こんなに長期間、このブログを更新しなかったのは初めてのことである。10連休に甘えてしまった。
連休は台湾に行ってきた。5日間の一人旅である。目的は特になし。なんとなく異空間、非日常に身を置きたかった感じだ。
台湾に行きたかったというより、飛行機が台北行きしか取れなかったという消去法みたいな事情で出かけた。でも結果は大正解だった。
出発前は何かとバタバタした日々だったので、“予習”をほとんどしないまま出かけた。
このウン十年の旅行歴の中で、今回ほど事前研究もせず行き当たりばったりで過ごしたことはなかった。悪く言えば台湾をナメてかかっていたわけだ。
で、行ってみたらビックリ。やたらと楽しかった。一気に大ファンになった。
香港やソウルを始めアジア諸国の各都市で過ごしたことは何度もあるが、30年ぶりに訪ねた台北は、想像以上に快適だった。
何よりも日本人に対する当たりがソフトである。台湾の親日ぶりは有名だが、実際に一人でウロウロ過ごしていると、他の国とは明確に違う。不快な思いは一度もしなかった。
街全体が綺麗だし、日本と同じコンビニはそこら中にあるし、夜遅くでも治安の悪さを感じない。
もちろん、たかだか5日間ぐらいで分かったようなことは書けないが、一応私は数十カ国の旅行経験があるから、それなりにアンテナは敏感だと自負している。
空港から中心地の近さも特筆すべきだろう。台北には桃園、松山という二つの空港があるが、松山空港は都会のど真ん中にある。
今回宿泊したホテルは松山空港からタクシーで15分程度。料金も800円ぐらいだった。世界的にも稀な便利な空港だろう。
羽田から松山空港を使えば国内旅行感覚で気軽に行ける。飛行機の便数も多い。便利この上ない。
タクシー代が安いのも魅力。ガイドブックで電車の乗り方を調べていたのだが、結局、どこに移動するのもタクシーばかり使った。
初乗り料金は日本円で260円ぐらい。台北市内の主要な場所なら400~500円でいける感覚だ。かなりの距離を移動したつもりでも1000円までいかない。
今回泊まったのはホテルセンス(現地表記では伸適商旅)。東京で例えるなら歌舞伎町の外れみたいな場所にあったのだが、ビジネスホテルに毛が生えた程度のホテルとはいえ、スタッフは全員日本語がペラペラ。サービスも良く文句なし。
このホテルを選んだのはベランダ付きの広めの部屋が押さえられたのが理由。飲食店もホテルも室内禁煙が徹底されているという情報だけは事前に知っていたので、快適に煙草を吸うために迷わずに決めた。
ベランダは広く、バスタブも大きかったし、ウォシュレットも完備されていた。ホテル周辺にコンビニ、スーパー、レストランなど何でもあったから、次の機会にもここを選ぶはずだ。
台北の観光名所といえば、故宮博物館や超高層タワービルの101などが有名だが、今回はただただ街歩きをしていたから、観光っぽい場所にはまったく行かなかった。
それでも、あてもなく散歩しているだけで、レトロな路地はあちらこちらにあるし、エリアごとに街のカラーに特徴があったから退屈せずに過ごせた。
日頃から私は昭和レトロな雰囲気を楽しむためにディープな都内の下町に散歩に行くのが好きだ。そういう意味では台北の昔ながらの街並は非常に魅力的だった。
最先端エリアや若者が集まるような地区の発達ぶりとは極端に違う古い街並みが至る所で目についた。新旧の落差が興味深く、連日ブラブラと歩き回った。
漢字がキチンと表示されている点も何かと便利だった。中国では漢字が判別不能に簡略化されていることも多いが、台湾では日本人に馴染みやすい漢字表記ばかりのように思えた。
実際にそうなのかはよく分からない。でも、個人的な印象では、地名や道路名などを目にするたびに読み方は分からないものの、見慣れた漢字だらけだから頭に入りやすかった。
散歩したり、街中の怪しいサウナに入ったり、ホテルで読書に励んだり、ただただホゲホゲ過ごしたわけだが、ウマいものにたくさんありつけたことは言うまでもない。
長くなったので、食べ物の話は次回。
上の画像は男性機能増強に役立つという龍眼肉とカラスミペーストだ。自分用のお土産である。
龍眼肉は、おどろおどろしい名前と見た目とは裏腹で単なるドライフルーツである。いつも怪しい薬物でぶっ飛んでいる悪友がわざわざ旅先にメールしてきて強く勧めるので買ってしまった。
ホントに効き目があるとは思えないが、思い込み効果に期待しようと思う。
カラスミペーストは試食したら妙に美味しかったので即決で買った一品。茹で上がったパスタに絡めるだけで手軽に美味しいカラスミスパゲティーが出来上がる。
なんだかオチがない話になってしまったが、今年中にあと2回ぐらいはふらっと台北に行きそうな気がする。
1 件のコメント:
おいおい誤認逮捕されちゃうよwwwww
龍眼肉で俺は恵方巻を手に入れましたwwwww
50代男性より
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