2025年3月17日月曜日

甘い酒

 

その昔、砂糖はかなりの貴重品で江戸時代の一時期は医師が処方するものだったそうだ。そんな貴重品を今の時代は際限なく楽しめるのが嬉しい。「時代ガチャ」の点でいえばラッキーそのものだろう。

 

 

料理の美味しさを決めるのはダシが基本だが、同じぐらい大事なのが砂糖だ。たいていのウマいものはタレなどどこかしらに砂糖や水飴みたいな甘味を使っている。私が好きなレトルトカレーの成分表示にもしっかり砂糖は記載されている。

 

有難いことに糖尿の家系ではないから生まれてからずっと糖分をバシバシ摂取してきた。今も私は辛党ではない。もちろん酒も飲むが、ここ数年は甘みの方により強い魅力を感じるようになってきた。

 

先日、銀座のバーで甘いカクテルを飲んだ。普段だとバーでは「マッカランをロックでね」とキザったらしく注文する私だが、この日は気心の知れた相手と一緒だったので食後酒だと言い訳しながら最初から甘いカクテルにした。

 




キウイヨーグルトのなんちゃらカクテルと杏仁風味のなんちゃらカクテルである。画像ではわかりにくいが意外に量があって思った以上にふわふわと酔った。甘いもので酔うって悪くない。

 

大学生ぐらいの頃、サントリーの一大戦略のせいで世の中に「トロピカルドリンク」なる怪しい酒が出回った。ピニャコラーダ、マイタイ、ブルーハワイ、ストベリーダイキリ等々、音感の面白さと甘いからこその口当たりの良さで若者世代に一気に流行した。

 

確か渋谷だったと思うのだが、入口で靴を脱がされ、裸足でフロアに案内されるトロピカルバーと称する店にも何度か通った。フロアは白い砂が敷き詰められていたため客はみんな裸足にさせられたわけだ。

 

バブル到来のハッチャけた空気と相まって若者はみんなトロピカルドリンクを飲みまくった。そしてみんな吐きまくった。当時、繁華街に点在していたゲロの多くがトロピカルドリンクが原因だった。

 

話がそれた。

 

この日、甘いカクテルを続けて飲んでちょっとベトベトした気分だったのでバーテンさんに次のおすすめを聞いてみた。

 



で、アタリだったのがゴッドファーザーだ。アマレットとウイスキーを混ぜただけのシロモノだが、甘ったるいアマレットの分量を加減すればウイスキーがやんわりと甘みを帯びるので私にとってはちょうど良かった。今後の定番にしてみようと思う。

 

さて、トロピカルドリンクブームは全国にゲロを撒き散らして終焉したが、そこから台頭してきたのが今に至る「なんちゃらサワー」の一群である。

 

レモン、グレープフルーツが定番だが、青りんごサワーやらカルピスサワーやら怪しい系?もすっかり根付いている。私も居酒屋などではそういう怪しい系を注文したいのだが、さすがに人様の前では気が引けて緑茶割りあたりで誤魔化している。自意識過剰である。

 

その代わりネットスーパーなどの宅配を使う時はガンガン甘い系の酒も注文する。ジュースというものが根っから好きなんだと思う。ほとんどジュースみたいなサワー類を一気飲みするのは結構楽しい。




正しくない飲み方としては、睡眠薬がちっとも効かなかった時にそれらの甘いサワー類を一気飲みすることもある。さすがにこれをやると効果はバッチリだ。

 

きっとこんなことばかりしているといずれ痴呆症みたいな副作用に悩まされるのだろう。気をつけないと…。







2025年3月14日金曜日

脚モデルさんに感謝


最近は色っぽい話を書いていない。色っぽいことと無縁になったのか、はたまた色っぽいことが過剰にあり過ぎてここに書けなくなったのかは内緒である。たぶん前者だ。

 

私は独身とはいえ還暦も近い年齢だ。「色恋に歳など関係ないぜ」と寅さんが熱弁していたが、寄る年波にはなかなか抗えない。5年前に比べれば確実に劣化・退化は進んでいる。

