2018年7月11日水曜日

増え続けるサプリ


このブログを書き始めた頃は40歳そこそこだった。10年以上が過ぎて、健康への意識はそれなりに変わってきた。

なーんにも考えずに済んだ若い頃って、いま思えば極楽だった。その頃はその有り難さに気付かないわけだから随分とモッタイない話である。


この10年で気付けばすっかりサプリ愛好家になってしまった。効果はよく分からない。気休めかもしれない。でも「病は気から」である。

最近ラインナップに加わったのが「精製ナットウ菌培養物」である。週刊誌で読んだ「医者が飲んでるサプリ」みたいな特集に安易に影響されて飲み始めた。

血液サラサラ系である。脳血管がつまりそうな人には予防効果があるとか。信じる者は救われる的な精神でしばらく飲んでみようと思う。


大ヒット商品の「えんきん」も2か月前ぐらいから飲み始めた。目がかすむ、ピントが合いにくいといった症状を改善するらしい。

わがオジサマバンドのメンバーである医薬品メーカー男は「気のせいだ」と素っ気ないことを言う。実につまらない男だ。

で、2か月使ってみた私の率直な感想は「効き目アリ」である。否定派の人々はプラセボ効果だなんだとブツブツ言うのだろうが、私自身は気に入った。しばらく飲み続けようと思う。

レギュラー陣であるセサミン、DHA、プロポリス、ビタミンC、リジンといったサプリに加えて上の二つが追加されたわけだから、すっかり健康オタクみたいである。

おまけに飲み合わせを考えて、ある程度別々に飲むようにしているから、その都度ちゃんと水も摂取できる。

水分不足で尿管結石になった経験がある私にとっては水も大事である。あの七転八倒はもうこりごりである。

10年ぐらい飲んでいる青汁も継続中だ。粉末状の商品を水に溶かす“製作作業”を会社の女性社員にお願いしている関係で平日しか飲まなかったのだが、これも最近になって改善した。


週末もサボらないように自宅用に飲みきりサイズの青汁を常備するようになった。普段飲んでいるものより美味しいから身体に良いのかどうか不安である。

なんだかこんな事を書いていると、健康管理の見本みたいだが、すべては「野菜を食べずに生きていく」ことが目的である。

日常の暮らしの中で摂取できる野菜なんてたかが知れている。必要な栄養素を摂るには尋常じゃない量を食べる必要がある。

マズいものを大量に食べるほど切ないことはない。そんな奇特な人になどなりたくない。

メインの料理に添えられる付け合わせの野菜なんて彩りのためだけに存在する。1年365日、あれを毎回毎回100%残しても、私が摂取している青汁とサプリで充分にカバーしてお釣りがくる。

根拠はないけどきっとそうだ。

50年以上にわたって野菜を親の仇みたいに思って生きてきた私だが、ここ数年、飲み屋さんで冷やしトマトや水茄子の浅漬けを自ら注文してしまうことがある。



正直に言うと、何かを裏切ってしまったような複雑な気分になる。鬼畜のように口汚く罵っていた相手に急にすり寄るような居心地の悪さを感じる。

でも、この季節、こんなものが結構ウマい。マカロニサラダを「サラダ」だと信じて疑わなかった30年前に比べれば人として少しは進歩したのかもしれない。

0 件のコメント: