2020年6月12日金曜日

煩悩王、抗体検査、五輪

煩悩王。お笑いタレント渡部のスキャンダルを報じるメディアの表現だ。実に的確な呼び方だ。



高級料理を食べまくり、美人女優と結婚し子供も生まれて幸せそうなのに、セフレとムホムホ三昧だったわけだから、まさに煩悩の塊だ。

世の中のバッシングはかなり厳しい。まあ仕方ないことだが、そうは言っても仕事を全部失うような話なのだろうか。世の中に溜まりまくっているフラストレーションのはけ口が全部彼に集中しちゃったような雰囲気もある。

嫉妬の怖さみたいな感じもある。ハタから見れば最高のライフスタイルだったから嫉妬の裏返しが猛烈なバッシングにつながる。

私は渡部ファンではないし、どちらかといえば嫌いなタイプだ。擁護するわけではないが、要は浮気だ。浮気というより”浮身”と表現したほうがいいかもしれない。覚せい剤でもなければ人を殺めたわけでもない。変な話、奥さんが美人だったからコトがやたらと大きくなっている気がする。だとしたらヘンテコな話だろう。

浮気を肯定するわけではないが、そんなものは当事者がゴタゴタすることであって、奥さんや迷惑をかけたセフレとの揉め事に他ならない。

昭和の頃に浮名を流しまくった勝新やショーケンに対して「そんなもんだろう」と反応していた世の中と今の社会の空気はずいぶん変わった。昭和の火野正平はメディアに追いまくられてもケロッとしていた。

そういえば、その昔、幼女わいせつという許しがたいトンデモ事件を起こしたプロ野球のピッチャーだって、その後、普通に復帰して試合で投げていた。いまさらながら社会の変化に驚かされる。

まあ、あれだけの売れっ子だったのだから、そんな社会の様相をちゃんと警戒しきれなかった彼の失態ではある。

それにしても場所が「トイレ」である。なんともまあショボイ話だ。不倫で使うアパホテルでポイントを貯めていたことで非難された某袴田さんや、愛車ランドクルーザーの車内が定番だった某原田龍二さんもそのセコさが叩かれたが、トイレに比べればマシだ。

いわば、セコいと批判された彼らの”復権”になったわけだ。ついでにいえば、かつて高年俸なのに五反田のラブホを使ったセコさが揶揄された元巨人の某"モナ岡"選手だって復権である。

不倫は蜜の味、人の不幸も蜜の味だ。だから浮気だ不倫だと大騒ぎする風潮はまだまだ収まらないだろう。なんだかんだ言ってバレたら負けだ。

さて他人の浮気話だけで終わるのもシャクだから話題を変える。

先日、抗体検査を受けてきた。このブログでも「感染済みかも」と書いたことがあるが、今年初めに高熱で寝込んだことなどで、ひょっとしたら既にコロナの抗体があるのでないかと期待していた。

行きつけのクリニックから抗体検査キットが届いたという連絡を受け、いそいそと出かけてきた。採血して15分ほど待って結果が出た。まったくの無反応だった。現在はもちろん、過去にも感染歴はなかった。まだまだ慎重な行動を続けなければならない。残念である。



ソフトバンクグループが全社員4万4千人に抗体検査をしたところ陽性だったのは0.04%だったとか。数千人に一人ということになる(計算が違ってたらゴメンナサイ)。おまけに店舗スタッフより本社やコールセンター関係者のほうが陽性率が高かったそうだ。

なんだかよくわからないが、こうなると日本人は「滅多にコロナにはかからない」という話に思えてくる。抗体検査そのものの精度やウイルス自体に謎が多いから滅多なことは言えないが、謎は深まるばかりだ。

もちろん、高齢者が亡くなるリスクが高いのは確かだし、無症状の人が活動しまくっている以上、感染が収束しないのも事実である。ワクチンも特効薬もない以上、今年の秋冬からまた大騒動になるのは至極当然のことだと認識する必要はあるだろう。

先日、来年に延期されたオリンピックを簡素なスタイルにするという方方向性を組織委が示した。必死に開催に向けて頑張っている方々には申し訳ないが、本気で来年オリンピックをやれると思っている人は果たしてどのぐらいいるのだろうか。

センバツ出場校を招いての特殊な交流試合を開催することは決まったものの、例年通りの夏の甲子園すら出来ない状態の国である。わずか1年後にオリンピックを行うことは現実的ではないだろう。

五輪中止を語ることがまるでタブーみたいになっている点が気になる。政府や関係者が本音では開催は無理と思っているにもかかわらず、ババを引きたくないとか、メンツがどうだとか、そういう思惑でダラダラと時間を経過させれば、莫大な経費が流出し続ける。

コロナ禍が秋冬以降から再燃すれば、今度は長期戦になる。対策予算も青天井になることを想像すれば、何が必要なのかは自ずと分かる。取り越し苦労になったとしたらそれはそれで喜ばしいが、危機管理という意味では楽観は禁物だ。

なんだか今日は話がアチコチに飛んでしまった。

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