緊急事態と言いながらオリンピックを開催する不思議な街・東京では、飲食店に行っても酒が飲めないという奇天烈な状況になっている。
もはや迷走都市である。さすがにバカみたいな政策に付き合っていられないとアルコールを普通に提供する店も増えてきた。
原則は酒類提供禁止の「要請」である以上、そんな動きは至極当然だと思う。
そうは言っても多くのお店はアルコールを出さずに営業している。昼ならともかく夜はさすがに不便だ。
私もたいていはお酒が飲めるお店に顔を出すものの、時には仕方なくノンアルコールビールで我慢することも多い。
有難いことに近頃のノンアルコールビールは昔よりかなり飲めるようになった。今のように暑い季節だったらウマいと感じることもある。ビールメーカーに感謝である。
ノンアルコールビールの誕生は2009年のこと。それまでは微量ながらアルコールが入っていたので、歴史としては10年も経っていない。
最初の頃はマズくてビックリした。こんなモノを飲むぐらいならウーロン茶で充分だと敬遠していたが、いつの間にか結構イケるレベルに進化している。有難いことだと思う。
気のきいたレストランだとノンアルコールのスパークリングワインやらレモンサワーも置いてある。モドキではあるが、延々とノンアルコールビールを飲むよりは気が紛れる。
ウマくはない。でも何となく救われる。人間の味覚というか感覚は何ともワガママだからウーロン茶や水よりはそれっぽい気分になる。
焼肉屋の肉はクドくてあまり食べないのだが、ユッケやチャンジャをパクついている時にはやはり“酒っぽい”液体を口に入れたくなる。
別な機会に結構美味しいノンアルコールのスパークリングワインを飲む機会があった。初めて味わったせいでそう感じたのだろうか。はたして本当にウマかったのかちょっと自信が無いが確かに妙にウマく感じた。
PIERRE ZEROという名前のシュワシュワだった。同じシリーズで赤ワインもどき、白ワインもどきもあるらしい。こういう商品が多くの店に置かれるようになれば助かる。
ノンアルコールの“もどき商品”はネチョっとした口当たりのものが多いような気がするが、これはスッキリと喉ごし爽やかだった。
さっそくAmazonでまとめ買いをしようと思ったのだが、よくよく考えたら届くのは自宅である。ウチでわざわざノンアルコールは飲まないことに気付いてやめた。
気にいったら何でもかんでもAmazonで買うクセがついているのも困りものである。
ちなみに、ノンアルコール、ノンシュガー、ノンカフェイン等々、ノーとノンの使い分けが気になって今更ながら調べてみた。
学生時代に勉強をしなかったツケである。
・nonは以降に来る言葉に対して「非~、不~、無~」という意味
フムフム。いまいちピンとこないがそういうことらしい。だったらノースモーキングはノンスモーキングが正しいのだろうか。よく分からない・・・。
まあ、いずれも純然たる和製英語らしいから真面目に考えても仕方ない。
なんだか話がとっ散らかってしまった。暑さのせいだ。
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