今年は潜水熱が強まって仕方がない。この前の連休と3月に海外に出かけてきたくせに、次はどこに行こうか思案中だ。
コンパクトデジカメでもそこそこの水中写真が撮影できることを実感したせいで、荷造りや現地での機材セッティングがラクになったことも大きい。
その昔は撮影機材も大きく、陸用のカメラを水中用にセッティングするのも今よりも面倒だった。長旅の後、宿に入って2時間ぐらいガチャガチャいじっていたが、今ではほんの2~30分でスタンバイだ。
5年ぐらい前までフィルムカメラを使っていたから撮影スタイル自体が大きく変わった。水中でフィルム交換できないわけだからアナログ時代?はシャッターの無駄押しは厳禁だった。
一昔前は、一眼レフを入れた水中ハウジングを多いときは3台持って潜っていた。それでもシャッターチャンスはわずか100回である。それぞれのカメラに装着していたレンズの特性もあるから単純に100回のチャンスがあるわけではない。
嬉しい被写体に遭遇したのにフィルム残数が無い時の切なさは涙チョチョ切れだった。ああいう思いはデジタル時代の今では考えられない。
デジカメを使うようになって数年、不思議なことにフィルム時代のほうが自分なりにグッとくる写真が撮れていたような気がする。
ちょっとキザったらしい言い方だが、フィルム時代の気持ちの強さ、撮りたい被写体への思いの強さは、何度も撮り直しがきく今とは随分違ったのだろう。
最近、フィルム時代の水中写真を整理しているのだが、結構自慢したくなるような「作品」がごろごろ出てきた。あの頃の情熱に比べると、最近はただ記録しているだけのような気がする。
★画像クリックで拡大表示されます。
一昔前は広角レンズで海の気持ちよさを撮影するのが大好きだった。今ではヘンテコ魚の顔のアップとかを撮ってヒヒヒっと変態みたいに喜んでいるが、やはりワイドレンズの写真は気持ちよい。
水面のきらめきにはついついレンズを向けたくなる。マレーシア・シパダン島の浅瀬を泳ぐ4匹のカイワリと一緒に水面を写してみた。
次の画像はモルディブの浅瀬だ。フィルムデータをデジタル化したせいで画質は粗いが、その時の爽快な気分まで写せたような気がする。
ピンクのソフトコーラルも背景にダイバーを入れ込むことで海の広がりを表現できる。この頃はニコンのフィッシュアイレンズを愛用していた。レンズ面のすぐそばに被写体をもってくる必要があるため、適当な被写体に出会わない時はソフトコーラルのような動かない物体を必死に撮影していた。
ギンガメアジと並んで超広角レンズを楽しく使えるのがバラクーダ(オニカマス)の群れだ。アジよりも怖い顔だし、歯も鋭いから接近すると何となく気持ち悪いのだが、シャープな姿形はカッチョいい。
半分水中、半分水上を一緒に移し込む写真のことを半水面写真と呼ぶが、バラクーダの群れで半水面写真が何とか撮れたことが嬉しかった思い出の一枚だ。これもマレーシアのシパダン島で遭遇した。
半水面写真は、水面に漂う水着姿の女性を中心に撮影するとなかなか格好いい写真になるのだが、そんなチャンスはなかなか無い。
プライベートプールが付いたヴィラに泊まるようなムフフなリゾート旅行であれば、誰にも見られないプールでアレコレと面白い半水面写真が撮影できる。
ある意味、日頃必死に魚を撮影しているのも、その手のムフフ画像を上手に撮るための練習みたいなものかもしれない。
そんな画像のストックもいろいろあるのだが、さすがにこのブログには載せられない。スイマセン。
その代わり、次回の更新では、謎のTバック水着女性に偶然モデルになってもらった20年ぐらい前の画像を紹介したい。
何年か前にこのブログでちょこっと紹介したが、最近、画像処理ソフトの使い方を学んでいるので、そこそこ見応えのある“作品”になったような気がする。
2 件のコメント:
そうそう見れない写真を楽しんでいます
ところで貴兄は海外での海の写真ですが
日本ではこのような写真をとれるような
ところはないのでしょうか?
次回の水着のしゃしん、楽しみです!!
ゆう様
コメントありがとうございます!
沖縄あたりだったら充分綺麗な写真は撮れます。
ただ、東南アジアのように船や水中ガイドを安価でチャーターして撮影しまくるような潜り方は、物価の高い日本では難しいです。
今後ともよろしくお願いします!
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