 

とはいえ、生涯現役を目標にしている以上、いろいろな面で「引退」してしまうわけにはいかない。老骨にムチうちながら戦う場面もある。

 



このブログの閲覧数は色っぽい画像が載っていると増加する。いっそセクシー画像ブログにすれば大人気になるかもしれない。まあ、そんなことをしていたら行き過ぎて逮捕されそうだから、あくまで「ほんのちょっとセクシー」に留めないといけない。

 

新聞や雑誌にカット写真が不可欠なのと同じで、このブログにもなるべく関連する画像を貼るようにしている。女子を連れてウマいものを食べた話なら女子同席の雰囲気ぐらい画像によって表現しないと収まりが悪い。ウナギを食べに行ったら「うなじとウナギ」はお約束である。

 



食事うんぬんだけでなく男女の機微や男の切なさみたいな話を書く時にもそれっぽいカット画像が欲しい。というわけで日頃から女性の知り合いにはそれっぽい画像を撮らせてもらっている。

 

気付けば結構なストックが溜まってしまった。夜景をバックにした画像なども悪くはないのだが、正直ちっとも面白くない。やはり太ももやうなじ、胸元あたりが主役じゃないと退屈だ。

 



脚線美はもともと私の大好物だから女子友達の多くが被写体として活躍?してくれる。不思議なもので裸の女性を前にしたら脚や太ももに視線はいかないはずなのに着衣だと途端に気になるゾーンになる。

 

男にだって太ももはあるし、今どきはムダ毛を処理する男もいる。かといって温泉大浴場で男の太ももや脚線を見たい気持ちにはまったくならない。女性ならではのラインに意味がある。

 





寒い季節にはミニスカとブーツという組み合わせをよく見かける。脚が長く見える視覚効果があるとかないとかで今や定番みたいな感じだ。確かにパッと見はスタイルが良く見えるのは確かだろう。

 

ふくらはぎが隠れてしまうのは残念だが、フィット感があるブーツならその点もある程度カバーしてくれるので悪くない。女性たちはそのあたりも意識して選ぶのだろうか。

 




 

それにしてもこんな画像を一生懸命に撮影している自分がちょっと切ない。一応ジャーナリスト精神を言い訳に頑張っているわけだが、スマホを向けている時の顔はスケベヒヒオヤジ感を丸出しにしているのだろう。反省。

 

でもまあキレイなモノに目がいくのは自然なことだし、その瞬間を保存してこのブログのカット画像に利用させてもらえるわけだから無駄ではない。

 





ご協力いただいた皆様には心から感謝である。思えば15年以上前にこのブログの夜の銀座ネタに添える画像が欲しくて気のいいオネエサンがたに協力してもらったのがきっかけである。

 

その後、知り合う人々皆々様に協力してもらい数々の力作?につながったわけで、これもまた「継続は力なり」を実感している。

 

調子に乗ってここに載せられないカット画像まで撮れてしまうのは御愛嬌だが、それはそれで私が老後に懐かしく見返すための宝物?である。

 

いずれにせよ今だにこんなことで喜んでいられるわけだから単純明快に幸せなことである。

 

 

 

 

 

 

 

2025年3月12日水曜日

下町散歩と体力

 


下町の風情を愛でながら散歩するのが好きだ。文京区に住んでいるときは「谷根千」エリアをウロウロするのが好きだった。今は住まいに近い人形町やちょっと足を伸ばした門前仲町あたりがお気に入りのエリアだ。

 

先日、いつもと違う景色が見たくなり錦糸町界隈をせっせと散歩した。「月曜から夜ふかし」で街頭インタビューが行われるようなディープソーンもあるいわば東京らしい場所である。最近は昔のイメ―ジと違って錦糸町界隈もすっかり近代化されてヨソの繁華街と似たような佇まいになりつつある。

 



それでもちょっとした路地で見られる昭和的な景色を目にすると何だか嬉しくなる。この日は押上方面にも足をのばしてウロウロしたのだが、ちょっと渋い銭湯を見つけた。寄ろうかと思ったもののかなり混雑していたのでパス。

