カメラが趣味だと言うほど詳しくはないが、若者時代に始めた水中写真にはそれなりにこだわりがある。
30年ぐらい前まではニコン製の水中専用カメラ「ニコノス」が王道だったが、その後、陸上用のカメラを防水ハウジングと呼ばれるケースに格納するスタイルが一般化した。
いまでは一般的なマクロレンズを使った接写撮影も30年ぐらい前は夢みたいな世界で、ニコノスカメラの先端にヘンテコな棒をくっつけて近接撮影する不思議な撮影スタイルも珍しくなかった。あれでは動く魚が撮れるはずもない。かなり切ない世界だった。
私自身は30年近く前に水中専用のコンパクトカメラを使い始めた。少しづつコンバージョンレンズとか外付けストロボを揃えて撮ってはみたが、ロクな写真が撮れなかったので間もなく一眼に移行した。まだ昭和の頃の話である。
ニコンのF401とかF801を強化プラスティックの安い特注ハウジングに入れて撮り始めた。F4も使ってみたが、機能は使いこなせず、重いし、デカイしで苦労した。その後カメラの世界も日進月歩で、随分様相が変わってきた。
私自身は30年近く前に水中専用のコンパクトカメラを使い始めた。少しづつコンバージョンレンズとか外付けストロボを揃えて撮ってはみたが、ロクな写真が撮れなかったので間もなく一眼に移行した。まだ昭和の頃の話である。
ニコンのF401とかF801を強化プラスティックの安い特注ハウジングに入れて撮り始めた。F4も使ってみたが、機能は使いこなせず、重いし、デカイしで苦労した。その後カメラの世界も日進月歩で、随分様相が変わってきた。
若い頃にアーダコーダと買い増ししていたフィルムカメラと水中関連機材。投資した金額も高かった。合計すれば高級車が軽く変えるほどお金をかけていたのに、時代はいつの間にかデジタル全盛。泣く泣く愛着のある機材に完全に別れを告げたのは、ほんの3~4年前。それからようやくデジカメに移行した。
デジカメを使うようになってからも、電化製品の進化が激しいから、既にそれなりのクルマが買えそうなほどコストがかかっている。迷惑千万だが、格段に性能アップが実感できるから、ついつい新しい機材が欲しくなる。困ったものだ。
レンズをアレコレ変えて撮影できるのが一眼レフの魅力だ。私もまだキヤノン製の一眼レフをフィッシュアイズームレンズ用に限定して使っているが、このセットのデカさが最近少し億劫になってきた。
やはりミラーレス一眼の驚異的なコンパクトさを知ってしまうとそっちに全面移行したくなる。きっと来年あたりには普通の一眼レフとはオサラバしそうだ。
昨年購入したOLYMPUSのミラーレス一眼・E-PL3がなかなか快調なので今はこれが私のメインカメラというべき存在。
それ以前に購入したE-PL1に比べると遙かにすべてのレスポンスが向上している。予備機のE-PL1は改造してフィッシュアイレンズ専用機にしようか思案中。
E-PL3、E-PL1ともにハウジングはOLYMPUS純正。あのメーカーは何とも物好きで、さほど売れるはずもない水中ハウジングを適価で作りまくっている。実にエラいことである。
そんなOLYMPUSに敬意を表して、コンパクトカメラ、いわゆるコンデジを新たに買ってしまった。
5年ほど前に一度コンデジを買って水中撮影に使ってみたのだが、結局すぐに放っぽらかしてしまった。わずか1年ぐらいでヤフオクに出品して処分した。
描写力、シャッターのタイムラグともに一眼に比べれば劣悪なレスポンスだった。あれから5年、かなり進化していると聞いたので半信半疑で家電量販店でいじってみた。
実売価格5万円前後の高級コンデジの性能にはビックリする。せっせと一眼のレンズを揃えてヘコヘコ撮影していることが悲しいことにすら思える。
ただ、私の場合、あくまで水中での撮影にいかに適しているかが重要になる。必ずしもハイエンド機が良いとも限らない。
で、見つけてしまったのが、3万円前後で買える中級機OLYMPUSの「TG-1」がそれ。
広角側25mmから望遠側100mmで使いやすいうえに、なんとF値が2・0である。それよりも焦点距離が驚きである。
これはピントが合う最短距離のことだが、広角側が15センチ、100mm望遠側は10センチという素晴らしさだ。スーパーマクロモードなる機能を使えば最短撮影距離は1センチだとか。なんともなんともである。
通常撮影の場合、小さい魚の接近撮影では10センチまで近づけるわけだ。おまけに画質がさほど劣化しない4倍ズームもある。一眼カメラ用の5万、10万もするマクロレンズに匹敵する威力だ。
上の画像にあるように専用のハウジング(防水プロテクター)も比較的安価。接写に限って言えば内蔵ストロボだけでもそれなりに水中世界が表現できるようなのでビックリである。
ちなみに20年前にこのぐらいの実力のカメラとレンズを水中で使うためには、ハウジングと外部ストロボその他諸々合わせて、最低でも40万円ぐらい必要だったレベルだ。
それが今では5~6万である。凄い時代になったものだ。
欲張りな私は、これに追加して撮影画角160度を超えるフィッシュアイコンバーターレンズも発注してしまった。外付けのストロボを使うためのグリップベースだとか、あれこれ備品も揃えた。
結局、大散財じゃないか~~。。げ~~!
結果的にちっともお手軽ではなかった。金欠がいよいよ慢性化してきた。わが国の財政事情に似てきた気がする。
さてさて、今回の衝動買いの結果、私の中にある「コンデジはダメ」という思い込みが変化するのだろうか。楽しみではある。
重くてデカいハウジングの左右にタカアシガニみたいなアームと水中ストロボを装着して潜る姿をコッチョいいと思い込んでいた昭和の日々はもう遠い昔だ。いかにしてコンパクトにラクして撮影できるかが化石ダイバーとしての課題だ。
重くてデカいハウジングの左右にタカアシガニみたいなアームと水中ストロボを装着して潜る姿をコッチョいいと思い込んでいた昭和の日々はもう遠い昔だ。いかにしてコンパクトにラクして撮影できるかが化石ダイバーとしての課題だ。
進水式は3月にフィリピンのMOALBOALで行う予定だ。それまでは風呂の中に水中マスクとシュノーケルを持ち込んで機能を試そうと思う。
変な姿だ・・・。
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