大げさに言えば、退屈を楽しんだ時間だった。一人旅ならではの醍醐味だろう。好きなときに寝て、好きなときに食べて、時には自転車を借りてあてもなくプラプラした。ホテルから離れて地元の海水浴場でグダグダ本を読んだりした時間も、アウェー感に浸れて悪くなかった。
マグロのスパゲティーを頼んだときに謎にキュウリがいっぱい入っていたのが呆れるほどマズかったぐらいで、あとは満足できた。美味しかった食べ物を並べてみる。
次回はワルシャワについてあれこれと書きます。
東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
今日も過去ネタ二つです。あさってから通常の更新に戻ります。
夏の終わりについて
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昭和歌謡について
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遅めの夏休みで留守にしているので、過去ネタを二つ載せます。
旅の醍醐味についての話
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変態について真面目に考えてみた話
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子どもの頃、夏の高校野球が終わると何となく切ない気持ちになった。甲子園独特のサイレンの音や金属バットの音、ブラスバンドの音が、翌年の夏まで聞かれなくなることが淋しかった。
春のセンバツ大会でもあの音は聞こえるのに、不思議と甲子園の音は「夏の音」という印象がある。
甲子園だけでなく、いつの頃からか夏の音にはやけに敏感になった。四季それぞれを表す音色はあるが、やはり季節を感じさせる音が多いのは夏だ。
月を見ていると落ち着く。時々、やたらと月を見ていたい気分の時がある。
なんだかロマンチストみたいな書きぶりだが、別に誰かに恋しているわけではないし、とくに感傷に浸っているわけでもない。
月の光を見ていると安らぐ。せわしない気分が小休止するような感覚になる。