 

Googleマップを見ながら散歩していたのだが、近くに別な銭湯があることが表示されたので、そっちに向かってみた。散歩の途中で銭湯に入るなんて休日の正しいオヤジの過ごし方である。多少の混雑もものともせず入ってみた。

 



幸か不幸か、下町風情というよりモダンな感じだった。でも「見知らぬ街を歩きながら小休止にひとっ風呂」という自分の行動センス?のおかげでかなり良い気分になった。

 

その後、スカイツリーのエリアまで歩き、浅草がほんの目と鼻の距離だと気づく。ついでに大河ドラマ「べらぼう」の記念展示企画が浅草の区民館で開催されていることを思い出す。

 

調べたら夕方5時で終わっちゃうらしいのでタクシーで浅草までひとっ飛び。区民館で蔦屋重三郎関連の展示をしげしげと見て回った。ドラマで実際に使った小道具などの展示に感心する。アップでテレビに映るわけではない小物もかなり精巧に作られていた。さすがNHKである。

 






その後、浅草をぶらつく。東洋館に行ってマイナーな漫才師のシュールな芸でも見ようかと思ったのだが、この日は運悪く特別企画で「寅さんを語る会」なるトークイベントが行われていたため断念。

 

賑わうホッピー通りなどを黙々と散策しながら空腹を覚えたので何を食べようか脳みそをフル稼働させる。まず頭に浮かんだのが「釜飯」である。いつも浅草に来ると洋食屋さんに行きたくなるのだが、この日は刺し身で一杯やりながら釜飯を待つのもオツだと考えた。

 

有名店「釜めし春」の店先を覗くと開店直後だったみたいでガラガラだった。それなら慌てて入るまでもないと他の候補はないものかとウジウジ考えながら散歩を続行。優柔不断の極みである。

 

そうこうするうちに空腹感が強まる。一気にパンチの効いたモノが恋しくなってきた。せっかく渋く?釜飯でキメようと思っていたのにまたぞろ頭の中は洋食屋さんのメニューがガンガン浮かんでくる。

 

で、近くにあるビーフシチューの名店「ぱいち」に向かったのだが定休日だったので途方に暮れる。しかし、既に釜飯に戻る気分ではなかったので、安定の店「ヨシカミ」に向かう。

 

カウンター席には空きがあったのですんなり着席。ビールで一息入れながら、タンシチューとチキンライス。追加でメンチカツも一つもらう。

 



洋食屋さんで欠かせないベシャメル系を頼み忘れたことに気づく。とはいえ、一人メシだから今の私はこれ以上は食べ切れない。5年若ければもう一品いけたはずだ。残念で仕方がない。

 

カウンター席で料理人がテキパキと作業する姿を眺めるのもこの店の楽しみである。ナポリタンの作り方、オムライスの作り方、いずれも私から見れば神業かと思える。プロの機敏な動きは見ているだけで楽しくなる。

 



結構な満腹をかかえて帰路につく。腹ごなしに歩いて帰ろうと無謀な計画をたてる。田原町を過ぎ蔵前を過ぎ鳥越を過ぎ、浅草橋のあたりで無理な計画だったことに気づく。

 

タクシーで帰るのもシャクだ。アプリでレンタルチャリが近くにないか探してみる。運悪くチャリは出払っていて電動キックボードしか見つからず仕方なくそっちを借りて日本橋方面に向かう。

 

寒風の中、途中で思い切り逆方向に進んだりといつものように方向音痴ぶりを発揮しながら何とか帰宅した。ウチに着いたら着いたで中途半端に元気さを持て余していたのでキックボクシングジムに行こうとひらめく。

 

ところがこの日の夜はジムが早仕舞いしていて私の涙ぐましいガンバル計画は断念せざるを得なかった。でもあのままジムでサンドバックを蹴っていたら腰や脚を痛めたかもしれない。風呂に入りながら充分疲れていたことに気づく。

 

年相応にハッスルしないと健康には逆効果かもしれない。体力増強月間ではあるが動き過ぎには気をつけないといけない。昨年チャリで転んで長期間にわたって難儀したのも調子にのったせいである。


そんなシャバダバな現実を突きつけられた気持ちで眠りについた。良い一日だった。

 

以上です!

 

 

 

 

 

 

 

 

2025年3月10日月曜日

ジーロー飯、ルーロー飯


台湾料理といえば渋谷の「麗郷」が思い浮かぶ。私が高校生の頃から名店の雰囲気を漂わせていたが、他の中華料理店とはどことなく趣が違って神秘的というか、謎めいた雰囲気が漂っていた印象がある。

 

きっと腸詰め系のメニューに若き日の自分がゲテモノっぽい感じを覚えたせいだと思う。怪しい駄菓子や合成肉の子供向けハンバーグを喜々として食べていたくせに見知らぬ台湾料理をブキミに感じていたのだからバカみたいだ。

 



台湾の食べ物といえば小籠包が大人気だが、個人的にはさほど好みではない。今回の旅では1度だけ食べた。5年前の台湾旅行の際にそこそこの名店で冷めきってヌルい小籠包が出てきたせいで何となく敬遠するようになってしまった。

 

台湾名物の中でも近年人気を集めているのがルーロー飯(魯肉飯)である。もともとは屋台などで食べる軽食だが、コメを愛する日本人にとってもウケる一品だ。

 

ここ数年、大型スーパーなどではルーロー飯のレトルトも見かけるようになった。確かにカレーやシチューみたいにレトルト向けだと思う。レトルト好きの私だが、今まで一度も買ったことはない。おそらく脂っぽくてクドいという先入観のせいだ。

 

5年前の旅行で何度も現地のルーロー飯を食べたが2回に1回は脂っぽくてクドいのに当たった。若い頃なら平気だったはずだが今の歳だと厳しい。ウマい店のルーロー飯は毎日でも食べたいぐらい美味しかったが、確率的にはビミョーな印象だった。

 

今回の台湾旅行でも何度も食べた。宿泊した台北のミラマーガーデンホテルでは朝食ブッフェにルーロー飯があったのだが、ちょっと脂っぽい路線だったのでドカ食いは出来なかった。

 

台湾国内の人気チェーン店「鬍鬚張魯肉飯(ひげちょうルーローハン)」のルーロー飯は初老?の私でも美味しく食べられた。おそらく日本の吉野家みたいな位置づけのファストフード店だろう。万人ウケする無難な仕上がりになっていた。




日本に支店はないかと調べてみたのだが、なぜか金沢に1店舗あるだけだった。都心部にあったら行きたかったのに残念だ。でも金沢の店舗ではレトルトを全国発送しているようだから注文してみようと思う。

 

さてさて、ルーロー飯は人気、知名度ともに日本人に定着しているが、ナゼかいまひとつマイナーなのが「ジーロー飯」(雞肉飯)である。個人的にはルーロー飯より日本人ウケがいいと感じる。私も断然ジーロー飯派である。

 



ルーローが豚バラ肉の甘辛煮みたいな感じなのに対してジーローは文字通り細くほぐした鶏肉に軽く甘辛ダレをかけた一品だ。味付けが濃い目の台湾料理の中にあっては異色とも言えるあっさり系の料理だ。

 

今回の旅行でも頻繁に食べた。ルーロー飯よりも遭遇率は低いのだが、探せば簡単にウマいジーロー飯にありつける。上に書いた人気チェーン店「鬍鬚張魯肉飯」でも食べられた。素直にウマかった。店によっては小中大とサイズを揃えているので、ルーロー飯とジーロー飯を同時に堪能できるとかなり幸せな気分になる。

 

今回の旅でもいろんな店でアレコレ食べたのだが、結局一番美味しかったのは、5年前にも行った「大来小館」という台湾家庭料理の店のルーロー飯とジーロー飯だった。

 




結局、私はコメをメインにしたジャンクフードが大好きなんだと思う。数ある料理メニューをたくさん注文してそこそこ楽しんでも結局はジーロー飯みたいな「ぶっかけ系」をかっこまないと満足できない。

 

ちなみにこの「大来小館」では凝りすぎない素っ気ない料理が多く、それがまたウマかった。中高年以降の世代にはオススメの店だと思う。下の画像は実に素っ気ないけど妙に美味しかったビーフン炒めだ。

 



なんだかジーロー飯とルーロー飯の話だけになってしまったので、ついでに今回の旅で美味かったモノを備忘録的に載せてみる。

 

中華料理の中でも私が特に好きなのが「焼味」と呼ばれる炙り焼き系の品々だ。香港あたりでチャーシューや鴨や鶏がツヤツヤしながら店頭に吊るされているアレだ。

 



こちらも5年前に入ってウマかった店を再訪した。「新葡苑」という店。「大来小館」もこの店も実はこのブログに書いていたおかげで店の名前を忘れずに済んだ。旅先のレストランの名前など普通は忘れてしまうが、ブログには日記みたいな効用があるから役立った。

 




鴨と密汁チャーシューの盛り合わせが相変わらず安定のウマさだったし、シューマイも絶品だった。紹興酒をグビグビ飲みながら食べたのでその他の画像はあまり撮らなかったのだが、全般的に満足だった。

 

というわけで、いずれまた台湾旅行をしてもこの2軒には必ず行くことになりそうだ。

 

ちなみに台北からの帰国便は気流の関係もあって2時間20分ぐらいの飛行時間だった。近くてビックリである。「羽田空港―松山空港」の便ならどちらも中心部に近いし国内旅行感覚で楽しめる。

 



これは帰りの飛行機に持ち込んだ現地のセブンイレブンで買ったジーロー飯のおにぎりである。機内食をパスして食べる価値があるほどウマかった。


2時間ちょっとのフライトでビジネスクラスを使うのは富豪級だが、食べてるものはちっとも富豪ではない。でも大谷翔平サマもCM撮影の際におにぎりを19個も食べたそうだから私もあやかった気分になった。

https://youtu.be/15Q5pXjLoUI?si=7EnpEaQNT6tzHsdh












 

 

 

 

 

 

 

2025年3月7日金曜日

2025年3月5日水曜日

台湾の温泉と新庄監督


台湾に行ってきた。マイルを使った無料航空券の関係で4泊というゆったり旅になったのでアレコレ変化球?を交えた時間を過ごした。

 

台北郊外に温泉があるので最初はそちらに宿を取った。北投温泉という日本統治時代に一気に開発された温泉地らしい。海外で温泉につかるのもオツだ。

 

北投亞太飯店(アジアパシフィックホテル)というリゾートみたいな名称の宿を取ったのだが、これが結構立派な和風モダン調の宿だった。部屋にはデカい浴槽があって白濁した源泉が堪能できた。

 





部屋風呂だけでなく大浴場も日本式で水着は不要。普通に裸で楽しめた。これまた白濁かつ硫黄臭プンプンの上等な温泉が溢れていた。サウナもあってのんびり過ごすには最高だった。

 

事前に北投温泉のことを調べている際は、電車の乗換情報とかがいろいろ出てきて面倒な立地かと思ったのだが、実際に行ってみれば台北中心地からちっとも遠くない。タクシーで30分弱の距離だった。

 

台湾の物価も日本並みになってきたが、タクシーに関してはかなり安い。到着当日に松山空港から北投温泉までが30分程度で4千円ぐらいだっただろうか。チェックアウト後に台北中心部に移動した際もその程度の値段だった。重い荷物を抱えて電車移動するよりタクシー利用が便利だ。

 

温泉街みたいな風情があるわけではないが、駅周辺にはそれなりの繁華街が広がっていた。マックをはじめ牛丼屋など日本のファストフードのお店もいくつも揃う。宿は朝食付きで手配してそれ以外は街をぶらついて現地メシを食べ歩くのがオススメだろう。

 

