前の精算なども機械でやらされるし、出迎えもお見送りも無く、朝食はチョロっとした和定食がポンと出されただけだった。いわば旅館というよりビジネスホテル的なシンプルなサービスが特徴だった。
日本旅館の慇懃な、というか大げさな感じが好きな人には物足りないかもしれない。その分、客室温泉が付いた広い部屋の割には高級旅館のそれより安上がりだ。若い世代向けにはシンプルで好まれるような気がする。
温泉はさておき、想定外にハッピーだったのが桜だ。渋川あたりでは散っていた桜が伊香保に向けて標高が上がっていくうちに一変、ばっちり満開のタイミングだった。
東京の桜が終わってから10日後ぐらいが盛りみたいだ。来年以降のために覚えておきたい。伊香保近くの水沢観音に向かう道は桜街道と呼べるほど満開の桜だらけだった。まさに圧巻。
近隣の公園やお寺のほか、水沢観音も桜だらけという表現がぴったりなほどで、まだまだ4,5日は充分に花見を堪能できそうな感じだった。今週後半でもまだ楽しめそうな感じだった。
水沢観音には以前、紅葉真っ盛りの頃に行ったことがある。その時もなかなかの風情だったが、桜の季節だと近隣も含めて飽きるほどの桜を眺められるから毎年でも訪ねたいと思った。
気ままな平日の一泊旅。ちょっとその気になれば簡単に実行できる。でも多くの人がなんとなく「ちょっとその気に」という思考に至らないのが現実だ。もったいないことだと思う。
若者ならいざ知らず、中高年にとってはそういう時間をマメに作ることは案外大事だと思う。老人になって動けなくなってからでは手遅れだから元気なうちにそんな時間を多めに持ちたいものだ。
野暮用が重なって更新出来なかったので過去ネタを載せます。「エロい言葉」に関する真面目な考察です!
https://fugoh-kisya.blogspot.com/2017/07/blog-post_28.html
先日、六本木で食べたセクシーチャーハンがウマかったせいで改めて「炒め飯」の世界に引き寄せられている。自宅でも週末になるとテキトーなレシピで炒めメシを作りたくなる。
子供のころのソウルフードである我が実家特製?のひき肉チャーハンは失敗しようがないほど簡単なのでひき肉さえあればアッという間に完成する。
一応、最近はみじん切りタマネギや生のマッシュルームなどを投入して本格料理ぶっているが、タマネギはみじん切りで冷凍されている商品をドサっと入れるだけで、生マッシュルームもハサミでテキトーに切るだけだから実に簡単。
塩コショウだけでも成立するが、隠し味的にウスターソースや焼き肉のたれをちょろちょろ入れてみるのもオススメだ。
この画像は先日作ってみたカラスミ炒め飯だ。作ってみたという表現が大げさなほど安直な一品である。台湾で買ってきたカラスミペーストと白米を適量で混ぜて炒めただけである。
味見しながらやや薄かったので粉末カラスミも追加投入。見た目はマズそうだがそこそこの仕上がりになった。具材はカラスミだけだから贅沢といえば贅沢だが、台湾製のペーストはさほど高くなかったので問題なし。
もともとカラスミパスタを作ろうと思って購入したのだが、炒めメシにも応用できたから考えればもっと用途はあるのだろう。
でも、旅先でこんなものを土産に買って自炊用の材料にしちゃうあたりは私もいっぱしの“ベテランシングル”だと痛感した。
離婚して十数年。レトルトとデリバリーと外食だけに頼らず手軽な自炊ごっこを楽しんでいるわけだから人生はなかなか楽しい。
炊飯器を使うだけの各種炊き込みご飯や安直な味付けのパスタなどは今やそこらへんのの一人暮らしの若造よりも上手に作れるような気がする。
最近は、どの作り方でもデミグラスソースを隠し味的に追加投入するワザ?も覚えた。デミソースは小さいサイズの市販品が売っているからそれを使うか、場合によっては高級レトルトビーフシチューを少しだけ流用することもある。
普通の主婦のように細かく食費を考えないシングルオジサマならではのエンゲル係数破たんメシだという部分には目をつぶろうと思う。
私の自作メシの話ばかりでは退屈だから、最近の我がヘンテコディナーメニューを紹介したい。
キックボクシングジムのおかげでちょっぴり身体が締まってきた気がするので、このところ夜の炭水化物を控えめにするという私らしくない食生活を続けている。
とはいえ、サラダで終わりにしたり豆腐だけで我慢するようなストイックなことは御免だ。ちゃんとウマいものやジャンクフードも食べたい。
というわけでバーガーキングである。バーキンの肉は他のハンバーガーチェーンよりマトモらしい。猫の肉でもないし、一応ちゃんとした牛肉を使っているというフレコミだ。
「ハンバーガーのパン抜き」はこのブログでも何度か書いてきたが、今までは口をすぼめたりしながら中の肉だけを吸い出すような食べ方が基本だった。たまにパンも少しかじったりしてハンバーガー気分も一応堪能していた。
最近は最初から全部バラしてハンバーグ状態で食べる。左側の皿に除けたパンは結局捨てちゃう。罰当たりではある。バーガーソースやトマトやレタスとともに肉を味わえばパンがなくてもしっかりハンバーガーを楽しんだ気分になる。
バーガーキングのワッパーと称するシリーズは肉の分量が110グラムと良心的である。味の違うワッパーを3種類注文するのが基本パターンだ。アボカドワッパーやらマッシュルームワッパーやらナンチャラチーズワッパーといった感じで味の違う商品を3つだ。
パンを外して肉だけを皿に盛り、付属の具材をトッピングし直す。剥がしちゃったパンの裏についているソースはフォークではぎ取って肉に戻す。これで準備完了である。
いわば3種類のハンバーグを味わえるわけだ。合計で330グラムだから結構なボリュームである。普通に街のレストランでデカいハンバーグを頼むよりも楽しい。3種類の味が楽しめるだけでなく、アボカドやチーズやマッシュルームやジャンクでたまらないバーガーソースも味わえるわけだからかなりの満足感がある。
コスパについてはあえて触れない。考えてみたらこのブログは、富豪を目指す私の日常を書いているブログである。高いの安いのだの細かい話は横に置く。
でも、デリバリー用の高めの値段のワッパーをこんな風に注文するとファストフードを食べたとは思えない値段になるのは事実だ。やはりシングルライフは無軌道に走りがちである。ちょっと反省しようかと思う。
いつのまにか世の中から消えてしまったのが「アイスクリームに添えられたウエハース」である。昭和の子供は誰もがあの謎の食感に魅せられた。一つだけちょこんと添えられた感じも有難さを強めた気がする。
ウエハースの出自はドイツあたりらしい。ワッフルとかの親戚みたいだ。風月堂のゴーフルも仲間の一つみたいだが、あちらは表面がぺランとしているから蜂の巣状のウエハースとは全然違う気がする。
スーパーやコンビニに行けばありとあらゆるお菓子が手に入るスイーツ天国ニッポンだが、不思議なことにウエハースの存在感は薄い。ナゼだろう。
中身がホロッ、サクッって感じのお菓子はブラックサンダーやキットカットなどあれこれ存在するが、蜂の巣状のウエハースが主役を張っている商品は非常に少ない。
あったとしても輸入物のLoackerのモノばかりである。大きなスーパーで探してもこのラインナップしか置いていない。一択状態である。もちろん、Loackerのウエハースが大好きな私はバニラ味やココナッツ味を中心に家に常備している。
たかが、と言っては申し訳ないが単なるウエハースである。輸入ものに依存する感じが引っ掛かる。もっと駄菓子感に溢れた大衆向けウエハースが欲しい。
ネットで探せばそんな商品も見つかるが、たいていはすごい分量で販売されている。ブラックサンダーみたいに手軽に買えるウエハースを見つけることは難しい。
そう考えると昭和の喫茶店やレストランはアイスクリームに添えるウエハースをどうやって調達していたのか不思議な気持ちになる。いつの間にかウエハースを添えなくなったことと何か深い関係があるのかもしれない。
ウジウジ言ったところで仕方ないので、最近ハマっている美味しいウエハースを紹介したい。BABBIというイタリアのメーカーだ。元はジェラートのワッフルコーン業者だったらしい。
上で書いたLoackerはオーストリアだかスイスのメーカーだ。ウエハースはヨーロッパの一大産業なんだろうか。きっとヨーロッパ人は誰もが毎日ウエハースばかり食べているのだろう。そんなはずはないか。
BABBIのウエハース、これがまた妙に高いのが困ったものだ。かなり高い。贈答品でもらいたい値段だ。でもとてもウマいから富豪を目指す私としては平気な顔を作って買ってしまう。
薄い生地、口に入れるとすぐに消えてしまうはかなさが最高だ。でも値段を考えると飲み込まずにグチャグチャしたままでいたくなる。
バニラ味、ヘーゼルナッツ味、チョコ味のほか、ピスタチオクリームのウエハースが絶品である。もともとピスタチオクリームが大好物な私はいつも悶絶しそうになる。
普通のウエハースだけではなくチョコがコーティングされている商品もかなりウマい。なかでもピスタチオクリーム入りウエハースをホワイトチョコでコーティングしてある一品は最高だ。許されるなら100個ぐらい一気に食べてみたい。
BABBIのウエハースは都内ではいくつかのデパ地下に行かないと買えないのが面倒な点だ。成城石井やカルディ、いや、マルエツやピーコックあたりにも置いてほしいと切に願う。
というか、欧州勢にやられっぱなしではなく日本のお菓子メーカーにぜひとも頑張ってもらいたい。ウエハースの現状に革命を起こしてほしい。もっと手ごろな値段で美味しいウエハースを売り出してほしい。
その際はぜひピスタチオクリームをメイン商品にして欲しい。お菓子メーカーの皆様、なにとぞよろしくお願い致します!
都心の桜の季節が終わったようだ。今年はヘンテコな気候のせいでわりと長く桜を楽しめた。3月末の暖かい日に一気に咲きだして一週間はずっと見頃だった。
夜桜が3月28日、そのほかは4月6日に撮影した。今日(9日)の段階でも都心部ではまだまだ見頃の樹はあちこちで見られる。
桜より梅のほうが断然好きな私だが、さすがにこんな姿を見せつけられてしまっては足を止めて見入ってしまう。
思えば高校生の頃、満開の桜に興味を示さない私に母親が「しっかり見なさい」と口うるさく言っていた。当時は情緒のカケラもない子供だった。今ぐらいの歳になると桜から人生の郷愁や感慨を覚える。
「あと何回見られるのかな」。そんな感覚も数年前から沸き起こるようになった。そりゃあ平均寿命まではまだ随分あるが、平均点すら取れないバカな子供だった私が平均にまで達するとは思えない。
健康面に問題がない前提で考えるなら残り10回程度はいけると思うが、今年の後半にはいよいよ還暦を迎える。そろそろ何が起きても不思議ではない段階に入るのも確かだろう。
言霊とやらもあるようだからそんなことを言うとホントに10回で終わっちゃいそうだ。とりあえず「あと15回」と叫ぶようにしようと思う。
話は変わる。
先日、突然歯を抜くことになった。これもある意味で加齢が要因の一つである。虫歯でも歯槽膿漏でもないのに上の奥歯に近い歯を一本だけ抜くハメになった。
歯ぐきの違和感をチェックしてもらったところ、歯の奥の骨が割れていることが判明。横に割れているなら土台に積み重ねる感じで治療のやりようもあるらしいが、タテに割れていた。
抜くしか選択肢がないらしかったので渋々頑張ることにした。思えば歯を抜いたことは人生で一度もない。若い頃は不摂生で虫歯だらけだったが抜歯までいく事態にはならなかった。
問題の歯は若い頃に治療済みの歯だった。当時の治療で神経を抜いてあったのだが、それが時間の経過によって歯の骨を弱らせていた可能性があるらしい。強く嚙んだりした何かの拍子で骨が割れたみたいだ。
さてさて、私は歯医者さんに行くと尋常ではないビビリマンに変身する。十数年前に重症の虫歯治療の際に一瞬気を失いかけたほどの激痛を経験して以来トラウマになってしまった。とにかく歯医者さんに行くだけで血圧は上がるし肩も凝るしヘロヘロになるのが標準パターンだ。
定期的に歯のクリーニングに行く際も「怖い怖い」と言い続けて歯ぐきに塗る麻酔をベッタリ塗布してもらってから掃除してもらう。ゴキブリに遭遇するのと歯医者さんに行くのとどっちがイヤかと言われたら迷わず歯医者さんを選ぶ。
そんな私だから抜歯当日も死刑宣告を受けたぐらいの表情で治療台に座り、とにかく麻酔をブリブリうってくれ、なんなら全身麻酔でやってくれ等々あらん限りのビビリ発言をかまして歯医者さんに苦笑された。
で、抜歯開始。麻酔の効き具合をしっかり確認してもらってから何だかモゾモゾ始まった。すべての神に必死に祈る私。全身が力みまくって大変だったのだが、10分もかからないぐらいで終了。拍子抜け。
ホッとしたがとにかくグッタリである。歯を一本抜くぐらいでこんな調子なら、いずれ大病になって手術することになったらどうなってしまうのだろう。心配である。
痛み止めのおかげで抜歯した箇所も思ったほどは気にならずに済んでいる。一か月ほど放置してその後は一本だけ入れ歯を作ることにした。「入れ歯」という言葉を聞くだけで自分が「中年」を卒業して「初老」に突入する現実を突きつけられた感じだ。
とにかく日頃から歯のチェックを怠らずにいてもひょんなことで抜歯する事態も起きるという“老い”ならではの悲哀を痛感した。
めげずにキックボクシングに精を出すことにしよう。でもマウスピースもしたほうがいいかもしれない…。
今日は不倫について考察した過去ネタを2つ。10年近く前に書いた話なのだが、世の中に漂う「綺麗事原理主義」?はこの頃よりもますます強くなっている気がする。
不倫やら浮気やら
https://fugoh-kisya.blogspot.com/2016/06/blog-post_13.html
不倫の歌
https://fugoh-kisya.blogspot.com/2016/06/blog-post_15.html
先日、久しぶりに六本木に行く機会があった。すっかり縁遠くなった街だが、20代から30代前半にかけては頻繁に通った思い出の場所である。
この日はわがオヤジバンドの強力なサポートメンバーが所属するスカ専門のバンドライブを覗きに行った。客層は若者中心で私などは来場者の平均年齢を上げてしまうぐらいだったが、それはそれで最前列に陣取って声援を送ったりして楽しく過ごした。
人様のバンド活動を見に行くのは久しぶりだ。今年も11月にライブを控える身としては勉強になることも多い。やはりこういう場にはマメに出かけたほうが良いと痛感した。
さて、六本木である。ライブ見学を終えたあと我がバンドのメンバー3人で飲み屋を探す。昔より飲食店の数が減っているように感じたのは気のせいだろうか。天下の六本木である。そんな急激に衰退するはずはないが、どうにもサビれた感じを受けた。
土曜の夜だったので平日よりは静かだったのだろう。それ以外にも近年ニョキニョキ出来た大きなビルの中に飲食店が吸収されたのかもしれない。
で、適当に見つけた沖縄料理屋でダラダラ飲む。夕飯は済ませていたので黒糖ピーナッツで泡盛のソーダ割をぐびぐび。音楽談義はほとんどせず中年の悲哀を語り尽くす。
飲み終わったものの、せっかくの久しぶりの六本木である。もう一軒行こうと街をさまよう。私が頻繁に出歩いていた頃にあった店は跡形もない。街の形だって変わっている。
行き当たりばったりにシャレたバーに入ろうかと思ったがオッサン同士の飲みの場としてはビミョーにズレている。さんざん歩いたけど入りたい店が見つからず完全にオノボリさん状態に陥る。
一緒にいた友人はたまたま私とご近所さんだったので地元に戻って飲み直そうかとか、どこの街にもあるチェーン店の居酒屋に入ろうかなどと弱気な気持ちになる。何とかそんな“攻めない気持ち”にフタをして散策を続けた。
とはいえ、足も疲れてきたので六本木らしからぬ小汚い(失礼)居酒屋に入店。結局、野郎同士だとモツ焼きとホッピーみたいな昔ながらの居酒屋が落ち着く。タバコも吸えてつまみ類も真っ当だった。異国?の地で安息の場所を見つけてバカ話に精を出す。
六本木らしさのカケラもない場所で、相も変らぬワイ談に精を出して楽しく飲んでいたのだが、ひょんなことで「六本木らしさ」に遭遇してちょっと感動した。
それがこの画像の料理だ。その名も「セクシーチャーハン」である。安いメニューの中にこれだけが「1800円」と異次元の価格設定だ。腹が減ってはいないのに注文してみた。
オッパイとチンチ〇である。おまけに刻み海苔によって縮れた毛まで再現されていた。素晴らしい一品だ。下品かつ悪趣味である。オヤジ飲みの場にこういう一品が出てきてくれると気分も高揚する。
銀座や日本橋あたりの居酒屋ならこういう一品は出てこないだろう。これこそ六本木のセンスである。夜の街を店を探してさまよい続けた我々への神様からの祝福みたいなものである。
肝心の味も良かった。チャーハン自体はあっさりしていたが、乳輪部分に盛られたマヨネーズと乳首のつもりの明太子を混ぜると実に斬新な味に変化して単なる“ネタ”とはいえない美味しい一品だった。
このチャーハンのおかげで「六本木で楽しい夜を過ごせたぜ」と意味深な笑みを浮かべることが出来た。たかが居酒屋、されど居酒屋である。