桜も咲いた。春である。
春といえば冷やし中華である。スーパーの店頭に冷やし中華が並び始めた。素直に嬉しい。
毎年、秋になって冷やし中華を見かけなくなると、通販で専用のツユを取り寄せて冬になってもあのサッパリ味を楽しむのが私のライフスタイルである。
これからは簡単に手に入るからウキウキする。「具はチャーシューのみ、麺は2玉」が私の定型パターンだ。朝飯でも深夜に酔っ払っている時でも楽しむ。
あのスッキリした麺をすすっているとイマドキの複雑怪奇なスープをウリにするラーメンとは違う潔さを感じる。
さて、イマドキの麺類の世界は激辛が大人気らしい。コンビニのカップ麺コーナーも激辛モノで溢れている。
もちろん、若者をターゲットにした商品だからオジサマが四の五の言う話ではない。でも、おったまげるほど辛いヤツをムホムホ食べている若者の味覚が心配になる。
激辛カップ麺の代表格が「蒙古タンメン中本」である。高校生の娘が遊びに来る時のために自宅にいくつもストックしておいたのだが、ある日こっそり食べてみたらひっくり返りそうになった。
バカみたいに辛い。意味不明である。ウマいマズいという次元ではない。ただ辛いだけ。旨味なんて私には一切感じられない。
一口食べただけで捨てた。完全敗北である。
負けっぱなしもシャクなので、別の日、またこっそり食べることにした。そのままでは無理なので私流にアレンジしてみた。
フタを開け、辛さの元凶であるモロモロを始めから捨てることを選択。カップを逆さまにしてゴソッと具ごと捨てると麺だけが剥き出しだ。
麺だけになっても全体にスープの素になる粉は麺全体にまとわりついているから味が薄くなる心配はない。元の味が強すぎるんだからこれで充分。
で、お湯を投入。しばらくしたらそこに生卵をぶち込む。全体を混ぜ合わせて完成だ。
恐る恐る食べてみた。ウソでも負け惜しみでもなく美味しかった。味は決して薄くなっていない。一応ピリ辛である。幼い子どもが食べられない程度にほんのり辛い。
ただ、辛さの中にも生卵を混ぜ合わせたせいで旨味とまろやかさが加わって、優しくもほんのり辛い独特な味に変化していた。
トッピングにチャーシューやメンマを入れれば完璧だろう。まあ、そんなことをしていたらカップ麺を食べる意味がなくなってしまうが。
最近になって朝ドラ「まんぷく」を見始めた。このところずっとカップヌードルが誕生するまでの開発苦労話が続いていた。
その影響もあって、私もカップ麺アレンジに挑戦してみた次第である。
わが脳ミソの単純さを象徴するようなアホみたいな話を必死に書き綴ってしまった。
4 件のコメント:
中本のカップ麺をスープを葬り去って作るとは中々斬新!
次回は是非納豆を投入してみてください。
http://blog.livedoor.jp/kin_nosuke/archives/1074118757.html
納豆は気持ち悪いなあ。イヤです。
納豆流行ってるらしいよ
納豆は匂いのバランスが崩れないかね。。
コメントを投稿