台北中心部も賑やかで楽しいが、3泊以上滞在するなら北投温泉に1泊することをオススメしたい。私なら2泊しかなくても1泊は温泉宿を選ぶと思う。そのぐらい気に入ってしまった。

 

 温泉をあとにして台北中心部に3泊。とくに目的のある旅ではなかったのだが、ハイライトは「台北ドームでの野球観戦」である。


台湾旅行を決めてから現地の野球関係の情報を見ていたら偶然にも私の滞在中に日本ハムファイターズが台北で親善試合をすることを知った。

 


ネットでチケットを予約。発券は現地のコンビニ限定だとのことでちょっとビビったが、思った以上にスムーズにコトは進み、晴れて台湾国民ご自慢の台北ドームに足を運んだ。

 

出来てまもない球場だけに実に立派だった。郊外にあるのかと思いきや市街地のど真ん中だった。球場外周には数え切れないほどの飲食店等が入っていてその場所すべてがテーマパーク的な様子だった。




この日は気温が26度ぐらいあったのだが、球場内は寒いぐらいクーラーが効いていて快適だった。試合前のセレモニーもレーザー光線バリバリの一大スペクタルショーみたいで気分もアガった。台湾側のチアガールはもはやタレント並みの人気らしい。

 



試合では万波選手のホームランが観られたし、昨年のプレミア12で大活躍した台湾の陳傑憲選手も目撃できた。ファイターズガールによる例のキツネダンスを生で観られたのも結構嬉しかった。


それより何より興奮したのが新庄監督の登場シーンである。試合前、両チームの選手が一人づつ紹介されてカッチョ良くグランドに出てきて整列するなか、大トリで姿を表したのが新庄ビッグボスである。

 

一人だけなぜか外野席方向からオープンカーで登場。試合直前なのにスーツ姿で手を振っていた。もはや謎めいている。エースでも四番打者でもない。監督である。世界広しといえども監督の登場シーンをこんな演出でやってしまうのは彼ぐらいのものだろう。

 




台湾での新庄監督の知名度が高いとは思えないのだが、あの瞬間は間違いなくドーム全体が大いに盛り上がった。野球観戦の雰囲気だとは思えない状態だった。ロックのライブかのような熱さだった。


それこそが新庄監督の凄さだろう。「野球観戦の雰囲気とは思えない」ような空気を作り出しちゃうわけだから、やはり余人を持って代えがたい。眉をひそめる人もいるだろうが、文句を言うより一緒に野球というスポーツのエンタメ性を向上させたほうが建設的だと感じた。

 

日本では武道の影響もあってスポーツの世界にも何かと窮屈な伝統や慣習がつきまとう。柔道や空手道のような「野球道」みたいな感覚だ。それはそれで子どもの教育段階における部活動では意義もある。

 

でも、プロの世界では違ってもいい。こと野球に関しては本場メジャーリーグのような突き抜けた陽気さがあったほうが楽しいと思う。


新庄監督が体現する野球のエンタメ性向上という路線は、結局はファン層の拡大や野球人口の裾野を広げることにもなる。

 

今年のプロ野球はやはりファイターズに注目したいと思う。

 

台湾旅行の話からずいぶんと脱線してしまった…。

 

 

 

 

 

2025年3月3日月曜日

人のせいにする


一人メシが好きだ。誰に気兼ねすることなくノンビリできる。一人メシが苦手な人も案外多いようだが、私には逆に理解できない。私が変人だからかウマいものはこっそり?一人で食べたほうが気楽である。

 

ただ、一人メシにも問題点はある。一人だと注文しにくいものや量的に厳しいものなど、同行者がいたほうが堪能できるメニューもある。

 

相変わらずウナギが好きな私だが、鰻屋さんに一人で行く場合に注文しづらいのがう巻きだ。ウナギの切り身をいれた卵焼きである。たいていの店では下の画像のようなサイズだからこれを食べちゃうと他のものが食べられなくなる。

 



