夏の散歩が好きだ。汗だくになりながら歩き回って、帰宅後すぐに用意しておいた水風呂に飛び込むのが物凄く気持ちいい。一種の変態である。
夏は曇っていても暑い。それなら燦々と降り注ぐ日差しの中で歩くほうが気分があがる。函館・ラッキーピエロで買ったキャップを被り、Tシャツに短パンで首にタオルを巻いて歩く。
止まると一気に汗が噴き出るから何かに取り憑かれたように歩き続ける。好きな音楽を聴きながら無我の境地だ。イヤホンが汗でデロっとするのは困りものだ。
途中、目に付いた花にスマホを向ける。花の名前を教えてくれるアプリを起動してフムフムと感心する。なんとなく文化的?な時間を過ごしているように思えて悪くない。
ムラサキシンクランという花だそうだ。散歩に出てスマホを活用しなければ死ぬまで知ることのない名前だ。そんなどうでもいいことをしながら歩くのは楽しい。
散歩の際はもちろんスニーカーだ。自慢の革靴の出番はない。とはいえ、履き慣れた革靴はヘタなスニーカーより歩きやすいこともある。
過ごしやすい気温の日は職場の行き帰りは歩くようにしている。馴染んだ革靴の良さを実感できてそれはそれで楽しい。
靴好きは靴磨きも好きなものだが、靴磨きは本気でやると結構キツい。夏場はちょっと面倒くさい。そういう時は人任せにしてしまう。
靴磨き専門のお店に持ち込んで大枚はたいてピカピカに仕上げてもらう。自らやるべき作業をサボる背徳感もピッカピカの鏡面仕上げを見れば消え去る。
上の画像は手前左がガジアーノ&ガーリング、右がJMウエストン、後ろの左がエドワードグリーン、右がタニノクリチーだ。JMウエストンとタニノクリスチーは10年前に買った靴だがバリバリ現役だ。
つま先の鏡面仕上げはやはりプロに頼むのが確実だ。自分ではなかなかこうはいかない。眺めているだけで嬉しくなる。
下の画像はやはり10年ほど前に買った雨の日用のヨレた靴。これも業者さんに頼んで生き返らせてもらった。ソフトな履き心地で人気のスペイン・マグナーニの靴だ。
自分の中で靴には格付けをしている。一軍、二軍、三軍に分類しているが、このマグナーニは三軍の代表選手である。
綺麗にする前の画像を撮っておけば変化が一目瞭然だったのだが、かなりヨレヨレだったものが一気に息を吹き返した。
雨の日用だったのに雨の日にはもったいなくて履けなくなってしまった。新たな雨用三軍靴をどれにするか考え中だ。
こちらは一軍の主要選手達だ。手前右がジョンロブ、左がエドワードグリーン、後ろの右もエドワードグリーン、左がJMウエストンだ。新しいのはウェストンぐらいで、他は5年ぐらい履いている。
今回、業者さんに出さなかった靴もこれ以上にあるので、どの靴もしょっちゅう出番があるわけではない。おかげで何年経ってもヘタらずに活躍してくれる。
やはりこれらの靴を長持ちさせるためにもっともっと新しい靴を買わないといけない。大物ルーキーが加わってくれればくれるほど既存の靴達は長く現役でいられる。
そういう屁理屈みたいな考え方だから金欠という悪習慣が改善されない。困ったものだ。
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