2023年10月18日水曜日

夜遊びと貫禄の話


夜遊びをしなくなった。これは現役男子としてマズい問題である。とっとと帰宅してノンビリする時間がやたらと増えた。同居する娘のほうが遅く帰宅することが多い。

 

このままでは好好爺になってしまいそうで問題である。コロナ禍をきっかけに飲酒量が激減したのが理由だと思う。なんなら禁酒も出来ちゃうぐらい酒を飲まなくなった。自宅ではほぼ飲まないので夜遊びもしない今では肝臓もきっと元気ハツラツだ。

 

先日、銀座の某クラブに義理で出かけた。行けば行ったでしっかり飲んで楽しく過ごすのだが、何となく飽きちゃうのが早くなった気がする。10年前なら2軒、3軒とハシゴするのが普通だったが、今は1軒顔を出したら満足して帰りたくなる。

 



夜遊びとは家に帰りたくない男の逃避行動が原動力なのだろうか。そんなことを真剣に考えてしまう。何度目かの独身生活も10年を過ぎ今は家庭内ストレスとは無縁だから職場からまっすぐ帰宅することにまったく抵抗がない。

 

男たるもの、止まり木に立ち寄ってこそホンモノだと昔から信じ込んでいた。仕事とプライベートを切り替えるために欠かせない儀式だと思っていた。止まり木を必要としない今の状態はおそらく仕事にも真剣味が足りないのかもしれない。気をつけないと…。

 



夜のクラブ活動にマメに励んだのは30代後半からの10年ぐらいだろう。そりゃあ今よりいろいろ元気だった。まだまだ睡眠不足もモノともしないパワーが有った。たっぷりな睡眠を求める今とは大違いである。

 

やはり身体には「慣れ」が大事だ。酒をグイグイ飲める肝臓も睡眠不足でもシャキっと出来る脳みそも日々の習慣が大きく影響する。惰性で繰り返すことこそが「訓練」の役割を果たし、肉体も意識もそれを標準として過ごしていけるようになるのだろう。

 

ノホホンとした最近の私の暮らしぶりには「訓練」と「慣れ」が足りない。3年もの長きに渡ってコロナを理由にグータラしていたツケが今の好好爺モドキに繋がってしまったみたいだ。

 

このブログの閲覧履歴を調べてみると過去の「銀座ネタ」が今でも読まれていることが多い。蕎麦を食っただのトンカツがウマかったといった話よりも、やはりちょっと神秘性のある夜の銀座を題材にしたほうが興味を持ってもらえるのだろう。

 

実際、以前にはよく銀座ネタを取り上げた。夜のクラブ活動に何らかの意味を見出したかったみたいで随分とあれこれ考察した。やはり習慣化しているからこそ見えてくる景色や思うところがあったのだろう。

 



グーグルのweb検索で「富豪記者 銀座」と検索してみたが過去ネタはあまり表示されなかったので、画像検索を試してみた。こちらのほうが過去ネタが表示される数が多かった。かつて「習慣」としてホステスさん達のセクシー画像を撮らせてもらったことがひょんなことで役にたったわけだ。

 

ついでだから目についた過去の銀座ネタを4つほど載せてみる。

  

銀座のクラブ SとM

https://fugoh-kisya.blogspot.com/2012/01/blog-post_25.html

 

銀座 夜の部活

https://fugoh-kisya.blogspot.com/2015/08/blog-post_7.html

 

銀座のクラブ 同伴 アフター

https://fugoh-kisya.blogspot.com/2016/04/blog-post_11.html

 

何を言っとるんだ、チミは!

https://fugoh-kisya.blogspot.com/2018/04/blog-post_16.html

 

 個人的には昭和の森繁さんの映画に影響された4つ目の話が気に入っている。銀座ウンヌンという話からは逸れるが、5年前に感じていたことが今でも克服できていないのが残念である。

 

三つ揃いの背広のベストのポケットに両手の先を突っ込みながら「何を言っとるんだね、チミは!」と言えるような貫禄溢れる姿にちょっと憧れているのだが、今の私にはまだまだそんな老成感は無い。

 

森繁さんが昭和の名作「社長シリーズ」に出演していたのは主に40代の頃である。にも関わらずアノ貫禄溢れる姿にはただただ感心する。50代も後半になった私に足りないのは貫禄である。

 

貫禄を出すためにも夜の銀座あたりで腹を付き出しながら「おい、そこのチミ、チミだよ、チミ!」などと社長シリーズを見習った行動を習慣化してみようかと思う。

 

 

 

 

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