老舗の専門店でこそ堪能できるのがう巻きだろう。職人さんの腕の見せ所だし、実際に名のある店を訪れたならう巻きを注文しないのはもったいない話だと思う。

 

鰻料理の王道といえば鰻重だが、白焼き、肝焼き、うざく、う巻きは脇役陣として欠かせない顔ぶれである。これらすべてを味わってこそ完璧なフルコースになるが、う巻きだけはボリューム的に諦めてしまうことが多い。

 





だから誰かを連れて鰻屋さんに行く場合、私の頭の中では「う巻きだ、う巻きだワッショイ!」って感じになる。ひとしきり白焼きやうざくに関するウンチクを語る一方で、実はう巻きにワクワクしていることが多い。

 

私の好みは甘い卵焼きである。だし巻きも美味しいが、関東風のふわふわウナギを出す店だったら、当然にう巻きの卵焼きも甘さがほしい。ところが、近年の西からの食文化攻勢?のせいで関東風ウナギの老舗みたいな構えの店なのにう巻きが甘くないケースが増えたように思う。

 



だし巻きも悪くないのだが、店によっては薄ぼんやりした味付けで拍子抜けする。そんなものを口にするなら思いっきり甘い卵焼きでニンマリしたい。

 

切り身のウナギのタレが甘めだから卵焼きはあえて甘くしない気持ちも理解できる。でも、でもである。年々偏屈傾向が強まっている私としては「卵焼きイコール砂糖」という考えに固執したいから時折残念な気持ちになる。

 

話がそれた。一人メシでは楽しめない同行者アリの場合の食べ物の話だった。

 

そこそこ寿司の世界に詳しいつもりの私にとって回転寿司はビミョーな立ち位置だ。勇んで行くのは格好悪いという古い人間ならではの思い込みが強い。

 

行くとしてもあくまで「つき合いで来ました!」みたいな顔をしたくなる。実際に同居する娘と連れ立って行くか、息子が遊びに来た時に行くパターンが大半だ。自意識過剰である。

 

回転寿司の楽しみは、回っていないお寿司屋さんでは味わえない珠玉の!?品々を味わえることである。コーンマヨしかり、ツナサラダしかり、サーモンしかりである。

 




グルメ評論の世界で決して語られることのないコーンマヨやツナサラダだが率直に言ってウマい。どう逆立ちしたってウマい。B級だのジャンクだのと言われようとも単純明快にウマいし、実はみんなが大好きなことをナゼか隠している食べ物である。

 

サーモンも実に可哀想なネタだと思う。普通のお寿司屋さんでは「そんなもの寿司ネタじゃねえやい」と仲間外れにされているが、そんな常識もいつかはひっくり返る可能性は高い。

 

今はまだ邪道かもしれないが、たいていのものが最初は邪道である。ウニやトロだって今でこそ寿司業界の大エースだが、その昔は寿司とは無縁の存在だった。そう考えるとサーモンだってあと1020年もしたら老舗高級店でも普通に置かれるようになると思う。

 

この画像は人形町の「みさき」という回転寿司のものだ。「京樽」が母体のお店らしい。下手な街場のお寿司屋さんよりもシャリが美味しい。「しょせん回転寿司なんて…」という私の思い込みを良い意味で裏切った店だ。

 

もちろん、そんなネガティブな思い込みが復活してしまうヘンテコな品々もある。下の画像はエビとチーズがミックスされた意味不明な一皿だった。注文するほうが悪いのだが、回転寿司ならではの邪道系?をある意味とても愛している私としては味見しないわけにはいかない。

 



やはり、邪道系はコーンマヨ、ツナぐらいにとどめておいたほうが無難だと感じる味だった。でもチーズが好きな子どもならバクバク食べるかもしれない。

 

ちなみに、この店にはトロタクならぬ「ツナタク」がある。文字通りツナサラダとタクアンの巻物だ。これが結構ウマい。クセになる味だ。これなら家でも作れそうでオススメ。

 

こんな話を書いているだけでまた食べたくなってしまった。また子ども達を連れて「つき合いで来ました!」という顔を作って出かけたいと思う。