2024年11月1日金曜日

ジェンダーとやら

 

国連が男子を系統とする天皇制にイチャモンをつけたそうだ。お口アングリみたいな話である。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cc14db39775c7eb1f6d24b5d24cb0385ae1dd8d2

 

ジェンダー問題は私が簡単に述べられるようなシロモノではないが、「なんでもかんでも男女は一緒だ」という昨今の行き過ぎた風潮には正直ウンザリする。

 

そりゃあ女性蔑視がいけないことは誰でも理解できるが、蔑視でも差別でもなく区別することは当たり前の話だ。そんな極めて単純な話まで否定されるような空気が気持ち悪い。

 

男子を天皇と定める皇室典範そのものに堂々と是正勧告を出す国連の組織ってどんな面々が集まって議論しているのだろう。偏屈な世間知らず達がそれぞれの国の歴史や背景も考えずに得意になってスットボケた議論をしている絵が浮かぶ。

 

いざ戦争や紛争になっても解決する力も意思もないような組織が国連だ。そういう能力がないならせめて途上国支援に力を尽くせばいい。日本の天皇制を「女が除外されてるからダメだ」とか言ってるヒマがあったらもっとマシなことを考えて欲しい。

 

日本は長い間、国連分担金負担率が実質世界一だった。アメリカは滞納の常連だから日本が中心的なパトロンだ。にもかかわらず、常任理事国にはなれず、おまけに第二次大戦の敗戦国ゆえにいまだに国連憲章では「敵国」と規定されている。

 

実にバカみたいな話。がんがんカネを払わされてるのに「敵」のままで、おまけに国の形、国の基本である天皇制にまでイチャモンをつけられる。かなりの額の税金を払っている側とすればこんな組織にドカドカと金をつぎ込む政府の神経が理解できない。

 

シロウト的意見で言えば「やめちまえ」である。国際捕鯨委員会だって日本は脱退した実績がある。脱退が簡単でないならせめて分担金の支払い停止ぐらいの強硬姿勢を見せればいい。今回の件でも一応政府は国連に抗議したそうだが、抗議するついでにそのぐらいの強硬策をチラつかせたっていい話だと思う。

 

別に私は天皇制大好きの国粋主義者ではない。あくまで日本の歴史や文化、風土を知らないヨソの国々の面々によるナンチャラ委員会が平気でトンチンカンなことを言ってくることを苦々しく感じるだけである。

 

男女平等は大事だが、文化的かつ歴史的経緯を無視したら単なる暴論になる。国技である相撲だってそうだ。女性にもチョンマゲを結わせてオッパイ丸出しのまま裸にマワシ一丁で男性力士とがっぷり四つに組めという話になってしまう。

 

男女平等を考える際には、基本的に生物としての違いや役割の違いを前提にしないとヘンテコな話になる。なんでもかんでも平等なら、たとえばスポーツの全種目も男女が一緒にやらないとおかしいという理屈になる。

 

重量挙げで女性が男性に勝つわけがないから性別を分けて競技している。それを女性差別だと騒ぐ人はいないわけで、すべての分野にそうした区別を前提にしないと話がややこしくなる。

 

男女平等だから女も力仕事をやれ、男女平等だから男もOLと同じ制服を着ろ、みたいなバカげた話を本気で語るヤツが出てくる。実際に喜劇みたいな話を大真面目にしているヤツはいっぱいいる。

 

SDGsだのジェンダーだの、昨今飛び交うコトバは私に言わせればウサン臭いの一言だ。ちょっと言い過ぎかもしれないが個人的な考えなので気を悪くする人がいたらゴメンナサイ。

 

ちょっと話は変わるが、男の子らしく、女の子らしく、みたいな物言いは今の世間ではダメらしい。男の子にはピストルのおもちゃ、女の子にはお姫様ドレスみたいな決めつけもしてはいけないんだとか。何だかなあと感じる。

 

男らしさ、女らしさまで否定されちゃうと生きにくい人も逆に増えそうだ。変な話、男勝りのアクティブ?系みたいな女子にはジェンダー問題に神経質な社会はハッピーかもしれない。でも昔ながらの女らしい路線で生きていたい女性だって相当な数にのぼる。

 

男性だって専業主夫が向いている人は相当数存在する。しかし、ジェンダージェンダーやかましい時代になった今でもそっち系の男性が積極的に評価されることは稀だ。世間の目は「アイツ男のくせに家事だけを嬉々として励んでいるぜ、変なやつだ」と言われがちだ。

 

男女の役割の違いは社会の根っこに根深く浸透している。そのすべてが否定されるものではない。差別や不平等という考え方以前の単なる役割の違いを冷静に見極めないとトンチンカンな話になる。

 

差別と区別を混同してはおかしなことになると思う。

 

今日はオチのない話をダラダラ書いてしまった…。

 

 

 

 

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