2020年9月11日金曜日

銀座のクラブを調査してきた

タイトル通り、久しぶりに夜の銀座に出てきた。8ヶ月ぶりぐらいである。早い段階でコロナの発生源となって一気に社会から目の敵にされてしまったのが銀座のクラブだ。

 

その後、例の宣言中はすべての店が灯りを消し、解除後はとりあえず再開していたようだが、聞こえてくる話は暗い話ばかり。

 

閉店や夜逃げの話を始め、ネガティブな話が基本である。こればかりは仕方ないことだが、ここ最近、賑わう店はそれなりに賑わい始めているようだ。

 



 

確かにコロナの影響で一定の層においてはカネ余り状況になりバブル的な現象も起きている。

 

一般的なメディア報道では打撃を受けた層ばかりがピックアップされるが、逆も真なりは世の常である。イヤな言葉だが、新たな勝ち組が生まれているのも事実だ。

 

私はちっともウハウハではないが、有難いことに今はまだ軽傷もしくは何とか現状維持程度で済んでいる。もちろん、この冬以降の社会情勢によっては予断を許さないが、暗いことばかり言っていても始まらない。

 

さて、そんなこんなで銀座のクラブをジャーナリスト精神!?で取材してきた。

 

いわゆるゴージャス系のそれっぽいクラブと小じんまりとしたミニクラブの2軒を覗いてきた。

 

どこの店もやたらと感染対策に気を配っている話は聞いていた。今回訪ねた店もその通りで、普通に考えれば感染リスクが物凄い高い場所とは思えない状況だ。

 

だいたい、満席でガンガン賑わっているわけではないから、人との距離は取れている。昼時の定食屋や混んでいるおそば屋さんやラーメン屋さんのほうが、よほどビビった気持ちになる。

 

働く人々はフェイスシールドかマスク姿だ。入店の際のハイテクな検温と手指スプレーの徹底なども踏まえれば、世の中の対人商売の中でもとくに注意が払われているのは確かだろう。

 

ミニクラブのほうでも卓上にはやたらとデカいアクリルのパーテーションがセットされていた。

 



 

そりゃあもちろん、不特定多数の人々が行き交うという点ではリスクはある。他人様に対して「安全だからドシドシ行きましょう」などと言うつもりはない。

 

ただ、そのうえでの個人的な感想としては、あそこまで徹底している以上、闇雲に害悪のように片付けてしまうのは少し大袈裟なように思えた。

 

とあるクラブでは席に案内された際に、黒服さんが、まずテーブル全体を消毒スプレーで拭き始めた。かなり徹底している。

 

その数日前に会社の人間数人と職場近くの薄汚い中華料理屋で会食した際は、テーブルはベタついていた。そのほか諸々を考えればそっちのほうがよほどリスクは高かっただろう。

 

まあ、いまのご時勢はあまり夜の街の味方をすると不快に感じちゃう人も多いだろうから、あまり擁護するような書き方は控えよう。

 

その夜はいろいろと話を聞き込んだが、夜のクラブ街はそれなりにお客さんが戻った店とスッカスカの店にハッキリ分かれているようだ。

 

やはり元々持っている顧客の数が決め手みたいである。某有名店は夕方まだ明るいうちからオープンして、お客さんの食事も出前でまかなうなどイマドキっぽい戦略で営業しているそうだ。

 

どこの世界もウィズコロナで知恵を絞っていることを実感した。

 

私も今回ひょんな事で取材?に励んでみたが、やはり以前のように気軽にふらふら訪ねるかどうかはビミョーである。

 

いまや「行かないことが普通」になったのが私にとっての“ニューノーマル”である。既に生活パターンに染みこんでいるから、今後も取材活動を継続できるかはビミョーだ。

 

 

 

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