2025年9月12日金曜日

東京ドームシティ

 

杉並区の荻窪エリアで生まれ育って、その後、新宿区、豊島区、文京区と移り住み、今は中央区を拠点にしている。職場から自宅まで歩ける程度だからついつい決まったエリアでしか行動していない。モノグサぶりは年々エスカレートしている。

 

荻窪の実家に住んでいた頃、よくもまあ毎日のように渋谷あたりの繁華街をウロついていたものだと我ながら感心する。あれも若さの証だったのだろう。いま私が荻窪に住んでいたらせいぜい阿佐ヶ谷か西荻窪ぐらいまでしか行動範囲を広げないと思う。

 

で、何が書きたかったというと「住みたい街」についてだ。今の中央区はさすがに都心だから便利この上ないが、それ以外ならどこが魅力的だろうか考えてみた。

 

若い頃は歳を取ったら田舎に住んでみたいなどと考えたこともあった。でも現実には難しい。徒歩3分以内にコンビニがないと不便だから熊が出ちゃうような自然豊かな場所に暮らすことはできないと思う。都内でも住宅地ならコンビニが近くにないことが珍しくない。モノグサ男にとって「コンビニ基準」は重要な観点である。

 

先日、東京ドームシティで半日過ごす機会があった。感想は「ここなら楽しく住めるぞ」である。別にジャイアンツ戦を観たいわけではない。野球に関係なくやたらとコンパクトに何でも揃っていたから改めて楽しいエリアであることを実感した。

 

昔の東京人にとっては野球場と遊園地と場外馬券場のイメージだが、後楽園駅直結のモールにはそれこそ何でも揃っている。温泉まである。飲食店も無数にある。成城石井のすぐそばにお化け屋敷がある街など日本中探してもここぐらいだろう。

 

ファストフードも勢ぞろいしているしサーティワンアイスクリームもある。高級路線なら東京ドームホテルの中にそれっぽい店もある。

 



近隣に劇場もある。この日は「東京グランド花月」なる夏のイベントを観に行った。漫才がちっとも面白くなくて残念だったが、いにしえの後楽園を知る者として劇場まで活況を呈している現状に感心した。

 

ついでに球場併設の野球体育博物館にも久しぶりに足を運んだ。ここは野球好きにとっては飽きない場所だ。近所に住んでいたら頻繁に通うと思う。

 



 

後楽園ホールではボクシングやプロレスも見られるし、ボウリング場もあるし、各種の展示会もあれこれ開催されている。飲食、レジャーに関してはあらゆるものが揃っているから近隣に住んだら便利そうだ。

 

何となく若者がグループで遊びに行くようなイメージもあるが、考えてみればここで羅列したような施設やお店は一人暮らしの年寄りにとっても好都合なものばかりだ。

 

何といってもここに書いたようなものが徒歩10分以内ぐらいに集まっているのが良い。それこそ年寄り向きかもしれない。真面目に老後の拠点候補にしようかと思った。

 

後楽園駅、水道橋駅、春日駅と交通の便も良い。なんなら本郷三丁目あたりからもバスでサクっと行ける距離だ。そっち側だと私が好きな湯島エリアも近くなる。

 

文京区は大塚、茗荷谷エリアには住んだことがあるが、水道橋寄りの文京区はまた違った特徴がある。住んでみたらきっと楽しそうだ。とはいえ、今の中央区暮らしも気にいっているので水道橋に別荘用マンションでも借りてみようか。

 

などとバカげた発想になるところがモノグサ男ならではだ。今の住まいから水道橋は距離にしてたったの4.5キロだった。マメに遊び行けばいいだけの話である。

 

ちなみにこの日は叙々苑で夕飯を食べた。久しぶりの叙々苑は随分と値段が上がっているように感じた。これもまた物価高の影響か。

 



老後の住まいがどうちゃらこうちゃら言う前に老後資金をしっかり考えるほうが大事である。童話「アリとキリギリス」でいえば、100%キリギリスとしてこの数十年を過ごしてきてしまったからそっちの心配が先である。

 

サマージャンボで6億円当たるはずだったのにナゼか外れてしまった。困った困った。

 

 

 

 

 

 

 

 

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