2026年5月18日月曜日

バレちゃったニッポン

 

最近やたらと買ってしまうのがセブンイレブンのこのアイスバーだ。妙にウマい。すこぶるウマい。ハーゲンダッツがちょっとクドく感じる年頃?の私にとっては甘さ加減が絶妙だ。未体験の人はゼヒ味わってほしい。

 



さて、コンビニ天国のわが国の様子にインバウンドの方々は感激するそうだ。確かに海外のコンビニに比べれば日本は異次元の凄さだろう。オリジナルのウマいものが24時間店中に溢れているわけだから桃源郷みたいなものだ。

 

最近ではインバウンドの皆様が缶チューハイ系の美味しさに気付き始めたらしくて某銘柄はバカ売れしているらしい。思えば日本の酎ハイ、サワー類の文化は一種独特だ。世界にも稀な商品展開だと思う。

 



缶チューハイに限らず居酒屋のレモンサワーやグレープフルーツサワーはじめとするサワー類の「ガラパゴスっぷり」は一種独特だろう。居酒屋文化自体が世界でも珍しいし、サワー類を筆頭にあれほどまでにアルコールのメニューが豊富な点は外国の人から見たらビックリ仰天だと思う。

 

そんなこんなでつくづく思うのが「バレちゃったな、ニッポン!」という現実である。ここ10年ぐらいで外国人観光客は恐ろしい勢いで増え続け、おまけに為替の弱さも相まって今の日本はいろんな意味で世界からみたら草刈り場みたいな状態だ。日本の素晴らしさがバレまくっている。

 

もちろん、観光立国は国策だからどんどん外国の人にお金を落としてもらうのは大賛成だ。ヘンテコな排外主義は私には無い。どうぞ、どうぞ!って感じだ。

 

「バレちゃったな、ニッポン」をある意味で象徴するのがコンビニの手軽な商品たちだ。タマゴサンドにツナサンド、あんなフワフワしてリッチな気分になるウマいサンドイッチは確かに海外ではみかけない。

 

おにぎり然り。今でこそヨーロッパのスーパーにもマズいおにぎりが陳列されていることは珍しくないが、その味は日本とは段違い。まったくもってシャバダバだ。

 

自分の国の暮らしの中で中途半端に和食やおにぎりを知っていた外国人が日本のコンビニでホンモノに出会ったら相当興奮するはずだ。

 

観光地でやたら高い海鮮丼が外国人に人気だと耳にする。結構なことだ。コンビニ志向だけでなくホンモノのニッポンのウマい海鮮が安いはずはない。自分の国でも食べられるような中途半端な刺身と同レベルのものを食べさせちゃったら日本人の恥でもある。

 

寿司、てんぷら、すき焼き、しゃぶしゃぶあたりが一昔前の来日外国人の定番だった。今やラーメンや蕎麦、トンカツなどもしっかりターゲットにされている。

 

まさに「バレまくり」である。はたして十割蕎麦をウマいと感じるかはビミョーだが、イマドキのうどん屋の「めんたいクリームうどん」「カルボナーラうどん」あたりを食べたら絶対にファンになってしまうはずだ。渋い焼鳥屋だって知ってしまったらクセになるだろう。



 

抹茶も一大ブームになっているそうだ。高い茶筅などを外国人がポンポン買っていく店も増えているそうだ。抹茶関連の和菓子もバレまくっているらしい。

 

ちなみにアンコにはまだ波は来ていないようだ。豆がスイーツになっている感覚が今一つ理解されにくいらしいが、きっと近いうちにはこし餡、白餡、うぐいす餡あたりもバレちゃう日が来るのだろう。

 

考えてみればシェイク一つ例にとっても欧米人の感覚はマックシェイクのあの味がベーシックかと思われる。もちろんあれはあれでウマいが、「タリーズ」の誇る?「エスプレッソシェイク」と比べてみたらメイドインジャパンの底力を世界中の人が納得するような気がする。

 



たぶん、もうバレちゃっているのかもしれないが、日本の丼文化も外国人には新鮮なんだろう。昔よりコメに馴染みが深まっているからドンブリモノの大ファンになる外国人も凄い勢いで増えるはずだ、

 

だいたい、牛丼チェーンなどでは5ドルも出せばキチンとうまい牛丼やカルビ丼が出てくる。ヘタすればおしぼりや水も出てきて店員さんは丁寧、チップ不要、ぼったくりの不安なし、店内も綺麗である。そんな外食産業は欧米人から見たら奇跡以外のなにものでもないと思う。

 


 

おまけに万人受けする味だ。北海道から沖縄まで同じ味で出てくるのも極めて日本的システムの象徴だろう。

 

そういえば以前、トンカツ専門店で隣に座っていた欧米人が私がかっ込んでいたカツ丼を目をランランとさせながら眺めていたことがある。一般的な卵とじのカツ丼に生卵の卵黄だけ追いトッピングされており、それを私がぐしゃぐしゃ混ぜ合わせていた光景が衝撃だったようだ。

 



生卵を食べない欧米人からすれば、いまだにすき焼きの溶き卵ですら驚く人もいるらしいからカツ丼の卵黄トッピングがよほど新鮮に映ったのだろう。

 

たいていのモノがバレてしまった今、声を大にしてインバウンドの皆さんに言いたいのが「最初から極上の店に行ってくれるな」という点である。

 

先日、極上のトンカツを出す店に出かけたら他のお客さんは外国人ばかりだった。もちろん、いろんな店でトンカツを味わってきた人もいるかもしれないが、その店が初体験だったらその人にとってトンカツの標準がそのレベルになってしまう。

 

まずは安い街場のトンカツ弁当だとか安さをウリにするチェーン店あたりで胸焼けしそうなトンカツを食べてからにして欲しい。その前フリがあってこそホンモノのトンカツに感激してもらえる。そのほうが絶対に日本の素晴らしさを感じてもらえるはずだ。

 

トンカツに限らず、どんなジャンルにも言える話だが…。

 



その日、私のサイドオーダーの極上メンチカツを隣の席の外国人が珍しそうに覗き込んできた。さすがにこういうレベルのメンチカツはまだバレていなかったようだ。

 

「これはキミたちにはまだ早いよ、とりあえず普通のトンカツを食べておきなさい」。心の中でつぶやいた私だ。

 

マウントをとってしまったようでヘンテコな気分だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

0 件のコメント: