2026年10月2日金曜日

幸せの暴飲暴食

 

秋がやってきた。私は10月の生まれだからこの季節はもちろん好きだ。夏が終わった安堵感が良い。今年の夏は東京が思った以上に酷暑にならず助かった。西日本は相変わらず厳しい暑さが続いたそうだから何となくトクしちゃった気分である。

 



サンマに土瓶蒸しに生のイクラを並べて酒を飲めば、桜を愛でている時にも勝るとも劣らない季節感を堪能できる。四季のある国に生まれた幸せを痛感する。

 

とかなんとか風流人みたいな書きぶりだが、食欲の秋のせいか、暴飲暴食を反省することが増えた。最近とくに良くないのが飲んで帰宅した後にガッツリ何かを食べちゃう悪い習慣が復活したことである。

 

私の胃袋はまれにみる快楽志向のようで昔からそういう傾向はあった。若い頃はお寿司屋さんで飲み食いした後に必ずフィレオフィッシュを2つ食べるヘンテコな癖があったし、いまだに酔って帰宅した後にやたらとコメが欲しくなる。

 

飲み終わりにラーメンというパターンは一般的だが、私の場合は酔っているとドンブリ物が無性に食べたくなる。牛丼と牛皿という謎の組み合わせを注文して妙な優越感?に浸ったことも何度もある。

 



酔っていなければわりと普通の食生活なのだが、食欲の秋はやはり普通ではなくなる。とくにヒマな週末が危険である。気持ちも緩んでいるからウーバーをドシドシ頼んでしまう。

 

夕方に頼んだのにほんの2~3時間後に別なものをデリバリーすることもある。「夕飯と晩御飯は別モノ」。そんな屁理屈的な言い訳のせいで結局は太田胃散を何度も飲むハメになる。

 



とある日、還暦オヤジとは思えないドカ食いに励んでしまった。デリバリーでナポリタンとカルボナーラとオムライスを頼み全部食べちゃった挙句、3時間後には唐揚げ弁当を注文してそれもしっかり完食するという思春期の少年にも勝てそうな幸せな時間を過ごした。

 

最初のドカ食いの後、ナイター中継を見ながらうたたねしたのが原因である。いわゆる血糖値スパイクだ。あの眠気ほど抑えきれないものはない。強力鎮静剤を注射された時のようにストンと落ちる。

 

ほんの10分、20分程度のうたたねでも不思議と目が覚めると満腹中枢機能がリセットされてしまうのが私の謎の体質である。せめてザルそばぐらいならあり得そうだが、なぜ揚げ物にいっちゃうのか自分自身でも不思議で仕方がない。前世でよほど飢えたまま息絶えた人だったのだろうか…。

 

この日は同居する娘が旅行で不在だったのも原因の一つだ。誰かがいればブレーキがかかるものである。私にも羞恥心ぐらいはある。一気に3人前をドカ食いする姿を見られるのはちょっとイヤだ。ましてや追加で唐揚げ弁当をむさぼる姿を見られるのは凄くイヤだ。

 

恥ずべき行為だという自覚があるだけ私にも真人間に戻れる可能性はあるわけだが、こんなことを続けていられるのはある意味とても幸せなことだ。深刻な持病があれば暴飲暴食など出来ない。ならば出来る限りはドカ食いを肯定したい気持ちにもなる。

 



こういう商品を見つければ迷わず買ってしまうのも健康だからである。実際に食べたら「やりすぎ」と呼べるほどの肉の量には思えなかったのが残念だが、もしかしたら普通の人は十分満足する量だったのかもしれない。

 

相変わらずハンバーガーの類は一度に最低でも5個は食べてしまう。パンの大半を捨てちゃうという暴挙のせいもあるのだが、コスパとしては最低だ。これも複数の味を楽しみたいという私の意地汚さが背景にある。




中学生の頃ならパンを捨てなくても5個は余裕だったし、最高記録?はビッグマック2つを含む合計9個のハンバーガーを一度に食べた。もう45年以上前の話だ。チャレンジだとか誰かと競ったとかではない。とことんマックを食べさせてくれと親にねだって実現した。親に感謝してもしきれないほどだ。

 

あの頃の記憶が脳に刻まれているせいか、ハンバーガーを2つ3つ食べただけで終了するという当たり前のことが出来なくなってしまったのだろう。

 

最近のゴージャス系の高級バーガーなら2つぐらいで十分満足できるものも少なくないが、ファストフードのバーガーは総じて小さい。例外はバーガーキングのワッパーぐらいで大半のものはまんじゅうぐらいだ。ついつい5個ぐらい頼みたくなる。

 

ちなみに最近の私のお気に入りがバーガーキングのフィッシュバーガーである。幼少期にタルタルソースという麻薬を教えてくれたマックのフィレオフィッシュが私の中では魚系最高峰ではあるが、バーキンのフィッシュバーガーもかなりウマいと思う。


ワッパーシリーズに意識が向きがちだが“バーキンはフィッシュ”という隠れた?事実を声高に主張したいと思う。