2025年12月5日金曜日

たまごの日々


わが家に常備している生卵は大分県の「蘭王たまご」だ。この味が大好きで定期的に取り寄せている。購入するにしても他のブランド卵より手軽な値段なのだが、私は毎月のようにふるさと納税の返礼品として入手している。


TKGはもちろん目玉焼きにしてもウマい。ゆで卵も頻繁に作る。ゆで卵はトリュフ塩をまぶして食べるだけでご馳走になる。

 

このタマゴを知ったのは銀座にある「串銀座」というお店だ。15年ぐらい前から時々訪ねている。お目当ては温玉である。温玉以外は正直普通だ。温玉を4回おかわりしたこともある。

 

先日、久しぶりに訪ねたのだが、温玉と鳥刺し、温玉そぼろ丼しか記憶にない。当然、串ものや他の料理もアレコレ出てきたのだが、酔っていたから温玉の印象ばかり残っている。

 




 

刺身はハツやレバーなど内臓系が嬉しい。モモやササミの刺身は同行者に譲って“コレステローラー”ならではの時間を過ごした。

 

話は変わる。わが家の定番料理が「目玉焼きまぜまぜご飯」である。子どもの頃、せわしない朝に母親が即興で作ってくれた私のソウルフードでもある。硬めに炊いたウマいご飯を使うのが鉄則だ。

 

フライパンに油を少し多めに入れて作った目玉焼きをご飯にグチャグチャと混ぜる。そこにウスターソースを適量投入すれば完成である。至極簡単だがこれが非常にウマい。

 



完成画像である。美味しそうには見えないかもしれないが、騙されたと思ってトライしていただきたい。延々といくらでも食べられるレベルだ。

 

これにももちろん蘭王たまごを使う。黄身の味が正しく濃いから混ぜ混ぜ状態になっても間違いなく美味しい。コメは山形の「雪若丸」か「つや姫」をかなり硬めに炊く。ウマいコメあっての一品だ。

  

たまごもコメもふるさと納税で取り寄せているから事実上無料だ。贅沢どころか究極の倹約メシだと言えなくもない。こだわった食材を実質タダで楽しめるわけだから皆様も年内にふるさと納税のワクを使い切らないと損だと思う。

 

話がそれた。

  

投入するソースはブルドックの「スーパープレミアムソース」一択である。凝り性の私は目玉焼きまぜまぜご飯のために数々のソースを試してきたが何だかんだいってこのソースが一番だ。名前が大げさなところが気に入らないが、これしか使わない私にとってはやはりスーパープレミアムなんだろう。




ハムエッグ、ベーコンエッグも時々作る。蘭王たまごに合わせるにはハムやベーコンにもこだわりたい。私が頻繁に使うのが北海道の「大金ハム」というメーカーのハムやベーコンだ。

 

都内に店舗はないのだが、毎月のように都内のデパートや物産展に出店している。マメな私は予定表にそれらの日程を書き込んでいる。銀座や日本橋の三越など自宅から近いエリアに出店する際は必ずと言っていいほど買いに行く。

 



長い一本状態で販売されている「大金ハム」特製ベーコンをぶつ切りにして目玉焼きと一緒に焼いた一品である。ベーコンエッグという平凡極まりないものも自分がこだわった素材で作ると途端にゴージャスに思えてくる。

 

これにもスーパープレミアムソースを合わせるのが基本だが、時にはちょっとアレンジもする。ソース7、ケチャップ2、マヨネーズ1ぐらいの割合であらかじめ混ぜ合わせた謎の専用ソースを作ってベーコンエッグに合わせる。なかなかエロティックな味になる。

 

誰の参考になるかさっぱり分からない話を書き殴ってみたが、平凡な家メシひとつとっても“大人のこだわり”を徹底してみるとちょっとした幸せを感じる。平凡な日常にアクセントが加わって悪くない。

 

 

 

 

 

 

 

 

0 件のコメント: